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情報処理技法(リテラシ)I 第9回

目次
索引

ファイルとフォルダ(3)

ファイルの拡張子

ファイルには名前(ファイル名)がつき、その多くはxxxxxxxx.yyyという形式で、このyyyの部分が拡張子と呼ばれることは、すでに説明しました。 ファイル名の拡張子は、ファイルの種類を示す目印なので、拡張子を正しく付けないと、ファイルが開けない場合があります。 重要な拡張子は次の通りです。

拡張子とファイルの種類
拡張子 ファイルの種類 説明
.txt プレーンテキスト 一般的なテキスト
.html
.htm
HTMLファイル Webページ
.doc
.docx
Wordファイル ワープロ
.xls
.xlsx
Excelファイル 表計算
.ppt
.pptx
PowerPointファイル プレゼンテーション
.pdf PDFファイル 文書
.gif GIFファイル 画像
.jpg
.jpeg
JPEGファイル 画像
.png PNGファイル 画像

フォルダとは

ファイルに関連して、 フォルダ folder )というデータの単位も存在します。 フォルダには、いくつかのファイルが登録できます。

ファイルを書類に例えると、フォルダは、書類をいくつか入れられる紙袋のようなものです。 この例え話に従って、フォルダの登録内容を「フォルダの中身」と言ったり、フォルダの登録内容を表示することを「フォルダを開く」と言ったり、ファイルをフォルダに登録することを「ファイルをフォルダに格納する」と言ったりします。

ファイル名は、ファイルを管理するための名前です。 したがって、一つのフォルダに、同じ名前のファイルを格納することはできません。 別々のフォルダなら、同じ名前のファイルを格納することができます。

ファイルと同様に、フォルダにも名前がつきます。 これを フォルダ名 folder name )と呼びます。 フォルダ名では、普通は拡張子は使われません。

ファイルシステム

実は、フォルダにはファイルだけでなく別のフォルダも格納できます。 したがって、フォルダを開くと別のフォルダがあり、そのフォルダを開くとまた別のフォルダがあり、…ということがあります。

ファイルとフォルダを全体的に見ると、まず、 ルートフォルダ root folder )と呼ばれる、大本になるフォルダがあります。 そして、ルートフォルダにはいくつかのファイルやフォルダが格納され、それらのフォルダにはまたいくつかのファイルやフォルダが格納され、…となっています。 この、ファイルとフォルダの階層構造を、 ファイルシステム filesystem )と呼びます。 ファイルシステムは、通常、木の形で表現されます。 下のものが上に格納されています。

ファイルシステム(1)
ファイルシステム(1)

例えば、電子メールの回では、添付ファイル用にWordを起動してテストファイルtest.docxを作成し、デスクトップに保存しました。 (もし消してしまった人は、もう一度作成してください。) Wordのアイコンは、Finderの「アプリケーション」をクリックすると表示されましたが、正確に言えば、Microsoft Wordは アプリケーションフォルダ application folder )の中にあります。 test.docxはデスクトップに保存しましたが、正確に言えば デスクトップフォルダ desktop folder )に格納したのです。 そのデスクトップフォルダは、 ホームフォルダ home folder )の中にあります。

絶対パスと相対パス

ファイルシステムの中にあるファイルやフォルダを特定するために、 絶対パス absolute path )というものが使われます。 これは、まずスラッシュ(/)を書き、ルートフォルダから目的のファイルやフォルダにたどり着くまでのファイル名やフォルダ名を、スラッシュで区切って書き並べたものです。

例えば、ファイルtest.docxの絶対パスは、

/Users/(ログイン名)/Desktop/test.docx

であり、書類(Documents)フォルダの絶対パスは、

/Users/(ログイン名)/Documents

です。

絶対パスはルートフォルダからたどりましたが、基準となるフォルダ(これを カレントフォルダ current folder )と言います)からたどったものが、 相対パス relative path )です。 相対パスでは、最初のスラッシュは書かず、カレントフォルダから目的のファイルやフォルダにたどり着くまでのファイル名やフォルダ名を、スラッシュで区切って書き並べます。 ファイルシステムをさかのぼらなくてはいけない場合は、一つ上をドットドット(..)で表します。

例えば、カレントフォルダがホームフォルダなら、ファイルtest.docxの相対パスは、

Desktop/test.docx

です。

ファイルシステム(2)
ファイルシステム(2)

カレントフォルダが書類(Documents)フォルダなら、ファイルシステムをさかのぼるので、test.docxの相対パスは、

../Desktop/test.docx

となります。

ファイルシステム(3)
ファイルシステム(3)

カレントフォルダがデスクトップフォルダなら、test.docxの相対パスは、ファイル名と同じ

test.docx

となります。

ファイルシステム(4)
ファイルシステム(4)

よく使われるアプリケーション

Macでアプリケーションを起動するには、次のように操作しました。

ここで、よく利用すると思われるアプリケーションを列挙します。

Adobe Reader
PDFファイルを表示するソフトです。 「プレビュー」でうまく表示できないときに使ってください。
Emacs
テキストエディタです。 ホームページ作成やプログラミングなどに使います。
「Epson Software」→「 EPSON Scan
イメージ・スキャナーを利用するときに使います。
Firefox
Webブラウザです。 Safariでうまく表示されないときに使ってください。
GIMP
イメージ処理ソフトです。 絵が描けるだけではなく、アニメーションなど高度な画像も作成できます。
Google Chrome
Webブラウザです。 Safariでうまく表示されないときに使ってください。
Jedit X Folder」→「Jedit X」
テキストエディタです。 ホームページ作成やプログラミングなどに使います。
「Microsoft Excel」
表計算ソフトです。 授業で説明します。
「Microsoft PowerPoint」
プレゼンテーション・ソフトです。 授業で説明します。
「Microsoft Word」
ワープロ・ソフトです。 授業で説明します。
「Safari」
Webブラウザです。 授業で説明します。
プレビュー Preview )」
画像ファイルやPDFファイルを表示するソフトです。 画像の切り取りや画像形式の変換もできます。
「ユーティリティ」→「 ターミナル Terminal )」
ターミナル・ソフトです。 コマンドを入力するときに使います。
計算機 Calculator )」
電卓ソフトです。

それぞれのアプリケーションについて詳しく知りたければ、それぞれのヘルプを参照してください。 アプリケーションを起動して、メニューバーの「ヘルプ」をクリックすると、そのヘルプが表示されます。

例えば、「計算機」を起動して、そのヘルプを見てください。

よく利用するアプリケーションは、Dockに登録しておけば、Finderを開く手間が省けます。 登録したいアプリケーションを起動し、Dockのアイコンを右クリックし、「オプション」→「Dockに追加」とクリックしてください。 Dockからアイコンを削除するには、Dockのアイコンを右クリックし、「オプション」→「Dockから削除」とクリックします。

よく使われるフォルダ

Macでは、以下のフォルダが重要です。 ただし、設定によっては、英語名だったりなかったりします。

「デスクトップ(Desktop)」
このフォルダの中身は、画面の背景として表示されます。
ホームフォルダ(ログイン名のフォルダ)
このフォルダには、ユーザはファイルやフォルダを自由に格納できます。
「アプリケーション(Applications)」
このフォルダには、様々なアプリケーションが格納されています。
「書類(Documents)」
このフォルダには、主に文書ファイルを格納します。 Dockにアイコンが登録されています。
「ムービー(Movies)」
このフォルダには、主に動画ファイルを格納します。
「ミュージック(Music)」
このフォルダには、主に音楽ファイルを格納します。
「ピクチャ(Pictures)」
このフォルダには、主に画像ファイルを格納します。
「ダウンロード(Downloads)」
このフォルダには、主にダウンロードしたファイルを格納します。 Dockにアイコンが登録されています。
「ゴミ箱」
これはDockにある特殊なフォルダで、ファイルやフォルダを削除するときに使います。
デスクトップ(ゴミ箱)
デスクトップ(ゴミ箱)

Macでは、ホームフォルダ(ログイン名のフォルダ)の中に、自由にファイルを保存できます。 ホームフォルダの中にある、デスクトップフォルダや書類(Documents)フォルダの中にも、自由にファイルを保存できます。 しかし、アプリケーション(Applications)フォルダの中には、自由にファイルを保存することはできません。

Finderの基本

以前説明した通り、Finderは最初から起動していて、終了させることはできません。 Finderのウィンドウを開くには、DockのFinderのアイコンをクリックします。 ウィンドウを増やすには、メニューバーで「ファイル」→「新規Finderウィンドウ」をクリックします。 また、DockのFinderのアイコンを右クリックして、「新規Finderウィンドウ」をクリックしても、ウィンドウを増やせます。

よく使われるフォルダは、Finderのサイドバーに登録されています。 (サイドバーに表示する項目は、メニューバーで「Finder」→「環境設定」→「サイドバー」とクリックすると、設定できます。) そこをクリックすると、そのフォルダが開きます。 なお、サイドバーにあるログイン名はホームフォルダです。

絶対パスや相対パスを見やすくするのが パスバー path bar )です。 これは、メニューバーで「表示」→「パスバーを表示」とクリックすると表示されます。

Finder(パスバー)
Finder(パスバー)

フォルダの中身の表示については、次の4種類の表示形式があります。 ツールバーのボタンをクリックすると、表示形式が切り替わります。 (メニューバーで「表示」→「表示オプションを表示」とクリックすると、表示形式を細かく設定できます。)

アイコン表示
フォルダの中身がアイコンで表示されます。 アイコンの位置は自由に変えられます。 一時的に名前順や変更日順などに並べ替えるには、メニューバーで「表示」→「並び順序」とクリックします。 継続的に並べ替えるには、メニューバーで「表示」→「整頓順序」とクリックします。
リスト表示
フォルダの中身が一行ずつ表示されます。 「名前」や「変更日」をクリックすると、名前順や変更日順などに並べ替えられます。
カラム表示
フォルダの階層構造が表示されます。 ファイルシステムは上下で表されますが、カラム表示では左右で表されます。
Cover Flow
画像またはアイコンが紙を重ねるように表示されます。 画像ファイルの一覧を表示するときに便利です。

例えば、ホームフォルダを開いて、4種類の表示形式で表示してください。

フォルダのアイコンをダブルクリックすると、そのフォルダが開きます。 戻るには、左三角ボタンをクリックします。

例えば、ホームフォルダの中のデスクトップフォルダを開いてください。

ファイルのアイコンをダブルクリックすると、適切なアプリケーションでそのファイルが開きます。 指定したアプリケーションで開くには、ファイルのアイコンをそのアプリケーションのアイコンにドラッグ・アンド・ドロップします。 また、ファイルのアイコンを右クリックして、「このアプリケーションで開く」をクリックすると、開くためのアプリケーションが一覧表示されます。

練習として、ダブルクリック、ドラッグ・アンド・ドロップ、右クリックの3種類の方法で、「test.docx」ファイルを開いてください。

Finderによるファイル管理

実は、Finderはファイル管理ソフトです。 Finderの主な機能は次の通りです。

フォルダを作成するには、作成先を開いた状態で、メニューバーで「ファイル」→「新規フォルダ」をクリックします。 または、作成先を右クリックして、「新規フォルダ」をクリックしてもよいです。 フォルダ名が「名称未設定フォルダ」のようになるので、必要に応じて変更します。

例えば、デスクトップフォルダの中に「test」フォルダを作成してください。

ファイルやフォルダを削除するには、ゴミ箱を利用します。 まず、削除したいファイルやフォルダのアイコンを、Dockのゴミ箱へドラッグ・アンド・ドロップします。 または、アイコンを右クリックして、「ゴミ箱に入れる」をクリックしてもよいです。 ある程度ゴミ箱へ移動したら、Dockのゴミ箱をクリックし、メニューバーで「Finder」→「ゴミ箱を空にする」をクリックします。 または、「ゴミ箱」ウィンドウの「空にする」ボタンをクリックしてもよいです。

ファイルやフォルダは、本当に削除すると、普通の操作では復元できません。 操作ミスによるファイルやフォルダの消滅を防ぐため、いったんゴミ箱へ移動するのです。 「ゴミ箱を空にする」前ならば、削除したファイルやフォルダは復元できます。 ゴミ箱を開いて、ファイルやフォルダを移動すればよいのです。

今までの授業で作成した不要なファイル(吾輩は猫である.docxやtest-1.docxなど)をゴミ箱に入れてください。 ただし、レポート課題のファイルは、成績が確定するまでは削除しないでください。

ファイル名やフォルダ名を変更するには、名前の部分をクリックします。 すると、名前が水色の枠で囲まれ、名称変更ができます。 returnキーを押して離すと、変更が確定します。 escキーを押して離すと、変更が取り消されます。

例えば、「test.docx」ファイルを「test1.docx」という名前に変更してください。

ファイルやフォルダを移動するには、そのアイコンを移動先へドラッグ・アンド・ドロップします。 また、ファイルやフォルダをコピーするには、optionキーを押しながら、そのアイコンをコピー先へドラッグ・アンド・ドロップします。 なお、ファイルやフォルダのアイコンを右クリックし、「複製」をクリックすると、「〜のコピー」という名前でファイルやフォルダがコピーされます。

例えば、「test1.docx」ファイルを「test」フォルダに移動してください。 そして、「test」フォルダを開き、「test1.docx」ファイルがあることを確認してください。 最後に、「test1.docx」ファイルを同じフォルダに複製し、「test2.docx」という名前にしてください。

ファイルの管理情報

ファイルやフォルダには、ファイル名やフォルダ名の他にも、色々な管理情報が付加されています。 重要な管理情報は次の通りです。

サイズ size
ファイルが何バイトで構成されているかを示します。
変更日 modified date
ファイルが最後に変更された日時を示します。
所有権 ownership
ファイルがどのユーザのものかを示します。
アクセス権 permission
ファイルの読み書きの許可/禁止を示します。

ファイルやフォルダの管理情報を確認するには、確認したいファイルやフォルダのアイコンを右クリックして、「情報を見る」をクリックします。 すると、管理情報をまとめたウィンドウが開きます。

例えば、「test1.docx」ファイルに対して「情報を見る」を行ってください。

パソコンにおけるデータは、究極的には0と1の並びです。 この0と1のことを ビット bit )と呼びます。 8桁のビットを バイト byte )と呼びます。 ファイルの実体は、バイトの並びです。 ファイルが何バイトで構成されているかが、ファイルサイズです。

ファイルやフォルダのサイズについては、"KB", "MB", "GB"という単位が使われます。 これらの意味は、以下の通りです。

ファイルやフォルダのサイズの単位
単位 読み方 意味
KB キロバイト 約千バイト
MB メガバイト 約百万バイト
GB ギガバイト 約十億バイト

ファイルやフォルダに所有権やアクセス権があるということは、例えば「このファイルは、自分は読み書きできるが、他人は読み書きできない」という設定ができるということです。 「情報を見る」で開いたウィンドウで、「共有とアクセス権」をクリックすると、どのユーザにどのアクセス権が設定されているのかが表示されます。 ここで、自分以外のアクセス権を「アクセス不可」にすると、他のユーザはそのファイルを読み書きできなくなります。 ただし、むやみにアクセス不可にすると、Macが動かなくなるかもしれません。 アクセス権を変更するのは、自分が作成したファイルやフォルダだけにしてください。 なお、現在の東京女子大学のMacでは、システムの問題で、アクセス権の変更はできません。

記録メディアの使い方

パソコンのファイルは、CD-RやUSBメモリなどに保存できます。 保存したファイルは、他のパソコンで読み取れます。 また、デジタルカメラでは、SDカードなどに画像を保存して、パソコンでそのファイルを読み取ります。 ここでは、CD-RやUSBメモリ、SDカードなどを、記録メディアと呼ぶことにします。

東京女子大学のMacでは、次の記録メディアが利用可能です。

どの記録メディアも、Macに挿入すると、デスクトップにアイコンが現れます。 そのアイコンをダブルクリックすると、Finderのウィンドウが開いて、記録メディアの中身が確認できます。 後は、パソコンのファイルと同じように、ファイルを開いたりコピーしたりできます。

記録メディアは、いきなり取り外すと、ファイルを壊す恐れがあります。 記録メディアを取り外すときは、まず、アイコンをゴミ箱へドラッグ・アンド・ドロップします。 または、アイコンを右クリックして、「〜を取り出す」をクリックしてもよいです。 アイコンが消えたら、少し待ってから取り外してください。

なお、CD-RやCD-RWなどでは、ディスクの作成やディスクの消去といった操作が必要になります。 現時点で最も使いやすい記録メディアは、USBメモリです。 記録メディアについての詳細は、情報処理センターのページの「よくある質問(Q&A)」を参照してください。

大学のMacと自宅のパソコンを使うには

自宅にパソコンがある人は、大学のMacと自宅のパソコンの両方を利用したいでしょう。 このとき、大学と自宅の間でファイルをやり取りする方法について説明します。

例えば、大学のMacでレポートを書き始め、自宅のパソコンで続きを書く場合は、

  1. 大学のMacで、レポートのファイルを添付して、自分宛にメールを送る。
  2. 自宅のパソコンでメールを開き、添付されたファイルをダウンロードする。

という方法と、

  1. 大学のMacで、USBメモリなどにレポートのファイルを保存する。
  2. 自宅のパソコンで、USBメモリのファイルを開く。

という方法があります。

逆に、自宅のパソコンでレポートを書き始め、大学のMacで続きを書く場合は、

  1. 自宅のパソコンで、レポートのファイルを添付して、自分宛にメールを送る。
  2. 大学のMacでメールを開き、添付されたファイルをダウンロードする。

という方法と、

  1. 自宅のパソコンで、USBメモリなどにレポートのファイルを保存する。
  2. 大学のMacで、USBメモリのファイルを開く。

という方法があります。

ファイルに関する注意事項

ここで、ファイルを取り扱う際に注意すべき点を列挙します。 前半は、一般的な注意点です。 後半は、大学のMacと自宅のパソコンの両方を利用する人向けです。

1. ファイル名は分かりやすいものにする。

パソコンをしばらく利用していると、ファイルはどんどん増えていきます。 このとき、「レポート1.doc」、「レポート2.doc」…のようなファイル名を付けたのでは、後で目的のレポートを探すとき、全てのファイルを開くことにもなりかねません。 ファイルには、後で内容が思い出せるようなファイル名を付けてください。

2. 重要なファイルはバックアップを取る。

東京女子大学のMacは専門家が管理しているので、地震や火災でもない限り、ファイルが消滅することはありません。 それに対し、自宅のパソコンの場合は、パソコンが故障したらファイルが読めなくなるでしょう。 また、USBメモリなどにファイルを保存しても、USBメモリを紛失するかもしれません。

卒業論文などの重要なファイルについては、必ずバックアップ(コピー)を取るようにしてください。 例えば、卒業論文を自宅のパソコンに保存し、定期的にUSBメモリにコピーする方法が考えられます。 逆に、卒業論文をUSBメモリに保存し、定期的に自宅のパソコンにコピーしてもよいでしょう。

3. メールにファイルを添付するとき、ファイル名は半角英数にする。

「ファイル名は分かりやすいものにする」という注意点とは矛盾しますが、メールにファイルを添付するとき、ファイル名を半角英数に変更した方がよいでしょう。 理由は、Webメールの場合、日本語のファイル名は文字化けすることが多いからです。

4. ファイル名の拡張子は省略しない。

Macでは、ファイル名の拡張子を省略しても、そのファイルはダブルクリックで開けます。 それに対し、Windowsでは、ファイル名の拡張子を省略すると、そのファイルはダブルクリックでは開けません。 MacのファイルをWindowsで利用する場合、必ずファイル名に拡張子を付けるようにしてください。

5. "._"から始まるファイル名のファイルは無視する。

例えば、Macのファイル「卒業論文.doc」をWindowsで利用するとき、「卒業論文.doc」の他に「._卒業論文.doc」というファイルが見えるかもしれません。 このような、"._"から始まるファイル名のファイルは、Mac専用のファイルで、Windowsでは無意味です。 Windowsで無理に開こうとはせず、単に無視してください。

6. Macでファイルのアイコンをダブルクリックして、期待したアプリケーションで開かなければ、「情報を見る」で設定をする。

例えば、Windowsのファイル「卒業論文.doc」をMacで利用するとき、ダブルクリックしても、Microsoft Wordでなく他のアプリケーションで開くかもしれません。 そのようなときは、ファイルのアイコンを右クリックして「情報を見る」をクリックし、「このアプリケーションで開く」項目で開くアプリケーションを設定してください。


参考文献


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2017年6月7日更新
小西 善二郎 <konishi@cis.twcu.ac.jp>
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