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15 前回の続き,関数

15.1 7章の復習と読解練習

剰余演算子%

改ページ文字'\f'

15.2 反復その3;do-while文

do-while文はwhile文と似ている.違うのはループ条件の判定をループの入口でするか出口でするか.do-while文はwhile文やfor文とは異なり,条件がまったく成立しなくても1回は実行される.

リスト 15.2.1 do-while文のパターン
do {
  ループで繰り返す処理;
} while ( ループの条件 )
図 15.2.1 do-whileループのフローチャート

15.3 If文とWhile文の関係

If文は繰り返さないWhile文

15.4 7章の練習問題の解答例

「練習問題7-1」(Rensyuu7-1.c);For文とWhile文のフローチャートを比較すれば,どう書き換えればよいかわかるはず.

「練習問題7-2」(count.c);List7-4とList7-5が参考になる.

15.5 8章 関数

あるまとまった処理を行うときに,関数にすれば中身をブラックボックス化できる.また,再利用や保守などの点でも利用しやすくなる.関数を使う人は,関数の中がどうなっているのかを知る必要はなく,その関数が何をするのかを知っていさえすればよい.

Cのプログラムは,まずmain関数を呼び出すところから始まる.main関数の中でさらに他の関数が呼び出されて,色々な処理が行われる.printfもgetcharもすべて関数である.

関数の使い方;戻り値=関数(引数)(例;n = atoi("100");)

関数の中のreturn文は戻り値を与える

引く数を取らない関数や戻り値を返さない関数もある.

自分で関数を作ることもできる.

15.6 関数を作る

「List8-1」の3割引の処理部を関数にしたのが「List8-2」.(List8-2の別例;「List8-2a」「List8-2b」

関数calcは,float型の引数を取って,float型の戻り値を返す.戻り値は引数の7割の値.

  1. プログラムの最初に,そのプログラムで使う関数を型付きでプロトタイプ宣言.このプロトタイプ宣言はコンパイラーのために書いておく.ここで使う引数の名前は適当でよい.
  2. 関数の実体(具体的な処理内容)を定義.printfなどの関数の宣言と定義は,stidio.hという名前のファイルの中で行われている.
  3. 関数を呼び出して使う.

15.7 課題

8章のクイズ,間違い探し,練習問題8-1