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情報処理技法(リテラシ)I 第2回

目次
索引

パスワード(2)

東京女子大学のパスワード管理

パソコンでは、ログイン名とパスワードの組み合わせで認証が行われるということは、前回説明しました。 東京女子大学では、複数の認証システムが稼働していて、別々にパスワードが管理されています。 この授業に関係するパスワードは、以下の2つです。

ログイン・パスワード
Macにログインするときに使用。
Campus Squareパスワード
履修登録や奨学金の手続きをするときに使用。

この2つのパスワードは別々に管理されているので、例えば、ログイン・パスワードを変更しても、Campus Squareパスワードは変更されません。 もし、「大学で使うパスワードは統一する」という方針なら、2つのパスワードを同時に変更するようにしてください。

ログイン・パスワードの変更

ログイン・パスワードを変更するには、次のように操作します。

  1. 「情報処理センター」と書かれたウィンドウをアクティブにする。 もしそのようなウィンドウがなければ、DockのSafariのアイコンを右クリックし、「新規ウィンドウ」をクリックする。
  2. 右側にある「パスワード変更(学内のみ)」をクリックする。
  3. 中央にある「学生用変更ページ」をクリックする。
  4. もし、メニューバーの右側が「あ」なら、「あ」→「A」とクリックする。
  5. 「ユーザー名」欄にログイン名、「現在のパスワード」欄に変更前のパスワード、「新しいパスワード」欄と「新しいパスワード(再入力)」欄に変更後のパスワードを入力し、「パスワード変更」ボタンをクリックする。
  6. 「変更完了」というメッセージを確認する。

Campus Squareパスワードの変更

Campus Squareパスワードを変更するには、次のように操作します。

  1. 「情報処理センター」と書かれたウィンドウをアクティブにする。 もしそのようなウィンドウがなければ、DockのSafariのアイコンを右クリックし、「新規ウィンドウ」をクリックする。
  2. 上側の「links」をクリックし、「東京女子大学 トップページ」をクリックする。
  3. 東京女子大学のトップページが表示されるので、上側の「在学生の方」をクリックし、左側の「Campus Square」をクリックする。
  4. もし、メニューバーの右側が「あ」なら、「あ」→「A」とクリックする。
  5. 「ユーザ名」欄に学生番号(アルファベットは大文字)を入力し、「パスワード」欄に変更前のパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックする。
  6. 右上の「Password」ボタンをクリックする。
  7. 「現在のパスワード」欄に変更前のパスワード、「新規パスワード」欄と「確認用にもう一度」欄に変更後のパスワードを入力し、「設定」ボタンをクリックする。
  8. 「パスワードを変更しました。」というメッセージを確認したら、右上にある「Logout」ボタンをクリックする。

ファイルとフォルダ(1)

アプリケーションの起動

東京女子大学のMacには、あらかじめ色々なソフトが用意されています。 それらを利用するには、ファイル管理ソフト「 Finder 」の使い方を覚える必要があります。

FinderはMacにとって特別な存在で、最初から起動していて、終了させることはできません。 Finderのウィンドウを開くには、DockのFinderのアイコンをクリックします。

Finderの左側の部分を サイドバー side bar ) と呼びます。 サイドバーの「アプリケーション」をクリックすると、右側にアプリケーションのアイコンがいくつか表示されます。 必要に応じてスクロールし、アイコンをダブルクリックすると、そのアプリケーションが起動します。

アイコンによっては、ダブルクリックしてもアプリケーションは起動せず、別のアイコンがいくつか表示されます。 アプリケーションが起動しないアイコンは、アプリケーションではなくフォルダを表しています。 フォルダについては後で説明しますが、とりあえず、いくつかのアプリケーションをまとめた紙袋のようなものだと考えてください。 フォルダのアイコンをダブルクリックすると、そこに入っているアプリケーションが一覧表示されます。 このことを、フォルダを開くと言います。

開いたフォルダを元に戻すには、左向きの三角ボタンをクリックします。 最初からやり直すには、サイドバーの「アプリケーション」をクリックします。


タイピング練習

東京女子大学のMacには、タイピング練習ソフト「 タイピスト 」がインストールされています。 パソコンを使いこなすには、ある程度の速さでタイピングができなくてはいけません。 タイピングに自信のない人は、このソフトで練習するとよいでしょう。

Typistを起動するには、Finderのウィンドウを開き、「アプリケーション」をクリックし、「タイピスト」をダブルクリックします。


ワープロ(1)

ワープロ・ソフトWord

ワープロ・ソフトとは、一言で言えば、レポートなどの文書を作成するソフトです。 授業では、Microsoft社の「Word」というワープロ・ソフトを取り上げます。 今回は、Wordを使って、日本語入力やクリップボードについて説明します。 Wordの詳しい使い方については、表計算ソフトExcelやプレゼンテーション・ソフトPowerPointと一緒に説明します。

Wordの起動

それでは、Wordを起動します。 Finderのウィンドウを開き、「アプリケーション」をクリックし、「Microsoft Office 2011」→「Microsoft Word」とダブルクリックしてください。

Wordを起動すると、「文書1」ウィンドウが開きます。 このウィンドウは、新規にワープロ文書を作成するときに使います。

Wordのウィンドウの上側にはボタンが並んでいます。 この部分をツールバーと呼びます。

Wordの終了

Wordを使い終わったら、Wordを終了します。 次のように操作してください。

  1. Wordのウィンドウをアクティブにする。
  2. メニューバーを「Word」→「Wordを終了」とクリックする。

日本語の入力

入力モード

前回の授業では、アルファベットの入力方法を説明しました。 漢字などの日本語を入力するには、入力モードを切り替えてからキー入力します。 ここで、 入力モード input mode ) とは、Aキーを「a」と解釈するか、「あ」と解釈するかという、キー入力の解釈の種類です。 入力モードには、次のようなものがあります。

入力モードを切り替えるには、メニューバーの右の入力メニュー・アイコンをクリックします。 また、英数キーやかなキーでも切り替えられます。

ローマ字入力

入力モードをひらがなに切り替えると、ひらがなが入力できます。 ただし、キーに書かれているひらがなではなく、ローマ字をキー入力します。 これを、 ローマ字入力 Romaji input ) と呼びます。 ひらがなとローマ字の対応は、以下の通りです。

ひらがなとローマ字の対応
あ = A い = I う = U え = E お = O


か = KA き = KI く = KU け = KE こ = KO きゃ = KYA きゅ = KYU きょ = KYO
さ = SA し = SI, SHI す = SU せ = SE そ = SO しゃ = SYA, SHA しゅ = SYU, SHU しょ = SYO, SHO
た = TA ち = TI, CHI つ = TU, TSU て = TE と = TO ちゃ = TYA, CHA ちゅ = TYU, CHU ちょ = TYO, CHO
な = NA に = NI ぬ = NU ね = NE の = NO にゃ = NYA にゅ = NYU にょ = NYO
は = HA ひ = HI ふ = HU, FU へ = HE ほ = HO ひゃ = HYA ひゅ = HYU ひょ = HYO
ま = MA み = MI む = MU め = ME も = MO みゃ = MYA みゅ = MYU みょ = MYO
や = YA
ゆ = YU
よ = YO


ら = RA り = RI る = RU れ = RE ろ = RO りゃ = RYA りゅ = RYU りょ = RYO
わ = WA


を = WO


ん = NN






が = GA ぎ = GI ぐ = GU げ = GE ご = GO ぎゃ = GYA ぎゅ = GYU ぎょ = GYO
ざ = ZA じ = ZI, JI ず = ZU ぜ = ZE ぞ = ZO じゃ = ZYA, JA じゅ = ZYU, JU じょ = ZYO, JO
だ = DA ぢ = DI づ = DU で = DE ど = DO ぢゃ = DYA ぢゅ = DYU ぢょ = DYO
ば = BA び = BI ぶ = BU べ = BE ぼ = BO びゃ = BYA びゅ = BYU びょ = BYO
ぱ = PA ぴ = PI ぷ = PU ぺ = PE ぽ = PO ぴゃ = PYA ぴゅ = PYU ぴょ = PYO
ぁ = XA ぃ = XI ぅ = XU ぇ = XE ぉ = XO




っ = XTU, XTSU




ゃ = XYA
ゅ = XYU
ょ = XYO


ー = - 、 = , 。 = . 「 = [ 」 = ]


通常、「っ」は、直後の子音字を重ねることで入力します。 例えば、「にっぽん」は「NIPPONN」です。

なお、ひらがなには下線が引かれますが、これはreturnキーを押して離しますと消えます。

カタカナを入力するには、入力モードをカタカナに切り替えてから、ローマ字入力を行います。 shiftキーを押しながらかなキーでも、カタカナの入力モードになります。

漢字変換

漢字を入力するには、 かな漢字変換方式 Kana-Kanji translation method ) を用います。

まず、入力モードをひらがなに切り替えます。 そして、漢字の読みをローマ字入力し、スペースキーを押して離します。 すると、入力されたひらがなが適当に文節に区切られ、候補となる漢字が表示されます。 漢字が正しければ、returnキーを押して離します。 漢字が間違っていれば、矢印キーで文節を選び、スペースキーで次の候補を選びます。

文節の区切りが間違っている場合は、区切り方を変更します。 shiftキーを押しながら左矢印キーを押して離すと、文節が縮みます。 shiftキーを押しながら右矢印キーを押して離すと、文節が伸びます。

文字ビューア

特殊な文字を入力するには、 文字ビューア character viewer ) を利用します。 入力メニュー・アイコン→「文字ビューアを表示」とクリックしてください。 もし、「文字ビューアを表示」がないようなら、設定を変更します。 入力メニュー・アイコン→「"言語とテキスト"環境設定を開く」とクリックしてください。


クリップボード

クリップボードとは

クリップボード clipboard ) とは、操作中のデータを一時的に格納できる記憶領域です。 クリップボードは、文章を推敲するときに役立ちます。

クリップボードの使い方

クリップボードを利用するには、まず、操作対象のウィンドウをアクティブにします。 そして、クリックやドラッグで位置や範囲を選択します。 最後に、右クリックするかメニューバーの「編集」をクリックし、「カット」、「コピー」、「ペースト」のいずれかを選びます。 それぞれの機能は次の通りです。

カット cut
ウィンドウの選択範囲をクリップボードに移動します。 選択範囲は削除されます。 広い範囲を削除するときにも使えます。
コピー copy
ウィンドウの選択範囲をクリップボードにコピーします。 選択範囲は削除されません。
ペースト paste
クリップボードの内容をウィンドウの選択位置にコピーします。 ペーストしても、クリップボードの内容は消えません。

ファイルとフォルダ(2)

ファイルとは

ファイル file ) とは、パソコンにおけるデータの単位の一つです。 ファイルは、パソコンに保存したり、ソフトで開いたり、インターネットからダウンロードしたりできます。

ファイルには名前がつきます。 これを ファイル名 file name ) と呼びます。 ファイル名は、xxxxxxxx.yyyという形式がよく使われます。 このyyyの部分を 拡張子 extension ) と呼びます。 拡張子はファイルの種類の目印になります。

ファイルとアイコン

パソコンの画面では、ファイルはアイコンで表されます。 Macの場合、ファイル管理ソフト「Finder」およびデスクトップで、ファイルがアイコンで表示されます。 ファイルのアイコンをマウスで操作することで、ファイルの管理が行えます。

ファイルを開く

ファイルを開く最も簡単な方法は、ファイルのアイコンをダブルクリックすることです。 すると、適切なソフトでそのファイルが開きます。 ダブルクリックでうまく開かない場合は、次のいずれかの方法を試してください。


ワープロ(2)

改行と段落

一般的に、ワープロ・ソフトでは、用紙の幅に合わせて自動的に改行されます。 returnキー return key ) でも改行できますが、ワープロ・ソフトでは、returnキーは段落の終わりを意味します。 一行一行をreturnキーで改行するのは、正しくありません。

文書の保存

作成したワープロ文書は、パソコンに保存できます。 次のように操作してください。

  1. 保存する文書のウィンドウをアクティブにする。
  2. ツールバーの「保存」ボタンをクリックするか、メニューバーを「ファイル」→「名前を付けて保存」とクリックする。
  3. 保存用のウィンドウが開くので、「名前」欄の右の三角ボタンを数回クリックして拡大表示にする。
  4. 下の「拡張子を隠す」チェックボックスをオフにする。
  5. 「フォーマット」欄を「Word 97-2004 文書(.doc)」にする。
  6. 「名前」の下の保存場所(例えば「デスクトップ」)をクリックする。
  7. 「名前」欄に適当な名前(最後の".doc"は消さない)を入力する。
  8. 「保存」ボタンをクリックする。

「フォーマット」欄を「Word 97-2004 文書(.doc)」にしたのは、古いWordでも最新のWordでも開けるようにするためです。 「Word文書(.docx)」にすると、最新のWordでしか開けなくなります。

保存したワープロ文書は、後で開いて編集することもできます。 ファイルのアイコンをダブルクリックしてもよいですが、次のように操作すると、確実にWordで開けます。

  1. Wordが起動していなければ起動し、ウィンドウをアクティブにする。
  2. ツールバーの「開く」ボタンをクリックするか、メニューバーを「ファイル」→「開く」とクリックする。
  3. 「開く」ウィンドウが開くので、保存場所(例えば「デスクトップ」)をクリックし、ファイル名をクリックする。
  4. 「開く」ボタンをクリックする。

編集したワープロ文書は、再び保存できます。 ウィンドウをアクティブにしてから、ツールバーの「保存」ボタンをクリックするか、メニューバーを「ファイル」→「保存」とクリックしてください。

文書の印刷

ワープロ文書が完成したら、必要に応じて印刷します。 ツールバーの「印刷」ボタンをクリックすると即座に印刷するので、念のため次のように操作してください。

  1. 印刷する文書のウィンドウをアクティブにする。
  2. メニューバーを「ファイル」→「プリント」とクリックする。
  3. 「プリント」ウィンドウが開くので、「プリント」ボタンをクリックする。

参考文献


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2013年4月24日更新
小西 善二郎 <konishi@cis.twcu.ac.jp>
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