注意1. この授業には、アシスタントがついています。 授業中、パソコンがおかしくなったときなどは、アシスタントに質問してください。
注意2. この授業の内容は、URL
に掲載しています。 必要に応じて参照してください。
インターネットをはじめとした今日の情報通信化社会で必要とされる基礎的な技能と概念を習得し、問題分析能力や問題解決能力を養うことを目的としています。 WWW、電子メール、ファイルシステム、情報倫理、安全対策、ワープロ・表計算・プレゼンテーションの利用、などを学びます。 最終課題では専門科目につながるような題材をとりあげます。
情報分野の基本的なスキルであるコンピュータの操作、電子メール、Webによる情報検索や文献検索、情報倫理、セキュリティ、ファイルシステム、ワープロ、表計算、プレゼンテーションの基礎、またそれらを安全に利用していくための知識を身につけることを目標とします。
講義時間以外にも、タッチタイピングの練習、電子メール(東女Gmail)、Web、Officeアプリなどを積極的に利用してください。
東京女子大学情報処理教育運営委員会編、コンピュータIテキスト2012年度版
必要があれば講義の中で紹介します。
平常点:学期中の課題:最終課題:学期末試験を 20:35:15:30 の比率で評価します。 平常点には出席状況の外に講義中に行う演習も含まれます。
教科書の内容や、授業で学んだ技術・知識を正しく理解し、適切な箇所で適切に利用できているかを基準に評価します。
2012年度前期定期試験は、8月3日(金)3時限に、全学生一斉に行います。
パソコンにはいくつかの種類があります。 現在よく使われているのは、次の2種類です。
パソコンの種類を決定しているのは、OSとよばれる部分です。 OS とは、Operating Systemの略で、パソコンの中の土台となるソフトのことです。 OSは 基本ソフト と意訳されることがあります。
WindowsパソコンのOSには、 Windows Vista や Windows 7 などがあります。 MacのOSには、 Mac OS 9 や Mac OS X (マックオーエステン)などがあります。
東京女子大学では、市場占有率よりも安全性を優先して、Macを採用しました。 東京女子大学のMacは、普通のMacとは以下の点が異なります。
マウス ( mouse ) は、位置情報を入力する装置です。 ここで、入力とは、パソコンに情報を伝えることです。 現代のパソコンは、多くの操作がマウスによって行われます。
マウスは、右手で上から覆いかぶせるようにして持ちます。 このとき、左のボタンの上に人指し指を置き、右のボタンの上に中指を置きます。 ボタンのないマウスの場合は、裏にスイッチがありますので、ボタンがあると思って指を置きます。
マウスを前後左右に動かすと、画面上の矢印も同じように上下左右に動きます。 この矢印を マウスカーソル ( mouse cursor ) と呼びます。
マウスのボタンの押し方には、いくつかの種類があります。 以下のものが重要です。
キーボード ( keyboard ) は、文字情報を入力する装置です。 データの入力や文書作成などには、キーボードが使われます。
まず、キーに書いてあるひらがなは無視してください。 また、今日は日本語入力は行いません。
単にキーを押して離すと、キーに書いてあるアルファベットの小文字か左側の記号が入力されます。 具体的には、次の通りです。
shiftキー ( shift key ) を押しながらキーを押して離すと、キーに書いてあるアルファベットの大文字か上側の記号が入力されます。 具体的には、次の通りです。
もし、アルファベットの大文字しか入力できないようなら、キーボードの左下にあるcaps lockキーのランプを確認してください。 このキーは、連続して大文字を入力するためのものです。 caps lockキー ( caps lock key ) を押して離し、ランプが点くと、大文字が入力できるようになり、もう一度押して離し、ランプが消えると、小文字が入力できるようになります。
何も書いていないキーを押して離すと、スペース(間隔)が入力されます。 このキーを スペースキー ( space key ) と呼びます。
間違って入力したときは、returnキーの上の deleteキー ( delete key ) を押して離すと、直前の入力が削除されます。
入力の途中を修正するには、矢印キーを使います。 矢印キー ( arrow key ) を押して離すと、縦線が移動します。 この縦線を カーソル ( cursor ) と呼びます。 カーソルを移動させてから文字のキーを押して離すと、その位置にその文字が挿入されます。 deleteキーを押して離すと、カーソルの左が削除されます。 returnキーの右の forward deleteキー ( forward delete key ) を押して離すと、カーソルの右が削除されます。 なお、マウスでクリックしても、カーソルが移動できます。
この他のキーについては、必要に応じて説明します。
パスワード ( password ) とは、パソコン利用者の認証に用いる文字列のことです。 ここで、 認証 ( authentication ) とは利用者の本人確認のことです。 パソコンは、利用者を識別する ログイン名 ( login name ) 、および、パスワードを組み合わせて認証を行います。 東京女子大学では、ログイン名は学生番号(アルファベットは小文字)です。 パスワードは、キャッシュカードの暗証番号のようなものと考えてください。
もし、パスワードが第三者に知られると、次のような被害に遭う可能性があります。
パスワードを第三者に知られないためには、パスワードをメモしないで覚えることと、第三者に推測されるような悪いパスワードにしないことです。
以下は、悪いパスワードの例です。
悪くないパスワードを作るには、例えば、適当な英単語を考え、その一部を大文字にして、中に数字や記号を挿入するなどしてください。
今日は、暫定パスワードを配付します。 次回の授業には忘れずに持ってきてください。 また、次回の授業でパスワードを変更するので、悪くないパスワードを考えておいてください。 なお、パスワードの条件は次の通りです。
ログイン名とパスワードによる認証を行って、パソコンを利用できる状態にすることを、 ログイン ( login ) と言います。
「Mac OS X」と書かれた画面の「名前」欄にログイン名を入力し、「パスワード」欄にパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックすると、ログインできます。 これで、パソコンが利用できる状態になります。
認証によるパソコンの利用を終了することを、 ログアウト ( logout ) と言います。
左上のリンゴのマーク→「ログアウト」とクリックし、「ログアウト」ボタンをクリックすると、ログアウトできます。
もし、パソコンを使い終ったのにログアウトしないで立ち去ると、その場に現れた第三者が本人になりすましてパソコンを利用するかもしれません。 すると、パスワードが知られるのと同じような被害に遭う可能性があります。 パソコンを使い終わったら、忘れずにログアウトしてください。
ログインしたときに表示される画面を デスクトップ ( desktop ) と呼びます。 この呼び名は、パソコンを操作することが、あたかも机の上で作業するようなイメージであることに由来します。
デスクトップに表示される長方形を ウィンドウ ( window ) と呼びます。 一般的に、ウィンドウは、移動したり、大きさを変えたり、重ねたり、閉じたりできます。 また、 アイコン ( icon ) と呼ばれる小さな絵に変えることもできます。
デスクトップの一番上にある白い部分を メニューバー ( menu bar ) と呼びます。 また、デスクトップの一番下にある銀色の部分を Dock と呼びます。
ウィンドウの一番上にある灰色の部分を タイトルバー ( title bar ) と呼びます。 タイトルバーをクリックすると、そのウィンドウが手前にあるように表示されます。 このようになったウィンドウを アクティブウィンドウ ( active window ) と呼びます。 ウィンドウをアクティブにすると、ウィンドウに対する操作が可能になります。
タイトルバーをドラッグすると、そのウィンドウが移動します。
タイトルバーの左には、赤ボタン、黄色ボタン、および緑ボタンがあります。
なお、Dockに格納されたアイコンをクリックすると、元のウィンドウに戻ります。
緑ボタンでは、ウィンドウの大きさが自由に変えられません。 自由に変えるには、ウィンドウの右下の斜線部分をドラッグします。
ウィンドウによっては、一番右や一番下に水色の棒が表示されます。 この棒を スクロールバー ( scroll bar ) と呼びます。 スクロールバーをドラッグすると、ウィンドウからはみ出していた部分が表示されます。 この、ウィンドウからはみ出していた部分を表示することを、 スクロール ( scroll ) と言います。 スクロールバーの端にある三角を スクロールアロー ( scroll arrow ) と呼びます。 スクロールアローをクリックしても、スクロールできます。
Webブラウザ「Safari」の使い方は、回を改めて説明します。 今日は、シラバスのページや履修登録のページなど、すぐに必要になるページの閲覧方法を紹介します。
シラバスを閲覧するには、次のように操作します。
シラバスのトップページが表示されたら、学部名、科目名などをクリックします。 前のページに戻るには、ウィンドウの上側にある左向き三角ボタンをクリックしてください。
なお、シラバスの印刷は可能ですが、無駄な印刷はしないようにしてください。
履修登録をするには、次のように操作します。
東京女子大学のMacにログインすると、「情報処理センター」と書かれたウィンドウが開きます。 また、DockのSafariのアイコンを右クリックし、「新規ウィンドウ」をクリックしても、同じ内容のウィンドウが開きます。 右側には、「よくある質問(Q&A)」や「ローカルガイド」と書かれた部分があります。 「よくある質問(Q&A)」をクリックすると、Macに関するQ&A形式のマニュアルが閲覧できます。 「ローカルガイド」をクリックすると、Macに関する情報処理センター限定のマニュアルが閲覧できます。 Macを使っていて困ったときは、これらのマニュアルを参考にしてください。
もし、Macが全然動かなくなったり、虹色のマウスカーソルが回転し続けてMacが使えなくなったときは、強制終了を試してみてください。 再びMacが使えるようになる可能性があります。 ただし、強制終了すると、保存していないデータは消えてしまいます。
optionキーとコマンド・キー(リンゴ印のキー)とescキーを同時に押すと、強制終了のウィンドウが開きます。 強制終了したいアプリケーションを選択し、「強制終了」ボタンをクリックすると、そのアプリケーションは強制終了されます。
強制終了をしてもMacが動かない場合は、最終手段として、電源を入れ直します。 もちろん、電源を入れ直すと、保存していないデータは消えてしまいます。
Mac本体の左下の裏側に電源スイッチがあります。 このスイッチを5秒ほど押し続けると、電源が切れます。 もう一度このスイッチを押すと、電源が入ります。 その後、1〜2分待つと、ログインできるようになります。