(X)HTML の基本となる考え方

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1. HTMLの基本形

「利用者」に分かりやすくするために、 1 つの HTML 文書(ファイル)は,次の 2 つの部分から構成される。

  1. HTML ファイルそのものに関する情報
  2. 読者に読んでもらう本文

2. HTMLの要素

1 番目の部分を HTML の head要素 といい、 2 番目の部分を body要素 とう。 この 2 つをあわせたもの、つまり HTML の本体を html要素 という。 このように,HTML では文書を構成するパーツを 要素 と呼び, 要素の組合せとしてページを構成して行く。

我々が勝手に「これは要素だ」と定めても, それを何らかの方法で明示しないことには,利用者には区別がつかない。 そこで,文中に「ここからここまでがこの要素である」という目印を付ける。 この目印のことを タグ と呼び, 目印を付けていくことを マークアップ という。 HTML とは Hypertext Markup Language の略であるが, ここで Markup とは,このようなタグ付けことを意味している。

3. タグ

タグは要素の名前をカッコ(<> ) で囲んだものである。 たとえば,head 要素を示すタグは <head> となる。

タグが 1 つでは、「ここからここまで」というマークアップができないので, 通常タグは 2 つをペアで用いる。 「ここから」を示すタグを開始タグ といい, 「ここまで」を示すタグを終了タグという。 終了タグは、開始タグと区別するために最初のカッコを </とする。 従って,head 要素をマークアップするタグは

(例)<head>ヘッド要素の内容</head>

となる。タグで囲まれた部分を要素の「内容」という。

タグを使って,ここまでに登場した要素をマークアップすると以下のようになる。

(例)


<html ...>
  <head>
    ヘッド要素の内容
  </head>
  <body>
    ボディ要素の内容
  </body>

</html>

これが HTML の骨格である。 html開始タグの...の部分には付加情報を記述する。

〔補足〕 ここで <head> などのタグの左に余白をとったり, タグの間に改行を入れたりしている。 これは「作者」の読みやすさのためである。 HTML では好きなだけ改行や空白(ただし半角)を入れてもよい。 ページがブラウザで表示されるときは、余分な改行や空白は取り除かれる。 逆に文書の構造上、改行がある方が分かりやすい要素には、 ブラウザが自動的に改行を加えてくれる。

強制的に改行するには <br /> とする。 XHTML では br 要素は対になるペア(終了タグ)がないため, br タグが単体で終了することを意味する /> で終わってなければならない。