WWW-localディレクトリの下に全部(compA1.htmlとhello.jpeg)ありますか?
HTMLファイルは~/WWW-local/compA1.html
.JPEGの絵も同じディレクトリ~/WWW-local/
に置く.JPEGの絵のファイル名とcompA1.htmlに書き込んだファイル名は一致させる.
私たちが色を知覚するのは,光を感じているからです.色の違いは,波長の違いによります.「色ってどうし て違って見えるの?」にわかりやすい説明があります.
人間が感じることができる光を可視光といいます.波長でいうと,約400nmから700nmの範囲です.この可視光を波長順に並べたものを「スペクトル」といいます.ようするに虹ですね.皆さんは虹の中に何色が見えますか?赤,黄,黄緑,緑,青緑,青,紫ですか?色は連続的に変化しているのに,人間の目にはいくつかの色に別れて見えるのは不思議です.
実は網膜には3種類の波長を感じる細胞があるのです.この3つの波長が光の3原色,つまり青,緑,赤,に対応します.
このRGBの色を指定する場合,16進数を使うことがよくあります.0から255の256段階に対応する16進数は00からFFなので,1色あたり16進数2桁を使って,3色あわせて16進数6桁ですべての色を表せます.たとえば,16進数の000000は黒,FF0000は赤,00FF00は緑,0000FFは青,FFFFFFは白になります.16進数の詳細は「計算機科学入門」の「2進数入門」を参照してください.
今使っているディスプレイをよーく見てください.RGB3つの細かい点(四角形)の集合がたくさん集まっているのがわかりますか?この3種類の光具合で各点の色が決まっています.
赤,緑,青の3種類の光を混ぜると白になります.でも赤,緑,青の3種類の絵の具を混ぜたら汚い黒っぽい色になってしまいます.これが加色混合と減色混合の違いです.
絵の具が赤く見えるのは,絵の具にあたっている光のうち,赤い光以外を吸収してしまい,赤い光だけが反射しているからです.ですから赤緑青の絵の具を混ぜると,すべての色の光を吸収してしまいます.
そこで絵の具のような減色混合の3原色として存在するのが,Cyan(青緑),Magenta(紫),Yellowです.これ以外にKeyカラーとして黒も含めて,CYMKと呼ばれます.カラーインクジェットプリンターのインクがこのCMYKの4色になっています.
RGBで表現可能な色でもCMYKでは表現できない,つまりどんなに高級なカラープリンターでも印刷できない色があります.
ちょっとGimpで遊んでみましょう.
白黒テレビは実に不思議です.自然界には色のないグレーの世界など存在しません.世界は色で満ち溢れているのに,どうやってグレイの濃淡だけで表現できるのでしょうか?
HSVを考えると,グレースケールの世界を理解できます.S(彩度)が0の場合,V(明度)によって黒から白まで変化します.このとき,H(色相)は関係しません.Gimpで実際に試してみてください.
グレースケールは,一般的には256階調で表現します.
なお,FAXなどはグレースケールではなくて白黒です.白黒画像の色は,白と黒の2色だけです.
WWWでは,WindowsやMacintoshやUnixなどの各種OS,Internet ExplorerやNetscape Navigatorなどの各種Webブラウザで画像を見ることになります.
実はWindowsとMacintoshでは,システムのカラーパレットにのっている256色が少し違います.両者に共通する色は216色だけです.この色のことをWebセーフカラーといいます.Gimpにもこのカラーパレットが用意されています.216色のリストは,「Webセーフカ ラー」あるいは「Webセーフカラー216 色」参照.
また,Webブラウザーで色の名前が定義されている色は140色(141色?)あります.そのリストは,「ブラウ ザで定義されている140色」参照.
もっと安全なのは,基本16色を使うことです.基本16色だけならば256色しか表示できない環境でも作者のねらいどおりの色になります.詳細は「Webカラー辞典」参照.
先週の宿題(comA1.html)ができていない人は,今週の水曜日までに完成させる.