この授業は、出席回数も成績評価の対象になります。 出席の確認は、特別なソフトによって機械的に行います。 授業が始まったら、出席の証拠としてログインしてください。
なお、このソフトはログイン情報という個人情報を収集します。 収集した情報は、出席確認のためだけに使います。
パソコンでは、ログイン名とパスワードの組み合わせで認証が行われるということは、前回説明しました。 東京女子大学では、複数の認証システムが稼働していて、別々にパスワードが管理されています。 この授業に関係するパスワードは、以下の3つです。
この他に、図書館のシステムやLL教室のシステムでも、別個にパスワードが管理されているようです。
パスワードが別々に管理されているので、例えば、ログイン・パスワードを変更しても、メール・パスワードは変更されません。 もし、「大学で使うパスワードは統一する」という方針なら、すべてのパスワードを同時に変更するようにしてください。
ログイン・パスワードを変更するには、次のように操作します。
メール・パスワードを変更するには、次のように操作します。
Campus Squareパスワードを変更するには、次のように操作します。
東京女子大学のMacにログインすると、「情報処理センター」と書かれたウィンドウが開きます。 また、DockのSafariのアイコンを右クリックし、「新規ウィンドウ」を選択しても、同じ内容のウィンドウが開きます。 右側には、「よくある質問(Q&A)」や「ローカルガイド」と書かれた部分があります。 「よくある質問(Q&A)」をクリックすると、Macに関するQ&A形式のマニュアルが閲覧できます。 「ローカルガイド」をクリックすると、Macに関する情報処理センター限定のマニュアルが閲覧できます。 Macを使っていて困ったときは、これらのマニュアルを参考にしてください。
もし、Macが全然動かなくなったり、虹色のマウスカーソルが回転し続けてMacが使えなくなったときは、強制終了を試してみてください。 再びMacが使えるようになる可能性があります。 ただし、強制終了すると、保存していないデータは消えてしまいます。
optionキーとコマンド・キー(リンゴ印のキー)とescキーを同時に押すと、強制終了のウィンドウが開きます。 強制終了したいアプリケーションを選択し、「強制終了」ボタンをクリックすると、そのアプリケーションは強制終了されます。
強制終了をしてもMacが動かない場合は、最終手段として、電源を入れ直します。 もちろん、電源を入れ直すと、保存していないデータは消えてしまいます。
Mac本体の左下の裏側に電源スイッチがあります。 このスイッチを5秒ほど押し続けると、電源が切れます。 もう一度このスイッチを押すと、電源が入ります。 その後、1〜2分待つと、ログインできるようになります。
東京女子大学のMacには、あらかじめ色々なソフトが用意されています。 それらを利用するには、ファイル管理ソフト「 Finder 」の使い方を覚える必要があります。
FinderはMacにとって特別な存在で、最初から起動していて、終了させることはできません。 Finderのウィンドウを開くには、DockのFinderのアイコンをクリックします。
Finderの左側の部分を サイドバー ( side bar ) と呼びます。 サイドバーの「アプリケーション」をクリックすると、右側にアプリケーションのアイコンがいくつか表示されます。 必要に応じてスクロールし、アイコンをダブルクリックすると、そのアプリケーションが起動します。
アイコンによっては、ダブルクリックしてもアプリケーションは起動せず、別のアイコンがいくつか表示されます。 アプリケーションが起動しないアイコンは、アプリケーションではなくフォルダを表しています。 フォルダについては後で説明しますが、とりあえず、いくつかのアプリケーションをまとめた紙袋のようなものだと考えてください。 フォルダのアイコンをダブルクリックすると、そこに入っているアプリケーションが一覧表示されます。 このことを、フォルダを開くと言います。
開いたフォルダを元に戻すには、左向きの三角ボタンをクリックします。 最初からやり直すには、サイドバーの「アプリケーション」をクリックします。
ここで、よく利用すると思われるアプリケーションを列挙します。
それぞれのアプリケーションについて詳しく知りたければ、それぞれのヘルプを参照してください。 アプリケーションを起動して、メニューバーの「ヘルプ」をクリックすると、そのヘルプが表示されます。
よく利用するアプリケーションは、Dockに登録しておけば、Finderを開く手間が省けます。 登録したいアプリケーションのアイコンを、Dockにドラッグ・アンド・ドロップしてください。 Dockからアイコンを削除するには、アイコンをゴミ箱にドラッグ・アンド・ドロップします。
東京女子大学のMacには、タイピング練習ソフト「 Typist 」がインストールされています。 パソコンを使いこなすには、ある程度の速さでタイピングができなくてはいけません。 タイピングに自信のない人は、このソフトで練習するとよいでしょう。
Typistを起動するには、Finderのウィンドウを開き、「アプリケーション」をクリックし、「TWCU」→「Typist」とダブルクリックします。
ファイル ( file ) とは、パソコンにおけるデータの単位の一つです。 ファイルは、ハードディスクに保存したり、アプリケーションで開いたり、インターネットからダウンロードしたりできます。
パソコンにおけるデータは、究極的には0と1の並びです。 この0と1のことを ビット ( bit ) と呼びます。 8桁のビットを バイト ( byte ) と呼びます。 ファイルの実体は、バイトの並びです。
ファイルには、管理のために名前が付けられます。 これを ファイル名 ( file name ) と呼びます。 ファイル名は、xxxxxxxx.yyyという形式がよく使われます。 このyyyの部分を 拡張子 ( extension ) と呼びます。 拡張子はファイルの種類の目印になります。 重要な拡張子は次の通りです。
拡張子 | ファイルの種類 | 説明 |
---|---|---|
.txt | プレーンテキスト | 一般的なテキスト |
.html .htm |
HTMLファイル | Webページ |
.doc .docx |
Wordファイル | ワープロ |
.xls .xlsx |
Excelファイル | 表計算 |
.ppt .pptx |
PowerPointファイル | プレゼンテーション |
PDFファイル | 文書 | |
.gif | GIFファイル | 画像 |
.jpg .jpeg |
JPEGファイル | 画像 |
.png | PNGファイル | 画像 |
ファイルに関連して、 フォルダ ( folder ) というデータの単位も存在します。 フォルダには、いくつかのファイルが登録できます。
ファイルを書類に例えると、フォルダは、書類をいくつか入れられる紙袋や封筒のようなものです。 この例え話に従って、フォルダの登録内容を「フォルダの中身」と言ったり、フォルダの登録内容を表示することを「フォルダを開く」と言ったり、ファイルをフォルダに登録することを「ファイルをフォルダに格納する」と言ったりします。
ファイル名は、ファイルを管理するための名前です。 したがって、一つのフォルダに、同じ名前のファイルを格納することはできません。 別々のフォルダなら、同じ名前のファイルを格納することができます。
ファイルと同様に、フォルダにも名前が付けられます。 これを フォルダ名 ( folder name ) と呼びます。 フォルダ名では、普通は拡張子は使われません。
Macでは、以下のフォルダが重要です。 ただし、設定によっては、英語名だったりなかったりします。
ワープロ・ソフトとは、一言で言えば、レポートなどの文書を作成するソフトです。 授業では、Microsoft社の「Word」というワープロ・ソフトを取り上げます。 今回は、Wordを使ってファイルを作成し、ファイル管理の練習をします。 次回は、Wordを使って、日本語入力やクリップボードについて説明します。 Wordの詳しい使い方については、表計算ソフトExcelやプレゼンテーション・ソフトPowerPointと一緒に説明します。
Wordファイルを作成するには、まず、Wordを起動します。 Finderのウィンドウを開き、「アプリケーション」をクリックし、「Microsoft Office 2008」→「Microsoft Word」とダブルクリックしてください。
Wordを起動すると、「文書1」ウィンドウが開きます。 このウィンドウは、新規にワープロ文書を作成するときに使います。 今日は練習なので、「文書1」ウィンドウには適当な文字列(例えば「test」)を入力してください。
最後に、このワープロ文書を保存して、ファイルにします。 次のように操作してください。
「フォーマット」欄を「Word 97-2004 文書(.doc)」にしたのは、古いWordでも最新のWordでも開けるようにするためです。 「Word文書(.docx)」にすると、最新のWordでしか開けなくなります。
先程は、Finderを使って色々なアプリケーションを起動しました。 今度は、Finderを使ってファイルやフォルダを開きます。
前に説明した通り、Finderは最初から起動していて、終了させることはできません。 Finderのウィンドウを開くには、DockのFinderのアイコンをクリックします。 ウィンドウを増やすには、メニューバーの「ファイル」をクリックして、「新規Finderウィンドウ」を選択します。 また、DockのFinderのアイコンを右クリックして、「新規Finderウィンドウ」を選択しても、ウィンドウを増やせます。
よく使われるフォルダは、Finderのサイドバーに登録されています。 そこをクリックすると、そのフォルダが開きます。 なお、サイドバーにあるログイン名はホームフォルダです。
フォルダの中身の表示については、次の4種類の表示形式があります。 ツールバーのボタンをクリックすると、表示形式が切り替わります。
ファイルのアイコンをダブルクリックすると、適切なアプリケーションでそのファイルが開きます。 指定したアプリケーションで開くには、ファイルのアイコンをそのアプリケーションのアイコンにドラッグ・アンド・ドロップします。 また、ファイルのアイコンを右クリックして、「このアプリケーションで開く」を選択すると、開くためのアプリケーションが一覧表示されます。
フォルダのアイコンをダブルクリックすると、そのフォルダが開きます。 戻るには、左三角ボタンをクリックします。
実は、Finderはファイル管理ソフトです。 Finderの主な機能は次の通りです。
フォルダを作成するには、作成先を開いた状態で、メニューバーの「ファイル」をクリックして、「新規フォルダ」を選択します。 フォルダ名が「名称未設定フォルダ」のようになるので、必要に応じて変更します。
ファイルやフォルダを削除するには、ゴミ箱を利用します。 まず、削除したいファイルやフォルダのアイコンを、Dockのゴミ箱へドラッグ・アンド・ドロップします。 ある程度ゴミ箱へ移動したら、Dockのゴミ箱をクリックし、メニューバーの「Finder」をクリックして、「ゴミ箱を空にする」を選択します。
ファイルやフォルダは、本当に削除すると、普通の操作では復元できません。 操作ミスによるファイルやフォルダの消滅を防ぐため、いったんゴミ箱へ移動するのです。 「ゴミ箱を空にする」前ならば、削除したファイルやフォルダは復元できます。 ゴミ箱を開いて、ファイルやフォルダを移動すればよいのです。
ファイル名やフォルダ名を変更するには、名前の部分をクリックします。 すると、名前が水色の枠で囲まれ、名称変更ができます。 returnキーを押して離すと、変更が確定します。 escキーを押して離すと、変更が取り消されます。
ファイルやフォルダを移動するには、そのアイコンを移動先へドラッグ・アンド・ドロップします。 また、ファイルやフォルダをコピーするには、optionキーを押しながら、そのアイコンをコピー先へドラッグ・アンド・ドロップします。 なお、ファイルやフォルダのアイコンを右クリックし、「複製」を選択すると、「〜のコピー」という名前でファイルやフォルダがコピーされます。