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コンピュータI(コンピュータリテラシ)第1回

目次
1.1 教員の紹介
1.2 シラバス
1.2.1 授業の目標・概要
1.2.2 授業のスケジュール
1.2.3 教材(テキスト)
1.2.4 教材(参考書等)
1.2.5 成績評価の方法と基準
1.2.6 履修者への要望・履修のポイント・留意事項
1.2.7 教室外の学習方法
1.2.8 備考
1.3 OS
1.3.1 パソコンの種類
1.3.2 OSとは
1.3.3 東京女子大学のMac
1.4 マウス
1.4.1 マウスとは
1.4.2 マウスの使い方
1.4.3 キーボード
1.4.4 キーボードとは
1.4.5 キーボードの使い方
1.5 パスワード(1)
1.5.1 パスワードとは
1.5.2 パスワードの重要性
1.5.3 悪いパスワード
1.6 ログインとログアウト
1.6.1 ログイン
1.6.2 初期設定
1.6.3 ログアウト
1.7 ウィンドウ
1.8 ウィンドウとは
1.9 ウィンドウの操作
1.10 大学ページの閲覧
1.11 タイピング練習
1.12 参考文献
索引
caps lockキー   deleteキー   delキー   Dock   Mac   Mac OS 9   Mac OS X   OS   shiftキー   Typist   Windows   Windows Vista   Windows XP   アイコン   アクティブウィンドウ   ウィンドウ   ウィンドウズ   カーソル   キーボード   基本ソフト   クリック   スクロール   スクロールアロー   スクロールバー   スペースキー   タイトルバー   ダブルクリック   デスクトップ   ドラッグ   ドロップ   認証   パスワード   マウス   マウスカーソル   マック   右クリック   メニューバー   矢印キー   ログアウト   ログイン   ログイン名  

1.1 教員の紹介

名前
小西 善二郎(こにし ぜんじろう)
肩書き
東京女子大学文理学部非常勤講師
連絡先
konishi@twcu.ac.jp

注意1. この授業には、アシスタントがついています。 授業中、パソコンがおかしくなったときなどは、アシスタントに質問してください。

注意2. この授業の内容は、URL

http://www.twcu.ac.jp/~konishi/index-j.html

に掲載しています。 必要に応じて参照してください。


1.2 シラバス

1.2.1 授業の目標・概要

1年前期の全学科必修科目である「コンピュータI」は、インターネットをはじめとした今日の情報通信化社会で必要とされる基礎的な技能と概念を習得し、問題分析能力や問題解決能力を養うことを目的としています。

WWW、電子メール、ファイルシステム、情報倫理、安全対策、ワープロ・表計算・プレゼンテーションの利用、などを学びます。 最終課題では専門科目につながるような題材をとりあげます。

1.2.2 授業のスケジュール

  1. 導入
    キーボード、本人認証(ログイン、ログアウト、パスワード)、マウス、Mac OS Xの基本、タイピング練習
  2. パスワード変更、ファイル作成、インターネット、電子メール1
    Wordの使い方、インターネット(概要と仕組み)、東女のネットワーク構成、ドメイン名、電子メール(概要と仕組み)
  3. 電子メール2
    ヘッダ(To、Cc、Bcc、件名など)、Apple Mailによる操作(文字列の複写・移動・削除、日本語入力、受信、送信、署名、添付)、自宅から大学の電子メールの利用、電子メール利用の注意事項
  4. WWW、著作権
    WWW(概要と仕組み)、URL、ブラウザ、WWW利用の注意事項(ネチケットと護身、ネットワーク犯罪)、著作権
  5. 情報の検索と利用
    情報検索の必要性と効率化、検索エンジン利用の心得、文献検索
  6. ファイルシステム1
    ファイルとフォルダ、Mac OS Xのフォルダ構造
  7. ファイルシステム2
    Finderによるファイルの操作、ファイルとフォルダの持つ情報
  8. Officeアプリ1
  9. Officeアプリ2
  10. Officeアプリ3
  11. Officeアプリ4
  12. 最終課題
    所属学科によりテーマが異なるのでテキストを参照しなさい。
  13. 最終課題続きと全体まとめ

1.2.3 教材(テキスト)

東京女子大学情報処理科目運営委員会編、コンピュータIテキスト

1.2.4 教材(参考書等)

必要があれば講義の中で紹介します。

1.2.5 成績評価の方法と基準

出席状況:学期中の課題:最終課題:学期末試験を 20:35:15:30 の比率で評価します。

1.2.6 履修者への要望・履修のポイント・留意事項

1.2.7 教室外の学習方法

講義時間以外にも、タッチタイピングの練習、電子メール、Web、Officeアプリなどを積極的に利用してください。

1.2.8 備考

〈コンピュータIの前期定期試験について〉

2007年度前期定期試験は、下記の日時に、学科を指定して行います。 5時限終了後の午後6時15分から行いますので注意してください。

7月31日(火)6:15〜6:45
哲学科、日本文学科、英米文学科、史学科、数理学科
8月1日(水)6:15〜6:45
社会学科、心理学科、コミュニケーション学科、地域文化学科、言語文化学科

1.3 OS

1.3.1 パソコンの種類

パソコンにはいくつかの種類があります。 現在よく使われているのは、次の2種類です。

Windowsウィンドウズ)パソコン
市場占有率が9割を越える代表的なパソコン。 あらゆる目的に利用されている。 コンピュータ・ウィルスに感染しやすいなど、安全性に問題がある。
Macマック
もともと芸術系の利用者が多いパソコン。 最近になって用途が広がった。 安全性を重視する教育機関に注目されている。

1.3.2 OSとは

パソコンの種類を決定しているのは、OSとよばれる部分です。 OS とは、Operating Systemの略で、パソコンの中の土台となるソフトのことです。 OSは 基本ソフト と意訳されることがあります。

WindowsパソコンのOSには、 Windows XPWindows Vista などがあります。 MacのOSには、 Mac OS 9Mac OS X (マックオーエステン)などがあります。

1.3.3 東京女子大学のMac

東京女子大学では、市場占有率よりも安全性を優先して、Macを採用しました。 東京女子大学のMacは、普通のMacとは以下の点が異なります。


1.4 マウス

1.4.1 マウスとは

マウスmouse ) は、位置情報を入力する装置です。 ここで、入力とは、パソコンに情報を伝えることです。 現代のパソコンは、多くの操作がマウスによって行われます。

1.4.2 マウスの使い方

マウスは、右手で上から覆いかぶせるようにして持ちます。 このとき、左のボタンの上に人指し指を置き、右のボタンの上に中指を置きます。

マウスを前後左右に動かしますと、画面上の矢印も同じように上下左右に動きます。 この矢印を マウスカーソルmouse cursor ) と呼びます。

マウスのボタンの押し方には、いくつかの種類があります。 以下のものが重要です。

クリックclick
左のボタンをカチッと押して離します。
ダブルクリックdouble click
左のボタンをカチッカチッと2回続けて押して離します。
右クリックright click
右のボタンをカチッと押して離します。
ドラッグdrag
左のボタンを押したままマウスを動かします。
ドロップdrop
ドラッグの後で押しているボタンを離します。

1.4.3 キーボード

1.4.4 キーボードとは

キーボードkeyboard ) は、文字情報を入力する装置です。 データの入力や文書作成などには、キーボードが使われます。

1.4.5 キーボードの使い方

まず、キーに書いてあるひらがなは無視してください。 また、今日は日本語入力は行いません。

単にキーを押して離しますと、キーに書いてあるアルファベットの小文字か左側の記号が入力されます。 具体的には、次の通りです。

キーボードの配置(通常)
図 1.1  キーボードの配置(通常)

shiftキーshift key ) を押しながらキーを押して離しますと、キーに書いてあるアルファベットの大文字か上側の記号が入力されます。 具体的には、次の通りです。

キーボードの配置(shiftキー)
図 1.2  キーボードの配置(shiftキー)

もし、アルファベットの大文字しか入力できないようでしたら、キーボードの左下にあるcaps lockキーのランプを確認してください。 このキーは、連続して大文字を入力するためのものです。 caps lockキーcaps lock key ) を押して離し、ランプが点きますと、大文字が入力できるようになり、もう一度押して離し、ランプが消えますと、小文字が入力できるようになります。

何も書いていないキーを押して離しますと、スペース(間隔)が入力されます。 このキーを スペースキーspace key ) と呼びます。

間違って入力したときは、 deleteキーdelete key ) を押して離しますと、直前の入力が削除されます。

入力の途中を修正するには、矢印キーを使います。 矢印キーarrow key ) を押して離しますと、縦線が移動します。 この縦線を カーソルcursor ) と呼びます。 カーソルを移動させてから文字のキーを押して離しますと、その位置にその文字が挿入されます。 deleteキーを押して離しますと、カーソルの左が削除されます。 delキーdel key ) を押して離しますと、カーソルの右が削除されます。 なお、マウスでクリックしても、カーソルが移動できます。

この他のキーについては、必要に応じて説明します。


1.5 パスワード(1)

1.5.1 パスワードとは

パスワードpassword ) とは、パソコン利用者の認証に用いる文字列のことです。 ここで、 認証authentication ) とは利用者の本人確認のことです。 パソコンは、利用者を識別する ログイン名login name ) 、および、パスワードを組み合わせて認証を行います。 東京女子大学では、ログイン名は学生番号を小文字にしたものです。 パスワードは、キャッシュカードの暗証番号のようなものと考えてください。

1.5.2 パスワードの重要性

もし、パスワードが第三者に知られると、次のような被害に遭う可能性があります。

1.5.3 悪いパスワード

パスワードを第三者に知られないためには、パスワードをメモしないで覚えることと、第三者に推測されるような悪いパスワードにしないことです。

以下は、悪いパスワードの例です。

悪くないパスワードを作るには、例えば、適当な英単語を考え、その一部を大文字にして、中に数字や記号を挿入するなどしてください。

今日は、暫定パスワードを配付します。 次回の授業には忘れずに持ってきてください。 また、次回の授業でパスワードを変更しますので、悪くないパスワードを考えておいてください。 なお、パスワードの長さは6文字から8文字にしてください。


1.6 ログインとログアウト

1.6.1 ログイン

ログイン名とパスワードによる認証を行って、パソコンを利用できる状態にすることを、 ログインlogin ) と言います。

「Mac OS X」と書かれた画面の「名前」欄にログイン名を入力し、「パスワード」欄にパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックしますと、ログインできます。 これで、パソコンが利用できる状態になります。

1.6.2 初期設定

東京女子大学のMacは、初めて利用するときには初期設定を行う必要があります。 この初期設定は、1回だけ行えばよいものです。 指示通りに操作してください。

1.6.3 ログアウト

認証によるパソコンの利用を終了することを、 ログアウトlogout ) と言います。

左上のリンゴのマークのクリックして「ログアウト」を選択し、「ログアウト」ボタンをクリックしますと、ログアウトできます。

もし、パソコンを使い終ったのにログアウトしないで立ち去りますと、その場に現れた第三者が本人になりすましてパソコンを利用するかもしれません。 すると、パスワードが知られるのと同じような被害に遭う可能性があります。 パソコンを使い終わりましたら、忘れずにログアウトしてください。


1.7 ウィンドウ

1.8 ウィンドウとは

ログインしたときに表示される画面を デスクトップdesktop ) と呼びます。 この呼び名は、パソコンを操作することが、あたかも机の上で作業するようなイメージであることに由来します。

デスクトップに表示される長方形を ウィンドウwindow ) と呼びます。 一般的に、ウィンドウは、移動したり、大きさを変えたり、重ねたり、閉じたりできます。 また、 アイコンicon ) と呼ばれる小さな絵に変えることもできます。

デスクトップの一番上にある白い部分を メニューバーmenu bar ) と呼びます。 また、デスクトップの一番下にある水色の部分を Dock と呼びます。

1.9 ウィンドウの操作

ウィンドウの一番上にある灰色の部分を タイトルバーtitle bar ) と呼びます。 タイトルバーをクリックしますと、そのウィンドウが手前にあるように表示されます。 このようになったウィンドウを アクティブウィンドウactive window ) と呼びます。 ウィンドウをアクティブにしますと、ウィンドウに対する操作が可能になります。

タイトルバーをドラッグしますと、そのウィンドウが移動します。

タイトルバーの左には、赤ボタン、黄色ボタン、および緑ボタンがあります。

赤ボタン
クリックしますと、そのウィンドウが閉じます。
黄色ボタン
クリックしますと、そのウィンドウがアイコンに変わり、Dockに格納されます。
緑ボタン
クリックしますと、そのウィンドウの大きさが変わります。

なお、Dockに格納されたアイコンをクリックしますと、元のウィンドウに戻ります。

緑ボタンでは、ウィンドウの大きさが自由に変えられません。 自由に変えるには、ウィンドウの右下の斜線部分をドラッグします。

ウィンドウによっては、一番右や一番下に水色の棒が表示されます。 この棒を スクロールバーscroll bar ) と呼びます。 スクロールバーをドラッグしますと、ウィンドウからはみ出していた部分が表示されます。 この、ウィンドウからはみ出していた部分を表示することを、 スクロールscroll ) と言います。 スクロールバーの端にある三角を スクロールアローscroll arrow ) と呼びます。 スクロールアローをクリックしても、スクロールできます。


1.10 大学ページの閲覧

Webブラウザ「Safari」の使い方は、回を改めて説明します。 今日は、シラバスなどの大学ページの閲覧方法を紹介します。

もし、メニューバーの右側に「あ」と書かれていましたら、「あ」をクリックして「A」に切り替えます。

「Safari」を起動してシラバスを閲覧するには、次のように操作します。

  1. Dockの「Safari」アイコンをクリック。
  2. タイトルバーの直下の欄をクリックし、「http://www-local.twcu.ac.jp/cis/」を「http://www.twcu.ac.jp/」に変更し、returnキーを押して離す。
  3. 東京女子大学のページが表示されるので、左側の「学部・学科紹介」をクリックし、「シラバス(授業の目標・概要など)」をクリック。

1.11 タイピング練習

東京女子大学のMacには、タイピング練習ソフト「 Typist 」がインストールされています。 パソコンを使いこなすには、ある程度の速さでタイピングができなくてはいけません。 タイピングに自信のない人は、このソフトで練習するとよいでしょう。

「Typist」を起動するには、次のように操作します。

  1. Dockの「Finder」アイコンをクリック。
  2. サイドバーの「アプリケーション」をクリック。
  3. 必要に応じてスクロールし、「Typist」アイコンをダブルクリック。

1.12 参考文献


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2007年4月18日更新
小西 善二郎 <konishi@twcu.ac.jp>
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