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7 (5/26,6/9) 3章;変数

7.1 はじめに

7.1.1 グループ発表(10分)

なし

履修者が確定したので,G分けを確認.

来週からG発表開始:

毎週グループ単位で交代で,授業のはじめに,前回の学習内容のポイント(用語・概念・プログラミングのパターンの説明)を発表してもらいます.グループの誰が発表するかは当日指名するので,グループ構成員全員が良く理解しておくことが大切です.この発表もグループの成績として評価し,グループ構成員の成績に加味します.この発表をするためには,1週間の間にグループでよく打ち合わせをして,何を学んだのかをまとめておく必要があります.

発表の方法としては,パワーポイント,Webページ,黒板,資料配布などが考えられます.

7.1.2 前回の復習

・掛け算の記号(*,Z*)と割り算の記号(/,zV)

・フローチャートの書き方はもっと先でまとめてやります.

・練習問題2-2

・List3-1,3-2,3-3,3-4,3-5は入力済み.

7.1.3 今回の学習目標

・変数;データ(値)を記憶する箱のようなもの.変数を定義すると,メモリ上にデータを入れておく場所が確保される.どれだけの場所を確保するかは,変数の種類(型)によって異なる.だから,「変数の型」を勉強する必要がある.また,変数の名前と型は無関係.

・変数は,使用する前に,どのような種類(型)と名前の変数を使うのか宣言しなければならない.

・変数の操作;プログラム(main関数)の最初にまず定義.そしてプログラムの中で代入したり参照したりして使用.

・Cの変数には型がある;整数(int),浮動小数点数(float),文字(char),...

・代入(x = 4;)と参照(x)

・浮動小数点数の表示(出力変換指定子"%f"の使い方."%f8.2")

・キーボードからデータを入力する方法

・関数gets();標準入力(キーボード)から文字列を取得する関数

・Cの文字列は文字の配列

・関数atoi();文字列を数字に変換する関数

7.2 本題

7.2.1 出力変換指定子 "%f" の使い方

教科書List3-4の説明

-------+----------
[書式] |出力結果
-------+----------
       |1234567890 (桁数)
-------+----------
[%f]    12.340000  ; 精度はdefaultの6桁.
[%6f]   12.340000  ; 精度はdefaultの6桁.幅6桁では全部表示しきれないので幅9桁に拡張
[%6.0f]     12     ; 精度は0桁.
[%6.1f]   12.3     ; 精度は1桁.
[%0.1f] 12.3       ; 精度は1桁.幅0桁では全部表示しきれないので幅4桁に拡張
-------+----------
       |1234567890 (桁数)

7.2.2 キーボードからデータを入力する方法

教科書List3-5の説明(教科書と若干違います);

リスト 7.2.2.1 List3-5.c 改
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

#define MAXLINE 256

int main(void);

int main(void)
{
  char buffer[MAXLINE];
  int age;

  printf("あなたの名前を入力してください; ");
  gets(buffer);
  printf("%sさん、こんにちは。.\n", buffer);

  printf("年齢を入力してください; ");
  gets(buffer);
  age = atoi(buffer);
  printf("今 %d 歳とすると、10年後は %d 歳ですね。\n", age, age + 10);

  return 0;
}

#include <stdio.h>;/usr/include/ディレクトリにあるstdio.hという名前のファイルをここに読み込むという指示.stdio.hは,printf関数(の原型)を宣言しているファイル.

#define

int main(void);という宣言;コンパイラに,こういう使い方をする関数があるということを宣言している.詳細は8章

bufferという名の文字配列

関数gets(),atoi()

7.2.3 入力促進のプロンプトを表示してからユーザの入力を受け付けるパターン

リスト 7.2.3.1 入力プロンプトの使用例
  printf("あなたの名前を入力してください; ");
  gets(buffer);

5/26はここら辺まで終了.6/2は休講.

7.2.4 Emacsのシェルモードの使い方

端末エミュレータ(Kterm)では日本語入力ができませんが,XEmacsのshellモードなら日本語入力ができます.

「ツール」メニューから「シェル」を選択するか,あるいは直接"ESC-X shell"とコマンドを入力するとshellモードになります.

このshellモードでコンパイルしたり,コンパイル済みのコマンドを実行したりできます.

元のCのファイルに戻るには,「バッファ」メニューを開いて,該当するファイルの名前をクリックしてください.

XEmacsの使い方は,「(X)Emacs入門」でも解説しています.

7.2.5 クイズ,間違い探し

7.2.6 読解練習(List3-7)

教科書70ページの読解練習を入力する手間を省きたい人は,「九九練習プログラム」(kuku.c)をダウンロードしてください.ただし,自分で入力するのも良い練習になりますよ.

コメント文

乱数

代入演算子

7.3 おわりに

7.3.1 6月9日の課題

・ハイグレードは各自

・練習問題3-1

・読解練習のソースを読んでみる.

7.3.2 次回までに打ち込んで実行しておくプログラム

・List4-1,4-2,4-3

7.3.3 次回の学習目標

・「選択」のアルゴリズム;if文の使い方

7.3.4 コメントカード

授業中に聞けなかった質問と今日の授業の印象を書いてください.

7.4 家のPCでCの勉強をする方法

家のパソコンでCの勉強をしたいという学生さんが何人かいるので,参考情報を「Cygwin」にまとめました.