GIMPでJPEG保存するときの品質(圧縮率)や絵の大きさを変えて、 画質とファイルサイズの関係を調べた。
今回使ったサンプル画像自体が1/16に圧縮して保存されたJPEGファイルなので, 以下の結果はこの影響を受けているかもしれない. 本当はTIFFやBMPなどの静止画像を使うべき.
品質 | ファイルサイズ(Byte) | 元データとのファイルサイズ比 |
---|---|---|
元データ | 679000 | -- |
75 | 446803 | 66% |
50 | 237801 | 35% |
25 | 131083 | 19% |
10 | 60941 | 9% |
さすがに品質を10にするとブロックノイズが目立ってくるが、25までならそれほど画質の劣化が目立たない。
品質を25に落して保存するとファイルサイズは2割程度に減るので、Webで使うときにはこれでも構わないと思う。
また、品質とファイルサイズの関係は単純ではないことが分かった。
GIMPのJPEG保存では、スムーズさも指定できる。 これを0より大きくすれば圧縮率が高いときのギザギザ感をやわらげることができるので試してみる。
省略
絵の大きさ | ファイルサイズ(Byte) | 元データとのファイルサイズ比 |
---|---|---|
元データ (2048x1536) | 679000 | -- |
半分 (1024x768) | 620263 | 91% |
1/4 (512x384) | 167988 | 25% |
絵の1辺の長さを半分にすればファイルサイズは4分の1になるはずなのに、 絵の大きさとファイルサイズが比例していないことに驚いた。 一辺を4分の一にしても絵としては劣化していないが、絵のなかの文字は見にくくなった。
ここでは、Web表示にもっとも適した保存品質と絵の大きさの組合わせを考えてみる。 Webでは、ファイルサイズが小さくて画質が優れているのがよい。 またあまり画像が大きいと表示しにくい。 また,絵の性質によっても圧縮の効き具合が変化するはずである.
実際にいろいろな組合わせを試したので、主なものを表にまとめる。
省略;表や結論を書く