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情報処理技法(リテラシ)I 第3回

目次
索引

電子メール(2)

今日は、先週に引き続き、東女Gmailを使います。 東女Gmailにログインしておいてください。

差出人の設定

東女Gmailでは、次のようにして、差出人の名前が設定できます。

  1. 右上にある「設定」(歯車)→「設定」とクリックする。
  2. 設定ページが表示されるので、「アカウント」をクリックする。
  3. 「名前」項目の「情報を編集」をクリックする。
  4. 「メールアドレスの編集」ウィンドウで入力欄の左のラジオボタンをクリックする。
  5. 入力欄に差出人の名前を入力する。 (日本語でもアルファベットでもよい。)
  6. 「変更を保存」ボタンをクリックする。

これで、メールを送信すると、差出人の名前が分かるようになります。

署名の設定

手紙では、本文の最後に署名(サイン)を行う習慣があります。 メールでも、本文の最後に 署名 signature )として、名前やメールアドレスを書く場合が多いです。

東女Gmailでは、次のようにして、署名が設定できます。

  1. 右上にある「設定」(歯車)→「設定」とクリックする。
  2. 設定ページが表示され、「全般」が選択されていることを確認する。
  3. 「署名」項目で入力欄の左のラジオボタンをクリックする。
  4. 入力欄に署名を入力する。 (名前やメールアドレスなど。)
  5. 下側の「変更を保存」ボタンをクリックする。

これで、メールを作成するときは、自動的に本文に署名が挿入されます。

メールのヘッダ

東女Gmailで「作成」ボタンをクリックすると、「To」や「件名」という入力欄が現れます。 また、「受信トレイ」のメールを開き、差出人欄の下向き三角ボタン(詳細を表示)をクリックすると、「From」、「To」、「日付」、「件名」などの欄が表示されます。 このような、メールの本文以外のデータを、メールの ヘッダ header )と呼びます。 インターネットでは、メールのヘッダに基づいて、メールのサービスが行われます。

メールの返信

受信したメールに対して返事を書くとき、 返信 reply )の機能を利用すると、相手のメールアドレスを入力する手間が省けます。

メールに返信するには、返信したいメールを開いて、左向き矢印ボタン(返信)をクリックします。 すると、返信用の入力欄が追加されます。 入力欄が小さいので、左側の矢印ボタンをクリックして、「返信をポップアウト」をクリックしてください。 そして、以下の点に注目してください。

本文に付く記号は、元の本文の 引用 quote )を表します。 引用をうまく利用すると、質問と回答の対応が分かりやすくなります。 なお、引用を表すのに、記号が付くのでなく、色が付くことがあります。

また、左側の矢印ボタンをクリックして、「件名を編集」をクリックすると、「件名」欄に「Re:」と元のメールの件名が挿入されているのが分かります。 返信の件名に「Re:」が追加されるのは、メールの習慣です。

メールの転送

受信したメールの内容を他の人に知らせるとき、 転送 forwarding )の機能を利用すると、本文をコピーする手間が省けます。

メールを転送するには、転送したいメールを開いて、左向き矢印ボタンの横の下向き三角ボタンをクリックし、「転送」をクリックします。 すると、転送用の入力欄が追加されます。 入力欄が小さいので、左側の矢印ボタンをクリックして、「返信をポップアウト」をクリックしてください。 そして、以下の点に注目してください。

返信と違って、転送は宛先が決まっていないので、「To」欄は空なのです。

また、左側の矢印ボタンをクリックして、「件名を編集」をクリックすると、「件名」欄に「Fwd:」と元のメールの件名が挿入されているのが分かります。 返信の「Re:」ほどは定着していませんが、「Fwd:」は転送のForWarDでしょう。

ファイルの添付

本来、メールは、文字データを交換するためのサービスです。 その後、画像ファイル、ワープロ文書ファイルなどの色々なファイルの内容を、メールに追加できるようになりました。 ファイルの内容をメールに追加することを、ファイルの 添付 attachment )と言います。

ここで、ファイルの添付の練習として、テキスト・ファイルを添付します。 「メモ帳」を起動し、「test」と入力し、「test.txt」というファイル名でドキュメント・フォルダーに保存します。

メールにファイルを添付するには、次のようにします。

  1. メールを作成中にする。
  2. 「ファイルを添付」(クリップ)をクリックする。
  3. 保存したフォルダ名→保存したファイル名とクリックする。
  4. 「選択」ボタンをクリックする。

「受信トレイ」などのメールの一覧では、ファイルが添付されたメールにはクリップの絵が付きます。 そのようなメールを開くと、添付されたファイルの一覧が表示されます。 その中のファイルをダウンロードするには、「ダウンロード」をクリックします。 すると、ダウンロード・フォルダにファイルがダウンロードされます。 ダウンロードされたファイルは、ファイル名の重複を避けるため、ファイル名に番号が追加される場合があります。

スレッド

東女Gmailの特徴の一つに、 スレッド thread )というものがあります。 これは、メール→返信→返信の返信→返信の返信の返信→…というメールのやり取りを、一つにまとめる機能です。 スレッドの機能によって、メールによる議論の流れが分かりやすくなります。

「受信トレイ」などのメールの一覧では、スレッドは一つの項目として表されます。 それを開くと、まとめられたメールが続けて読めるように表示されます。

迷惑メール

東女Gmailのもう一つの特徴は、迷惑メール(一方的に送られる広告など)を自動的に判別し、「迷惑メール」に入れてしまう機能です。 「迷惑メール」に入ったメールは、30日後に自動消滅します。 この機能によって、迷惑メールを削除する手間が省けます。

残念ながら、迷惑メールの判別は完璧ではありません。 普通のメールが「迷惑メール」に入ってしまうことが、時々発生します。 自動消滅してしまう前に、定期的に「迷惑メール」をクリックして、普通のメールが入っていないか確認してください。

メールの削除

迷惑メールは自動的に削除されますが、不要なメールを自分で 削除 deletion )することもできます。

メールを削除するには、削除したいメールを開いて、ゴミ箱ボタン(削除)をクリックします。

本当は、この操作ではメールは削除されず、「ゴミ箱」に移動されるだけです。 「ゴミ箱」のメールを開き、「完全に削除」ボタンをクリックすると、本当に削除されます。 「ゴミ箱」のメールは30日で自動消滅しますので、単に放置してもよいでしょう。

自宅からの利用

東女Gmailは、自宅のパソコンでも利用できます。 ウェブ・ブラウザー(Edge, Chrome, Firefoxなど)を起動し、アドレス欄に

http://mail.cis.twcu.ac.jp/

と入力してください。

授業によっては、メールによるレポート提出は、差出人が学内のメールアドレス(学生番号@cis.twcu.ac.jp)でないと受理されない場合があります。 そのようなときでも、東女Gmailを使えば、自宅からレポートが提出できるのです。

メールの自動転送

東女Gmailは、スマートフォンでも利用できますが、ウェブ・ブラウザーを起動する必要があります。 次のようにして、メールの自動転送の設定をしておけば、スマートフォンのメール機能でメール(のコピー)を受信することができます。

  1. 右上にある「設定」(歯車)→「設定」とクリックする。
  2. 設定ページが表示されるので、「メール転送とPOP/IMAP」をクリックする。
  3. 「転送」項目の「転送先アドレスを追加」ボタンをクリックする。
  4. 入力欄にスマートフォンのメール・アドレスを入力し、「次へ」ボタンをクリックする。
  5. 「続行」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックする。
  6. 少し待つと、スマートフォンに確認コードが書かれたメールが届く。
  7. 「転送」項目にスマートフォンのメール・アドレスが表示されるので、「確認コード」入力欄に確認コードを入力して「確認」ボタンをクリックする。
  8. 「転送」項目にラジオボタンが表示されるので、「受信メールを〜に転送して」の左をクリックし、「〜のメールを受信トレイに残す」を選択する。
  9. 下側の「変更を保存」ボタンをクリックする。

演習3

[電子メール] 「メモ帳」を使って、「大学で勉強したいこと」というテーマで文章を書いてください。 文章は400字以上1,000字以下とし、できるだけパソコンと関係させてください。 そして、そのテキスト・ファイルをメールに添付してください。

この演習は、以下の点を評価します。


レポート課題

今日の演習3の答案(テキスト・ファイル)をメールで提出してください。 差出人は学内のメール・アドレス(学生番号@cis.twcu.ac.jp)とし、宛先はkonishi@cis.twcu.ac.jpとします。 メールの本文には、学生番号、氏名、科目名、授業日(4月24日)を明記してください。


参考文献


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2019年4月24日更新
小西 善二郎 <konishi@cis.twcu.ac.jp>
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