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Apple Mailのメッセージ作成ウィンドウには、宛先、Cc, および件名という入力欄があります。 また、メインウィンドウには、From, Subject, Date, To, Ccなどの欄があります。 このような、メールの本文以外のデータを、メールのヘッダと呼びます。 インターネットでは、メールのヘッダに基づいて、メールのサービスが行なわれます。
メールのヘッダにはいろいろな欄があります。 次のものが重要です。
この他にも、Bcc(メールアドレス非通知宛先)やReply-To(返信先)などの欄が利用できます。
手紙には、本文の最後に署名(サイン)を行う慣習があります。 メールでも、本文の最後に、署名として名前やメールアドレスを書く場合が多いです。
Apple Mailでは、次のようにしますと、署名が登録できます。
これで、メッセージを作成するときは、自動的に本文に署名が挿入されます。
継続的にメールを利用するようになりますと、いずれはメールの整理が必要になります。 メールの整理の基本は、不要なメールを削除することです。
メールを削除するには、削除したいメールの項目をクリックし、ツールバーの「削除」をクリックします。
本当は、この操作ではメールは削除されず、「ゴミ箱」メールボックスに移動されるだけです。 「ゴミ箱」メールボックスでもう一度削除の操作をしますと、本当に削除されます。
受信したメールに対して返事を書くとき、返信の機能を利用しますと、相手のメールアドレスを入力する手間が省けます。
メールに返信するには、返信したいメールの項目をクリックし、ツールバーの「返信」をクリックします。 すると、メッセージ作成ウィンドウが開きます。
ここで、以下の点に注目してください。
返信の件名に「Re:」が追加されるのは、メールの慣習です。
本文の縦線は、元の本文の引用を表します。 引用をうまく利用しますと、質問と回答の対応が分かりやすくなります。 なお、引用を表す縦線は、他のソフトでは別の記号になるかもしれません。
受信したメールの内容を他の人に知らせるとき、転送の機能を利用しますと、本文をコピーする手間が省けます。
メールを転送するには、転送したいメールの項目をクリックし、ツールバーの「転送」をクリックします。 すると、メッセージ作成ウィンドウが開きます。
ここで、以下の点に注目してください。
返信の場合と同様に、本文の縦線は、元の本文の引用を表します。
本来、メールは、文字データを交換するためのサービスです。 その後、画像ファイル、ワープロファイルなどの色々なファイルの内容を、メールに追加できるようになりました。 ファイルの内容をメールに追加することを、ファイルの添付と言います。
今日は、ファイルの添付の演習として、次の画像ファイルを添付します。
ファイルを添付する前に、この画像ファイルをダウンロードします。 次のように操作してください。
このファイルを添付するには、次のようにします。
東京女子大学のメールサービスは、自宅のパソコンで設定を行えば、自宅からでも利用できます。 つまり、宛先が大学のメールアドレスであるメールが自宅で受信できますし、差出人が大学のメールアドレスであるメールが自宅から送信できるのです。
授業によっては、メールによるレポート提出は、差出人が大学のメールアドレスでないと受理されない場合があります。 そのようなときでも、この方法で、自宅からレポートが提出できるのです。
ここでは、Windows 2000を例にして、設定のデモを行います。 詳しい内容は、テキストを参照してください。
ここで、電子メールを利用する際に注意すべき点を列挙します。 注意事項は、システムに関すること、マナーに関すること、および防犯に関することです。
設定を変更したら自分あてにテストメールを送る。
インターネットの技術も進歩して、メールはほぼ確実に相手に届くようになりました。 ただし、設定を間違えますと、メールは誰にも届きません。 本当はメールが届いていないのに、一人で相手に知らせたつもりでいるのは、トラブルの原因になります。 設定を変更したら、まず、自分あてにテストメールを送るようにしてください。
システムから届いたメールはよく読む。
時々、PostmasterやMail Delivery Systemという名前でメールが届くことがあります。 これは、メールアドレスが間違っているなどの理由でメールが届けられなかったときに、システムが自動的に返送するものです。 大抵は英語で書かれていますので、読みにくいかもしれませんが、頑張って読んで、返送された原因を理解するようにしてください。
宛先とCcは適切に使い分ける。
宛先には本当に読んでほしい相手、Ccには参考までに読んでほしい相手を書きます。 つまり、メールを受け取る人は、宛先で送られたかCcで送られたかで、そのメールの重要度を判断します。 宛先に全員を書いてもメールは届きますが、すべてを重要とされるのは、受け取る人にとって迷惑です。
件名はメールの内容が一目で分かるものにする。
過去のメールを探すとき、メール一覧の件名が内容を知る手掛かりになります。 このとき、「こんにちは」や「お願い」といった件名では、いちいち内容を確認しなければならなくなります。
本文は1行が30字程度になるように改行する。
メールの表示は、ウィンドウの横幅に合わせて改行されますが、1行が50字もあると読みにくくなります。 日本語の文章は、30字程度で改行すると読みやすいと言われています。 メッセージを作成するときに、自分で30字程度で改行しておくとよいでしょう。
巨大なファイルを添付しない。
添付ファイルの大きさが大きければ大きいほど、メールの転送に時間がかかります。 1時間かけてメールを受信したのに、添付ファイルはいらないものだった、などという思いはさせないようにしてください。
秘密の内容はメールに書かない。
普通にメールを送信した場合、通信経路にあるコンピュータを使えば、そのメールの内容を簡単に傍受できます。 はがきで連絡を取ると、第三者に内容が知られる可能性があるのに似ています。 メールには、パスワード、暗証番号、クレジットカード番号などの秘密の内容は書かないでください。
「不幸の手紙」に類するメールは無視する。
「不幸の手紙」とは、「3日以内にこのメールと全く同じ内容を7人に送ること。 送らないと、不慮の事故に遭うだろう。」 といった内容のものです。 皆がこれを信じてメールを送ると、あっと言う間にメールが増加し、インターネットが大渋滞の状態になってしまいます。 不幸な内容に限らず、コピーを増やすように指示されたメールは無視してください。
身に覚えのない料金を請求するメールは無視する。
大抵は詐欺です。 内容は信用しないで、単に無視してください。
怪しいメールの添付ファイルは開かない。
コンピュータ・ウィルスが添付されているかもしれません。 興味をそそられるかもしれませんが、決して開かないでください。
怪しいメールのリンクには移動しない。
フィッシング詐欺の可能性があります。 つまり、クレジットカード会社などを装ったホームページに誘導し、クレジットカード番号を入力させるのです。 安易にリンクをクリックしないでください。
怪しいメールには返信しない。
広告のようなメールの最後に、「もう連絡の必要がなければ、ここに返信してください。」と書いてある場合があります。 実際に返信してしまうと、だまされやすい人と見なされ、次々と詐欺のメールが届きます。 とにかく無視してください。
次のテーマの中からいくつかを選び、400字程度の文章をメールで書いてください。
また、本文の最後には、演習用の画像ファイルを添付してください。
余力のある人は、テキストの9.2.9節「画像の描画」(188ページ)を参考にして、添付する画像ファイルをオリジナルなものにしてください。 ただし、保存先はWWW-localではなく「ピクチャ」です。
今日の演習3の答案をメールで提出してください。 メールの送信には学内のコンピュータ(メール・サーバ)を用い、送信先はkonishi@twcu.ac.jpとします。 メールの本文には、学生番号、氏名、科目名、授業日(4月27日)を明記してください。