1 シラバス
1.1 授業の目標・概要
本演習では,「使いやすい機器を作るためのデザイン」に関して,受講生の興味を生かしながら学習する.前期はこの演習の準備のための講義を行った後,指定テキストを題材にして発表と議論を行う.後期は,4,5人でグループを作り,各グループが選んだテーマについて文献を探して発表し,議論を深めていく.
1.2 授業のスケジュール
- 前期:英語文献を読む準備をした後,教科書を読んでいく.大量の英語情報の概要をつかむことができるようになって欲しい.
- 「使いやすい機器を作るためのデザイン」に関する背景
- パラグラフ・ライティングの知識を利用して英語を読む方法
- 調査方法と発表方法
- 指定テキストの内容の発表と,テキストと発表内容についての議論
- 後期:以下のテーマ,あるいはこれに関して受講生が興味を持つテーマに関してグループごとに調査と発表を行い,議論を深める.
- 使いにくいデザイン(コンピュータ)の例
- 使いやすいデザイン(コンピュータ)の例
- 使いやすい機器(コンピュータ)をデザインする際に重要な点
- ユーザ中心の開発手法
- 使いやすさの評価手法
- われわれができること
1.3 教材
1.3.1 教科書
Norman, D.A. (1990). The Design of Everyday Things. New York: Doubleday. (paperback版)
1.3.2 参考書
本演習関連の面白い本:
- 「誰のためのデザイン?」,D.A.ノーマン著,野島訳,新曜社
- 教科書の訳本です.
- 「パソコンを隠せ,アナログ発想でいこう!」,D.A.ノーマン著,安村他訳,新曜社
- 「誰のためのデザイン?」と合わせて読んで欲しい本です.
- 「ヒューメインインターフェース―人に優しいシステムへの新たな指針ー」,Jef Raskin著,村上雅章訳,ピアソン・エデュケーション.
- 「パソコンを隠せ,アナログ発想でいこう!」の3章にでてくるRaskinの本.少し難しい.
- 「コンピュータはむずかしすぎて使えない!」、アラン・クーパー著、山形浩生訳、翔泳社
- アラン・クーパーは、Visual Basicを開発した有名なプログラマーである。その彼が、「使いやすいソフトを作るためには、プログラマーがプログラミングに入る前に操作デザイナーがユーザのためのデザインをして、そのデザインにしたがってプログラミングすることが重要である」と主張している本.
- 「人はなぜコンピュータを人間として扱うか−「メディアの等式」の心理学−」,リーブス&ナス著,細馬訳,翔泳社
- これも面白い本です.
上記の本は,東京女子大学の図書館にも置いてあります.大きな本屋さんの書棚にも並んでいると思います.
1.4 成績評価の方法
毎回の授業への参加状況(出席,発表,議論参加態度)だけで評価する.
1.5 教室外の学習方法
普段から「使いやすい機器を作るためのデザイン」に関する問題意識を持って,発表の題材を集めること.また発表前に,お互いに相談したり議論したりしながら十分な準備をすること.
1.6 受講生への要望、履修のポイント、留意事項など
予備知識は特に必要としない。授業への積極的な参加を期待する.指定教科書は必ず購入すること.
わかりにくいところや疑問点がある場合は演習中に質問し、その場で解決しておくこと.「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥じ」である.
1.7 授業スケジュール
以下のスケジュールはあくまで予定であり、受講生の学習の度合いなどにより変更することがある。