講義「現代の数学とその応用」の参考書

2002年 6月, 改訂2002年 7月, 永島 孝

講義内容に即した書物が少ないのですが, 計算機の数学的な原理などに関係のあるもので いくらかでも参考になりそうなものを挙げておきます. やや難しすぎるかも知れません.

注意

1. 絶版, 品切れのものもあり, 書店で手に入るとは限りません.
2. ここにあげたものだけを推薦する意図ではありません.

• 廣瀬 健 著 数学的帰納法. シリーズ新しい数学の応用11, 教育出版, 1975.
• 町田 元, 横森 貴 著 計算機数学. 森北出版, 1990.
  (現代数学の中で計算機に関わりのある いくつかの分野について簡潔に述べてあります)
• 小野 寛晰 著 情報科学における論理. 日本評論社, 1994.
  (現代の数理論理学のすぐれた教科書)
• 小野 寛晰 著 情報代数. 情報数学講座2, 共立, 1994.
• 高橋 正子 著 計算論 ── 計算可能性とラムダ計算 ──
  コンピュータサイエンス大学講座24, 近代科学社, 1991.
  (計算可能性理論についての本格的な教科書)
  
  
• プリントには載せてありませんが つぎの三つを追加します (2002/07/05):
• 倉田 令二朗: 数学基礎論へのいざない. 数学基礎論シリーズ0, 河合文化教育研究所, 1995.
• 倉田 令二朗: 入門数学基礎論. 数学基礎論シリーズ1, 河合文化教育研究所, 1996.
• 篠田 寿一: 帰納的関数と述語. 数学基礎論シリーズ5, 河合文化教育研究所, 1997.

• 日本数学会 編 岩波数学辞典. 岩波書店, 1985.
• 矢野 健太郎・茂木 勇・石原 繁 編 数学小辞典. 共立出版, 1968.
• 情報処理学会 編 情報処理ハンドブック. オーム社, 1989.

• 高橋 秀俊 著 電子計算機の誕生. 中公新書273, 中央公論社, 1972.
  (日本における電子計算機の始まりのころのことを, 開発の当事者の一人として述べています)