Excelの代表的な機能の一つに、グラフの作成があげられます。 グラフの種類を選択するだけで、データからグラフが作成されます。 Excelには、棒グラフや折れ線グラフなど、様々なグラフが用意されています。 また、グラフの軸や目盛りなどについて、詳細な設定が可能です。
ここでは例として、迷惑メールの棒グラフを2つ作成します。
平日 | 迷惑メール |
---|---|
平日(1) | 27 |
平日(2) | 23 |
平日(3) | 21 |
平日(4) | 31 |
休日 | 迷惑メール |
---|---|
休日(1) | 29 |
休日(2) | 21 |
休日(3) | 24 |
休日(4) | 18 |
それでは、Excelを起動し、データを入力してください。 2種類のデータは、縦に並べても、横に並べてもよいです。 後で表をコピー・アンド・ペーストするので、表に罫線を付けてください。
グラフを作成するには、まず、データの範囲をドラッグします。 そして、リボンの「挿入」をクリックします。 すると、グラフの種類のアイコンが表示されるので、その中から「縦棒」→「集合縦棒」とクリックします。 すると、棒グラフが表示されます。
グラフの大きさを変えるには、グラフの余白をクリックして、グラフの枠に四角印が付いてから、四角印をドラッグします。 グラフを移動するには、グラフの枠をドラッグします。
グラフの要素についても、大きさを変えたり移動したりできます。 グラフの要素をクリックして、要素の枠に四角印と丸印がついてから、四角印か丸印をドラッグすると大きさが変えられます。 要素をドラッグすると移動できます。 グラフの要素を削除するには、クリックしてdeleteキーか、右クリックしてカットです。
ここでは、グラフタイトルをクリックし、移動してみてから、削除してください。
グラフに凡例を追加するには、リボンの「グラフのデザイン」をクリックし、「グラフ要素を追加」→「凡例」→「右」とクリックします。
なお、グラフを削除するには、deleteキーまたはカットで行います。
Word文書には、Excelの表やグラフが挿入できます。 Word文書に表を挿入するだけなら、Wordの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。
Excelの表をWord文書に挿入するには、次のようにします。
挿入された表は、Excelの表をWordの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、Wordの操作で行います。
なお、表の上にはキャプションを付けたほうがよいです。 表の上に「表1: 平日の迷惑メールの件数」や「表2: 休日の迷惑メールの件数」と書いてください。
ExcelのグラフをWord文書に挿入するには、次のようにします。
挿入されたグラフは、Wordでは図のように扱われます。 したがって、グラフの移動などは、Wordの操作で行います。
なお、図の下にはキャプションを付けたほうがよいです。 図の下に「図1: 平日の迷惑メールの件数」や「図2: 休日の迷惑メールの件数」と書いてください。
今までは、Excelでグラフを作成してから、Word文書に挿入してきました。 直接、Wordでグラフを作成することもできます。 この操作では、Excelが自動的に起動します。
まず、リボンの「挿入」をクリックします。 そして、「グラフ」→「縦棒」→「集合縦棒」とクリックすると、自動的にExcelが起動し、Excelにはサンプル・データが挿入され、Wordにはそのグラフが挿入されます。 後は、Excelのデータを変更します。
PowerPointプレゼンテーションには、Excelの表やグラフが挿入できます。 PowerPointプレゼンテーションに表を挿入するだけなら、PowerPointの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。
Excelの表をPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。
挿入された表は、Excelの表をPowerPointの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、PowerPointの操作で行います。 (必要に応じて、表と文字を大きくしてください。)
なお、表の上にはキャプションを付けたほうがよいです。 リボンの「ホーム」をクリックし、「テキストボックス」→「横書きテキストボックス」とクリックし、テキストボックスを挿入したい範囲をドラッグし、「表1: 平日の迷惑メールの件数」や「表2: 休日の迷惑メールの件数」と入力してください。
ExcelのグラフをPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。
挿入されたグラフは、PowerPointでは図のように扱われます。 したがって、グラフの移動などは、PowerPointの操作で行います。 (必要に応じて、グラフと文字を大きくしてください。)
なお、図の下にはキャプションを付けたほうがよいです。 テキストボックスで「図1: 平日の迷惑メールの件数」や「図2: 休日の迷惑メールの件数」と書いてください。
今までは、Excelでグラフを作成してから、PowerPointプレゼンテーションに挿入してきました。 直接、PowerPointでグラフを作成することもできます。 この操作では、Excelが自動的に起動します。
まず、「タイトルとコンテンツ」スライドを挿入し、グラフのアイコンをクリックし、「縦棒」→「集合縦棒」とクリックします。 すると、自動的にExcelが起動し、Excelにはサンプル・データが挿入され、PowerPointにはそのグラフが挿入されます。 後は、Excelのデータを変更します。
これまでに利用した、ワープロソフトWord, 表計算ソフトExcel, プレゼンテーションソフトPowerPointは、すべてMicrosoft Officeとよばれるソフトウェアの一部です。 自宅のパソコンでWord, Excel, PowerPointを利用するには、電気店などでMicrosoft Officeを購入してください。 Word, Excel, PowerPointを別々に購入する事もできます。
もし、何らかの事情で購入できない場合は、次のフリーソフトを入手(ダウンロード)します。
Word Viewer, Excel Viewer, PowerPoint Viewerは、Microsoftが開発したフリーソフトで、それぞれWordファイル、Excelファイル、PowerPointファイルが開けます。 ただし、ファイルの変更・保存はできません。
LibreOfficeとApache OpenOfficeは、有志が開発したフリーソフトで、ワープロ、表計算、プレゼンテーションが利用できます。 LibreOfficeとApache OpenOfficeは、Wordファイル、Excelファイル、PowerPointファイルを開けるし、変更・保存もできます。 LibreOfficeとApache OpenOfficeは兄弟の関係であり、大体同じなのですが、これらとMicrosoft Officeは、色々な点で多少異なります。
Microsoft Officeは、数年に一度、改訂版が発表されます。 2007 Microsoft Office System (以下、Office 2007) からは、ファイル形式が変更になりました。 Office 2007以降でそのまま保存したファイルは、それ以前のOffice(Office 2003やOffice 2004 for Macなど)では開けません。 以前のOfficeで開けるようにするには、保存するとき、ファイル形式を「97-2003/2004」に変更してください。
Office 2007以降のファイルとそれ以前のOfficeのファイルは、拡張子で見分けられます。
ソフト | 2007以降 | それ以前 |
---|---|---|
Word | .docx | .doc |
Excel | .xlsx | .xls |
PowerPoint | .pptx | .ppt |
もし、自宅のパソコンがWindowsで、Office 2000/XP/2003を使っている場合は、「Microsoft Office互換機能パック」というソフトを利用するとよいでしょう。 このソフトをダウンロードしてインストールすると、Office 2007以降のファイルが開けるようになります。
学内統一パスワードの有効期間は1年間です。 この授業でパスワードを変更した場合、来年の4月18日までとなります。 その日までにパスワードを変更すれば大丈夫ですが、春休みにパスワードのことを忘れそうな人は、来週までに新しいパスワードを考えておいてください。 次回パスワードを変更すると、来年の7月18日までパスワードが有効になります。