Macでは、キーチェーンと呼ばれる機能が使えます。 これは、色々なパスワードを一括管理する仕組みで、うまく使えば、パスワードを入力する手間を省くことができます。 逆に、今のままの設定では、ウェブ・ページを開くたびに「キーチェーンのパスワードを入力してください」というウィンドウが表示されてしまいます。 ここでは、キーチェーンをリセット(初期状態に設定)します。
ここで、Wordを起動しておきます。 Finderのウィンドウを開き、「アプリケーション」をクリックし、「Microsoft Office 2008」→「Microsoft Word」とダブルクリックしてください。
前々回の授業では、アルファベットの入力方法を説明しました。 漢字などの日本語を入力するには、入力モードを切り替えてからキー入力します。 ここで、 入力モード ( input mode ) とは、Aキーを「a」と解釈するか、「あ」と解釈するかという、キー入力の解釈の種類です。 入力モードには、次のようなものがあります。
入力モードを切り替えるには、メニューバーの右の入力メニュー・アイコンをクリックします。 また、英数キーやかなキーでも切り替えられます。
入力モードをひらがなに切り替えると、ひらがなが入力できます。 ただし、キーに書かれているひらがなではなく、ローマ字をキー入力します。 これを、 ローマ字入力 ( Romaji input ) と呼びます。 ひらがなとローマ字の対応は、以下の通りです。
あ = A | い = I | う = U | え = E | お = O | |||
か = KA | き = KI | く = KU | け = KE | こ = KO | きゃ = KYA | きゅ = KYU | きょ = KYO |
さ = SA | し = SI, SHI | す = SU | せ = SE | そ = SO | しゃ = SYA, SHA | しゅ = SYU, SHU | しょ = SYO, SHO |
た = TA | ち = TI, CHI | つ = TU, TSU | て = TE | と = TO | ちゃ = TYA, CHA | ちゅ = TYU, CHU | ちょ = TYO, CHO |
な = NA | に = NI | ぬ = NU | ね = NE | の = NO | にゃ = NYA | にゅ = NYU | にょ = NYO |
は = HA | ひ = HI | ふ = HU, FU | へ = HE | ほ = HO | ひゃ = HYA | ひゅ = HYU | ひょ = HYO |
ま = MA | み = MI | む = MU | め = ME | も = MO | みゃ = MYA | みゅ = MYU | みょ = MYO |
や = YA | ゆ = YU | よ = YO | |||||
ら = RA | り = RI | る = RU | れ = RE | ろ = RO | りゃ = RYA | りゅ = RYU | りょ = RYO |
わ = WA | を = WO | ||||||
ん = NN | |||||||
が = GA | ぎ = GI | ぐ = GU | げ = GE | ご = GO | ぎゃ = GYA | ぎゅ = GYU | ぎょ = GYO |
ざ = ZA | じ = ZI, JI | ず = ZU | ぜ = ZE | ぞ = ZO | じゃ = ZYA, JA | じゅ = ZYU, JU | じょ = ZYO, JO |
だ = DA | ぢ = DI | づ = DU | で = DE | ど = DO | ぢゃ = DYA | ぢゅ = DYU | ぢょ = DYO |
ば = BA | び = BI | ぶ = BU | べ = BE | ぼ = BO | びゃ = BYA | びゅ = BYU | びょ = BYO |
ぱ = PA | ぴ = PI | ぷ = PU | ぺ = PE | ぽ = PO | ぴゃ = PYA | ぴゅ = PYU | ぴょ = PYO |
ぁ = XA | ぃ = XI | ぅ = XU | ぇ = XE | ぉ = XO | |||
っ = XTU, XTSU | |||||||
ゃ = XYA | ゅ = XYU | ょ = XYO | |||||
ー = - | 、 = , | 。 = . | 「 = [ | 」 = ] |
通常、「っ」は、直後の子音字を重ねることで入力します。 例えば、「にっぽん」は「NIPPONN」です。
なお、ひらがなには下線が引かれますが、これはreturnキーを押して離しますと消えます。
カタカナを入力するには、入力モードをカタカナに切り替えてから、ローマ字入力を行います。 shiftキーを押しながらかなキーでも、カタカナの入力モードになります。
漢字を入力するには、 かな漢字変換方式 ( Kana-Kanji translation method ) を用います。
まず、入力モードをひらがなに切り替えます。 そして、漢字の読みをローマ字入力し、スペースキーを押して離します。 すると、入力されたひらがなが適当に文節に区切られ、候補となる漢字が表示されます。 漢字が正しければ、returnキーを押して離します。 漢字が間違っていれば、矢印キーで文節を選び、スペースキーで次の候補を選びます。
文節の区切りが間違っている場合は、区切り方を変更します。 shiftキーを押しながら左矢印キーを押して離すと、文節が縮みます。 shiftキーを押しながら右矢印キーを押して離すと、文節が伸びます。
特殊な文字を入力するには、 文字パレット ( character palette ) を利用します。 入力メニュー・アイコンをクリックし、「文字パレットを表示」を選択してください。 もし、「文字パレットを表示」がないようなら、設定を変更します。 入力メニュー・アイコンをクリックし、「"言語環境"を開く」を選択してください。
クリップボード ( clipboard ) とは、操作中のデータを一時的に格納できる記憶領域です。 クリップボードは、文章を推敲するときに役立ちます。
クリップボードを利用するには、まず、操作対象のウィンドウをアクティブにします。 そして、クリックやドラッグで位置や範囲を選択します。 最後に、右クリックするかメニューバーの「編集」をクリックし、「カット」、「コピー」、「ペースト」のいずれかを選びます。 それぞれの機能は次の通りです。
一般的に、ワープロ・ソフトでは、用紙の幅に合わせて自動的に改行されます。 returnキー ( return key ) でも改行できますが、ワープロ・ソフトでは、returnキーは段落の終わりを意味します。 一行一行をreturnキーで改行するのは、正しくありません。
作成したワープロ文書は、パソコンに保存できます。 次のように操作してください。
「フォーマット」欄を「Word 97-2004 文書(.doc)」にしたのは、古いWordでも最新のWordでも開けるようにするためです。 「Word文書(.docx)」にすると、最新のWordでしか開けなくなります。
保存したワープロ文書は、後で開いて編集することもできます。 ファイルのアイコンをダブルクリックしてもよいですが、次のように操作すると、確実にWordで開けます。
編集したワープロ文書は、再び保存できます。 ウィンドウをアクティブにしてから、メニューバーの「ファイル」をクリックし、「保存」を選択してください。
ワープロ文書が完成したら、必要に応じて印刷します。 次のように操作してください。
Wordを使い終わったら、Wordを終了します。 次のように操作してください。
電子メールとは、一言で言えば、パソコンや携帯電話で送信・受信ができるメッセージのことです。 東京女子大学では、東女Gmailというウェブ・メール(電子メール・システムの一種)を利用します。 今日は、ワープロ文書とメール文書の違いについて取り上げます。 電子メールについて詳しくは、次回の授業で説明します。
次のように操作して、メール文書が入力できるようにしてください。
「メールを作成」ウィンドウの最も大きな入力欄に、電子メールの本文を入力します。
メール文書の作成方法は、ワープロ文書の作成方法とほとんど同じです。 漢字変換も同じようにできますし、クリップボードも同じように使えます。 ワープロ文書とメール文書の主な違いは、改行と段落です。 ワープロ・ソフトでreturnキーは段落の終わりでしたが、電子メール・システムでは改行を意味します。 メール文書では、一行があまり長くならないように、適宜returnキーで改行してください。 日本語の文章は、30字程度で改行すると読みやすいと言われています。 メールを作成するときに、自分で30字程度で改行するとよいでしょう。
今日作成したメール文書は、どこにも送信しないので削除します。 上側にある(下側にもあります)「破棄」ボタンをクリックしてください。 最後に、右上にある「ログアウト」をクリックして、電子メールの利用を終了します。
インターネット ( Internet ) とは、世界各地のコンピュータ・ネットワークを相互接続して構成された、地球規模のコンピュータ・ネットワークです。 ここで、 コンピュータ・ネットワーク ( computer network ) とは、コンピュータ同士がデータ通信を行うためのシステムです。 インターネットを利用すると、近距離か遠距離かという地理的な位置関係に影響されないデータ通信が実現できます。
インターネットを利用したデータ通信の種類を、 サービス ( service ) と呼びます。 インターネットにおけるサービスとして、電子メールやWWWがあげられます。 言い替えれば、インターネットは電子メールやWWWなどのサービスを提供するための基盤です。
ドメイン名 ( domain name ) とは、インターネットにおいて住所の役割を果たす文字列です。 ドメイン名は階層構造を持ちます。 具体的には、狭い順に階層の名前を並べ、各階層をドット(.)で区切ります。
例えば、東京女子大学のドメイン名は、「twcu.ac.jp」です。 これは、日本(jp)の研究教育機関(ac)の東京女子大学(twcu)という階層構造を表しています。 また、東京女子大学情報処理センターのドメイン名は、「cis.twcu.ac.jp」です。 日本(jp)の研究教育機関(ac)の東京女子大学(twcu)の情報処理センター(cis)という階層構造です。