ワープロの使い方ではありませんが、ここで、レポートの書き方について説明します。 レポートの書式の詳細については、それぞれの先生の指示に従ってください。 ここでは、一般的な約束事を紹介します。
まず、レポートには表紙を付けます。 表紙には、レポートのタイトル、科目名と教員名、学部・学科・専攻、学生番号と氏名、提出日などを書きます。 なお、短いレポートなら、1ページ目の上側を表紙の代わりにしても構いません。
レポートの本文は、次のように構成します。
概要とは、そのレポートの内容を短くまとめた文章のことです。 概要は、それを読めばだいたいのことが分かるようにしてください。
本文は、内容に応じていくつかの章に分割します。 章の内容によっては、さらにいくつかの節に分割します。 それぞれの章には、第1章、第2章のように見出しを付け、それぞれの節には、第1節、第2節のように見出しを付けます。
レポートを書くときに参考にした文献は、参考文献として列挙します。 参考文献は、著者名順または出現順に並べます。 一つ一つの文献は、例えば、
[1] ○山×郎『△△について』□□出版, 2000.
のように書きます。
文章の中で出典を示すには、「○山[1]によれば〜」や「〜と主張されている[1]。」などと書きます。
図や表には、キャプションを付けます。 キャプションとは、「図1:1980年代の△△」のような図表の説明です。 普通は、図のキャプションは図の下に、表のキャプションは表の上に配置します。
文章の中で図表を参照するときは、「結果は表1の通りである。」などと書きます。
Excelの代表的な機能の一つに、グラフの作成があげられます。 グラフの種類を選択するだけで、データからグラフが作成されます。 Excelには、棒グラフや折れ線グラフなど、様々なグラフが用意されています。 また、グラフの軸や目盛りなどについて、詳細な設定が可能です。
ここでは、例として、次のデータから棒グラフを作成します。
氏名 | 国語 | 算数 |
---|---|---|
大久保 | 90 | 90 |
中野 | 80 | 70 |
荻窪 | 70 | 90 |
三鷹 | 70 | 60 |
立川 | 80 | 80 |
それでは、Excelを起動し、データを入力してください。
グラフを作成するには、まず、データの範囲をドラッグします。 そして、リボンの「グラフ」をクリックします。 「グラフの挿入」項目にグラフの種類のアイコンが表示されるので、その中から「縦棒」→「集合縦棒」とクリックします。 すると、棒グラフが表示されます。
グラフの大きさを変えるには、グラフの余白をクリックして、グラフの枠の点々をドラッグします。 グラフを移動するには、グラフの枠をドラッグします。 グラフの要素についても、大きさを変えたり移動したりできます。 グラフの要素をクリックして、要素の枠に四角印と丸印がついてから、四角印か丸印をドラッグすると大きさが変えられます。 要素をドラッグすると移動できます。
例えば、「プロットエリア」をクリックし、上の枠を下にドラッグして、余白を広げてみてください。
グラフの設定を変更するには、そのグラフの余白をクリックし、リボンの「グラフ レイアウト」や「書式」をクリックします。 すると、設定変更に関する項目が表示されます。
例えば、縦軸に「得点」というラベルをつけるには、リボンの「グラフ レイアウト」をクリックします。 そして、「ラベル」項目で「軸ラベル」→「縦軸ラベル」→「軸ラベルを水平に配置」とクリックします。 すると、軸ラベルが表示されるので、そこに「得点」と入力します。 最後に、軸ラベルを適切な位置に移動します。
リボンにはない変更を行うには、その要素をダブルクリックします。 すると、その要素に関する設定用のウィンドウが開きます。
例えば、グラフの棒をダブルクリックして、色を変えてみてください。
なお、グラフを削除するには、deleteキーまたはカットで行います。
Word文書には、Excelの表やグラフが挿入できます。 Word文書に表を挿入するだけなら、Wordの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。
Excelの表をWord文書に挿入するには、次のようにします。
挿入された表は、Excelの表をWordの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、Wordの操作で行います。
ExcelのグラフをWord文書に挿入するには、次のようにします。
挿入されたグラフは、Wordでは図のように扱われます。 したがって、グラフの移動などは、Wordの操作で行います。
今までは、Excelでグラフを作成してから、Word文書に挿入してきました。 直接、Wordでグラフを作成することもできます。 この操作では、Excelが自動的に起動します。
まず、リボンの「グラフ」をクリックします。 そして、「グラフの挿入」項目のグラフのアイコンをクリックすると、自動的にExcelが起動し、Excelにはサンプル・データが挿入され、Wordにはそのグラフが挿入されます。 後は、Excelのデータを変更します。
PowerPointプレゼンテーションには、Excelの表やグラフが挿入できます。 PowerPointプレゼンテーションに表を挿入するだけなら、PowerPointの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。
Excelの表をPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。
挿入された表は、Excelの表をPowerPointの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、PowerPointの操作で行います。 (必要に応じて、表と文字を大きくしてください。)
ExcelのグラフをPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。
挿入されたグラフは、PowerPointでは図のように扱われます。 したがって、グラフの移動などは、PowerPointの操作で行います。 (必要に応じて、グラフと文字を大きくしてください。)
今までは、Excelでグラフを作成してから、PowerPointプレゼンテーションに挿入してきました。 直接、PowerPointでグラフを作成することもできます。 この操作では、Excelが自動的に起動します。
まず、「タイトルとコンテンツ」スライドを挿入し、グラフのアイコンをクリックします。 すると、リボンの「グラフ」が開き、「グラフの挿入」項目にグラフの種類がアイコン表示されます。 グラフのアイコンをクリックすると、自動的にExcelが起動し、Excelにはサンプル・データが挿入され、PowerPointにはそのグラフが挿入されます。 後は、Excelのデータを変更します。
これまでに利用した、ワープロソフトWord, 表計算ソフトExcel, プレゼンテーションソフトPowerPointは、すべてMicrosoft Officeとよばれるソフトウェアの一部です。 自宅のパソコンでWord, Excel, PowerPointを利用するには、電気店などでMicrosoft Officeを購入してください。 Word, Excel, PowerPointを別々に購入する事もできます。
もし、何らかの事情で購入できない場合は、次のフリーソフトを入手(ダウンロード)します。
Word Viewer, Excel Viewer, PowerPoint Viewerは、Microsoftが開発したフリーソフトで、それぞれWordファイル、Excelファイル、PowerPointファイルが開けます。 ただし、ファイルの変更・保存はできません。
LibreOfficeとApache OpenOfficeは、有志が開発したフリーソフトで、ワープロ、表計算、プレゼンテーションが利用できます。 LibreOfficeとApache OpenOfficeは、Wordファイル、Excelファイル、PowerPointファイルを開けるし、変更・保存もできます。 LibreOfficeとApache OpenOfficeは兄弟の関係であり、大体同じなのですが、これらとMicrosoft Officeは、色々な点で多少異なります。
Microsoft Officeは、数年に一度、改訂版が発表されます。 2007 Microsoft Office System (以下、Office 2007) からは、ファイル形式が変更になりました。 Office 2007以降でそのまま保存したファイルは、それ以前のOffice(Office 2003やOffice 2004 for Macなど)では開けません。 以前のOfficeで開けるようにするには、保存するとき、ファイル形式を「97-2003/2004」に変更してください。
Office 2007以降のファイルとそれ以前のOfficeのファイルは、拡張子で見分けられます。
ソフト | 2007以降 | それ以前 |
---|---|---|
Word | .docx | .doc |
Excel | .xlsx | .xls |
PowerPoint | .pptx | .ppt |
もし、自宅のパソコンがWindowsで、Office 2000/XP/2003を使っている場合は、「Microsoft Office互換機能パック」というソフトを利用するとよいでしょう。 このソフトをダウンロードしてインストールすると、Office 2007以降のファイルが開けるようになります。
学内統一パスワードの有効期間は1年間です。 この授業でパスワードを変更した場合、来年の4月22日までとなります。 その日までにパスワードを変更すれば大丈夫ですが、春休みにパスワードのことを忘れそうな人は、来週までに新しいパスワードを考えておいてください。 来週パスワードを変更すると、来年の7月22日までパスワードが有効になります。
来週の授業中に、授業評価のアンケートを実施します。 アンケートはマークシート方式なので、鉛筆かシャープペンシルを持参してください。