スキャナの台数が限られているので、スキャナの原理を簡単に説明した後,(A)スキャナを利用する班と、(B)先週の課題の公開作業をする班に分かれて、交代で作業します。
スキャナとは,高機能なFAXのようなものです.スキャナで写真などをスキャンすれば,デジタルな静止画像として保存できます.デジタルデータにしてしまえば,色を変えたり,画像を変形したりなどの加工や圧縮をすることが簡単にできます.スキャンするときは,データとして取り込む範囲を指定したり,スキャンの精度を指定したり,色数を指定したりすることができます.
スキャンの精度としては,文字主体の画像の場合は,一般に300dpi(1インチあたり300ドットの点に変換)以上あれば,普通にプリントしても画面の荒さが気になることはないと思います.写真やきれいな絵などの場合は600dpi以上で保存すれば,いわゆる写真画質プリンターで印刷したときにきれいに出力されます.
ちなみにFAXは,小さい文字もはっきり見えるようなファインモードで200dpi程度です.高級なFAXならば400dpiの精度で送信することもできます.
プリンタの解像度は,一昔前までは300dpiあれば高精度プリンターと名乗っていましたが,最近の写真画質プリンターは360dpiは当たり前,1440dpi以上という高精度で印刷できます.(1440dpiということは,1インチ,つまり25.4mm,あたり1440点でサンプリングするということですから,点と点の間隔はたった18ミクロンしかありません.これは毛髪よりはるかに細く,杉花粉の直径の半分くらいの大きさです!)
MMLで配布される「スキャナの利用方法」のマニュアルを参考にして,MML管理人の渡辺君の指示に従って,実際にスキャナを使ってみます.
参考情報;「スキャナの利用方法」
スキャンしたデータを,MMLのMacintoshから情報処理教室の環境に転送します.方法はMMLで配布されるプリントまたは以下参照;「MMLから情報処理教室環境へのデータ転送方法」
作成したレポートを学内限定WWW公開用のディレクトリである~/WWW-local/
にコピーする.HTMLレポートの本体のファイル名はcompA2.html
とすること.このファイルが参照している画像ファイルも忘れずにコピーすること.コピーし終わったらNetscapeを開いて,http://www-local.twcu.ac.jp/~ユーザ名/compA2.html
で正しく表示されるか確認する.
~/compA/
)を開いておく.
~/WWW-local/
)を開いておく.
MMLから情報処理の環境に転送した静止画像を見る方法は色々あります.
「JPEGの圧縮率や絵の大きさがファイルサイズと画質に及ぼす影響」のレポートを木曜日までに公開する.
http://www-local.twcu.ac.jp/~ユーザ名/compA2.html
で正しく表示されるかどうかNetscapeで確認しておくこと.