コンピュータはソフトウェアとハードウェアの組み合わせで動作し,ソフトウェアはプログラミング言語で書かれる.本科目では,ソフトウェアを開発するために必要な知識と技術を,C言語を使ったプログラミング実習を通じて学ぶ.後期のコンピュータ上級Bと合わせて,(1)プログラミングの要点を理解する,(2)論理的な思考能力を身につける,(3)与えられた問題を解くプログラムをC言語で書き表す能力を習得する,(4)プログラミングの楽しさを学ぶ,(5)情報技術社会におけるプログラミングの重要性を理解する,ことを目指す.
ほぼ教科書に沿って授業を進める.
「C言語プログラミングレッスン入門編」結城浩著、ソフトバンク。
書店に行けばC言語の文法書や解説書はたくさんあるが、以下の2冊は面白い本なので、今は難しくともいつかは読んでほしい。
以下の本は授業中も折に触れて参照するので、必ず持ってきてほしい。不幸にしてこの手引きを購入していない人は、購買センターで購入すること。
個人成績としては,期末試験と,提出課題を総合的に評価する.出席が重要なのは言うまでもない.
また,4-5名のグループを作って,グループ単位の作業もしてもらいます.個人の成績以外にグループの成績も加味して学期の成績を評価します.グループ点が悪いと損をするので,グループ単位の発表や課題提出にも力を入れて,グループの構成メンバー全員が必要な理解度に達するようにしてください.
Cは人工言語であるから,自然言語同様に,言語に触れる機会を増やして積極的に使ってみることが上達のポイントである.オープン端末室を活用して,課題作成や復習を十分行うこと.
一人ずつ端末を利用して実際にプログラムしながら学習するので,「コンピュータI」(旧名で言うと,現代文化学部の学生なら「コンピュータ初級」、文理学部の学生ならば「情報処理I」)を履修済みで初歩的な利用技術を習得していることが必要.「コンピュータ・サイエンスI,II」も履修していることが望ましい.実習を行うので,定員を超えた場合は履修者制限をする.また、中級Bに合格しないと同名の上級Bを履修できないので、前期に単位を落とさないようにすること。
1回でも休むとついてこれなくなってしまうので、欠席しないこと。やむを得ず休む場合は、友達に聞いたりWebの情報を参考にするなどして、次の演習までに休んだ分を補習しておくこと。グループで助け合ってお互いの理解度を高め,落ちこぼれそうな友人を救うこと.
わかりにくいところや疑問点がある場合は演習中に手を上げて質問し、その場で解決しておくこと。「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥じ」である。