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コンピュータI(コンピュータリテラシ)第5回

目次
5.1 WWW(2)
5.1.1 ポータルサイト
5.1.2 百科事典サイト
5.1.3 検索エンジン
5.1.4 基本的な検索
5.1.5 高度な検索
5.1.6 図書館文献検索
5.2 演習5
5.3 レポート課題
5.4 参考文献
索引
Google   MSN Japan   OPAC   Yahoo! JAPAN   ウィキペディア   検索エンジン   ポータルサイト  

5.1 WWW(2)

5.1.1 ポータルサイト

現在のWWWでは、検索エンジンの完成度が高いので、WWWを利用するとき、まず検索をするという人が多いでしょう。 検索エンジンの出来がよくなかったころ、WWWを利用するとき、まずポータルサイトを開くという人が多かったです。 ここで、 ポータルサイトportal site )とは、代表的な情報サービス会社によって運営されているWebサイトで、多くの人が利用しそうな情報サービスが提供されているものです。 なお、「ポータル」とは「入り口」という意味です。 ポータルサイトは、現在においても利用価値があります。

代表的なポータルサイトとして、以下のURLを紹介します。 必要に応じて、ブックマークに登録してください。

それでは、Yahoo! JAPANのホームページを見てみましょう。 ページの左側には、地図、路線といった情報サービスへのリンクが並んでいます。 すべてのサービスを表示するには、「一覧」をクリックします。

Yahoo! JAPANには、ディレクトリ検索という情報サービスがあります。 これは、主に日本のWebページをカテゴリー別に分類したものです。 これを利用するには、ホームページの右上にある「カテゴリ一覧」をクリックします。 例えば、東京女子大学のホームページへ行くには、「大学」→「地域別」→「東京」→「東京女子大学」→「東京女子大学ホームページ」とクリックします。

MSN Japanのホームページにも、色々な情報サービスへのリンクがあります。

Googleの場合は、ページ上部で「もっと見る」→「さらにもっと」とクリックすると、サービスの一覧が表示されます。

5.1.2 百科事典サイト

情報サービスの中には、Webで百科事典が利用できるものもあります。 百科事典サイトとしては、

が有名です。 このサイトは、ボランティアが原稿を書き、読むのは無料という百科事典を提供しています。

ウィキペディアの原稿の中には、デマや勘違いも混じっていますが、多くの原稿は完成度が高く、それなりに役に立ちます。

5.1.3 検索エンジン

Webを利用するには、まず、閲覧したいWebページのURLを入力します。 従って、URLが分からないと何もできません。 その場合は、Webページをキーワード検索してくれるサービスを利用します。 このような情報サービスは、 検索エンジンsearch engine ) と呼ばれます。

代表的な検索エンジンとして、以下のURLを紹介します。

以下では、Googleの使い方を説明します。 Yahoo! JAPANもMSN Japanも、使い方はほとんど同じです。

5.1.4 基本的な検索

検索エンジンの使い方の基本は、キーワードを入力して「検索」をクリックするだけです。

ここで、例として、東京女子大学のホームページを検索します。 Googleの入力欄に「東京女子大学」と入力し、returnキーを押して離してください。 すると、「東京女子大学」というキーワードを含むページが一覧表示されます。 東京女子大学のホームページが一覧の最初にあるので、そこをクリックすれば目的のページに行けます。 もし、一覧に目的のページがなければ、「次へ」をクリックします。

複数のキーワードをスペースで区切って入力すると、それらのキーワードをすべて含むページが一覧表示されます。 この機能によって、より精度の高い検索が行えます。

例えば、「東京女子大学はいつできたか」を調べたいとします。 「東京女子大学」というキーワードでは、280万件近くも見つかるので、とてもすべてを確認することはできません。 「東京女子大学はいつできたか」というキーワードでは、関係のないページばかりです。 そこで、「東京女子大学」と「歴史」という2つのキーワードをスペースで区切って入力します。 すると、ページは870万件程度になりますが、「歴史(年表)-東京女子大学」というタイトルのページが一覧の最初のほうに現れます。

実際に検索エンジンで調べ物をするときは、まず、適切なキーワードをいくつか考えてください。 そして、キーワードを段階的に増やしながら検索していくと、能率よく見つけられる場合が多いです。

5.1.5 高度な検索

Googleの検索オプションを利用すると、より高度な検索が行えます。

Googleの検索結果の、右上の歯車のアイコンをクリックし、「検索オプション」をクリックしてください。 検索条件として、次のような検索が用意されています。

すべてのキーワードを含む
キーワードAとキーワードBを含むページを検索
語順も含め完全一致
入力されたキーワードをそのまま検索
いずれかのキーワードを含む
キーワードCかキーワードDを含むページを検索
含めないキーワード
キーワードを含まないページを検索

また、言語や日付などを指定することもできます。 ここでは、ドメインの指定について説明します。

「東京女子大学はいつできたか」を調べる例では、「東京女子大学」と「歴史」のキーワードでページが見つかりました。 しかし、もしかしたら870万件の中に埋もれていたかもしれません。 考えてみると、そのようなページは東京女子大学に設置されているはずです。 つまり、そのページのURLには、東京女子大学のドメイン名twcu.ac.jpが含まれているはずです。 そこで、「すべてのキーワードを含む」欄に「東京女子大学」と「歴史」、ドメイン欄に「twcu.ac.jp」を入力して、「詳細検索」をクリックします。 すると、ページは400件程度に絞られます。

キーワードを並べる検索でページが見つからないときは、検索オプションを試してみてください。

5.1.6 図書館文献検索

Webは情報の宝庫ですが、まだまだ歴史が浅いので、ここ十数年の情報が中心となります。 それ以前の情報を得るには、図書館を利用することになります。 ただし、必ずしも図書館でカードをめくる必要はありません。 東京女子大学の図書館では、蔵書をデータベース化していて、蔵書の所在をWebで確認できます。

東京女子大学のホームページの右上の「図書館・研究所・センター等」をクリックし、左側の「図書館」をクリックし、新しく開いたウィンドウの右側の「 OPAC 」をクリックしてください。


5.2 演習5

WWWを利用して、パソコンの歴史について調査し、その結果を自分なりにまとめてください。 具体的には、次の中からテーマを1つ選び、メールの本文欄またはWordを使って、400字程度で記述します。 検索に用いたキーワードと、参考にしたページのURLを明記してください。 余力のある人は、テーマを増やしてください。


5.3 レポート課題

今日の演習5の答案(メール文書かWordファイル)をメールで提出してください。 差出人は学内のメール・アドレス(k12x1001@cis.twcu.ac.jpなど)とし、宛先はkonishi@cis.twcu.ac.jpとします。 メールの本文には、学生番号、氏名、科目名、授業日(5月16日)を明記してください。


5.4 参考文献


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2012年5月16日更新
小西 善二郎 <konishi@cis.twcu.ac.jp>
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