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コンピュータI(コンピュータリテラシ)第2回

目次
2.1 出席確認の方法
2.2 パスワード(2)
2.2.1 東京女子大学のパスワード管理
2.2.2 ログイン・パスワードの変更
2.2.3 メール・パスワードの変更
2.2.4 Campus Squareパスワードの変更
2.3 ファイルとフォルダ(1)
2.3.1 アプリケーションの起動
2.4 タイピング練習
2.5 ワープロ(1)
2.5.1 ワープロ・ソフトWord
2.5.2 Wordの起動
2.5.3 Wordの終了
2.6 日本語の入力
2.6.1 入力モード
2.6.2 ローマ字入力
2.6.3 漢字変換
2.6.4 文字パレット
2.7 クリップボード
2.7.1 クリップボードとは
2.7.2 クリップボードの使い方
2.8 ファイルとフォルダ(2)
2.8.1 ファイルとは
2.8.2 ファイルとアイコン
2.8.3 ファイルを開く
2.9 ワープロ(2)
2.9.1 改行と段落
2.9.2 文書の保存
2.9.3 文書の印刷
2.10 参考文献
索引
Finder   returnキー   Typist   拡張子   カット   かな漢字変換方式   クリップボード   コピー   サイドバー   入力モード   ファイル   ファイル名   ペースト   文字パレット   ローマ字入力  

2.1 出席確認の方法

この授業は、出席回数も成績評価の対象になります。 出席の確認は、特別なソフトによって機械的に行います。 授業が始まったら、出席の証拠としてログインしてください。

なお、このソフトはログイン情報という個人情報を収集します。 収集した情報は、出席確認のためだけに使います。


2.2 パスワード(2)

2.2.1 東京女子大学のパスワード管理

パソコンでは、ログイン名とパスワードの組み合わせで認証が行われるということは、前回説明しました。 東京女子大学では、複数の認証システムが稼働していて、別々にパスワードが管理されています。 この授業に関係するパスワードは、以下の3つです。

ログイン・パスワード
Macにログインするときに使用。
メール・パスワード
メールを読み書きするときに使用。
Campus Squareパスワード
履修登録や奨学金の手続きをするときに使用。

この他に、図書館のシステムやLL教室のシステムでも、別個にパスワードが管理されているようです。

パスワードが別々に管理されているので、例えば、ログイン・パスワードを変更しても、メール・パスワードは変更されません。 もし、「大学で使うパスワードは統一する」という方針なら、すべてのパスワードを同時に変更するようにしてください。

2.2.2 ログイン・パスワードの変更

ログイン・パスワードを変更するには、次のように操作します。

  1. 「情報処理センター」と書かれたウィンドウをアクティブにする。 もしそのようなウィンドウがなければ、DockのSafariのアイコンを右クリックし、「新規ウィンドウ」をクリックする。
  2. 右側にある「ログインパスワード変更ページ」をクリックする。
  3. もし、メニューバーの右側が「あ」なら、「あ」→「A」とクリックする。
  4. 「ユーザ名」欄にログイン名、「パスワード」欄に変更前のパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックする。
  5. 「パスワードの変更」ボタンをクリックする。
  6. 「現在のパスワード」欄に変更前のパスワード、「新しいパスワード」欄と「新しいパスワード(確認のため)」欄に変更後のパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックする。
  7. 「変更完了」というメッセージを確認したら、「ログアウト」ボタンをクリックする。

2.2.3 メール・パスワードの変更

メール・パスワードを変更するには、次のように操作します。

  1. 「情報処理センター」と書かれたウィンドウをアクティブにする。 もしそのようなウィンドウがなければ、DockのSafariのアイコンを右クリックし、「新規ウィンドウ」をクリックする。
  2. 右側にある「東女Gmailログインページ」をクリックする。
  3. もし、メニューバーの右側が「あ」なら、「あ」→「A」とクリックする。
  4. 「ユーザー名」欄にログイン名、「パスワード」欄に変更前のパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックする。
  5. 画面の指示通りにゆがんだ文字を入力し、「同意して、アカウントを作成します」ボタンをクリックする。
  6. 右上にある「設定」をクリックする。
  7. 「設定」項目の「アカウント」をクリックする。
  8. 「アカウント設定を変更」項目の「Googleアカウントの設定」をクリックする。
  9. 「セキュリティ」項目の「パスワードを変更」をクリックする。
  10. 「現在のパスワード」欄に変更前のパスワード、「新しいパスワードを選択」欄と「新規パスワードを再入力してください」欄に変更後のパスワードを入力し、「パスワードを変更」ボタンをクリックする。
  11. 「パスワードは変更されました」というメッセージを確認したら、右上にある「ログアウト」をクリックする。

2.2.4 Campus Squareパスワードの変更

Campus Squareパスワードを変更するには、次のように操作します。

  1. 「情報処理センター」と書かれたウィンドウをアクティブにする。 もしそのようなウィンドウがなければ、DockのSafariのアイコンを右クリックし、「新規ウィンドウ」をクリックする。
  2. 上側の「links」をクリックし、「東京女子大学 トップページ」をクリックする。
  3. 東京女子大学のトップページが表示されるので、上側の「在学生の方」をクリックし、左側の「Campus Square」をクリックする。
  4. もし、メニューバーの右側が「あ」なら、「あ」→「A」とクリックする。
  5. 「ユーザ名」欄に学生番号(アルファベットは大文字)を入力し、「パスワード」欄に変更前のパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックする。
  6. 右上の「Password」ボタンをクリックする。
  7. 「現在のパスワード」欄に変更前のパスワード、「新規パスワード」欄と「確認用にもう一度」欄に変更後のパスワードを入力し、「設定」ボタンをクリックする。
  8. 「パスワードを変更しました。」というメッセージを確認したら、右上にある「Logout」ボタンをクリックする。

2.3 ファイルとフォルダ(1)

2.3.1 アプリケーションの起動

東京女子大学のMacには、あらかじめ色々なソフトが用意されています。 それらを利用するには、ファイル管理ソフト「 Finder 」の使い方を覚える必要があります。

FinderはMacにとって特別な存在で、最初から起動していて、終了させることはできません。 Finderのウィンドウを開くには、DockのFinderのアイコンをクリックします。

Finderの左側の部分を サイドバーside bar ) と呼びます。 サイドバーの「アプリケーション」をクリックすると、右側にアプリケーションのアイコンがいくつか表示されます。 必要に応じてスクロールし、アイコンをダブルクリックすると、そのアプリケーションが起動します。

アイコンによっては、ダブルクリックしてもアプリケーションは起動せず、別のアイコンがいくつか表示されます。 アプリケーションが起動しないアイコンは、アプリケーションではなくフォルダを表しています。 フォルダについては後で説明しますが、とりあえず、いくつかのアプリケーションをまとめた紙袋のようなものだと考えてください。 フォルダのアイコンをダブルクリックすると、そこに入っているアプリケーションが一覧表示されます。 このことを、フォルダを開くと言います。

開いたフォルダを元に戻すには、左向きの三角ボタンをクリックします。 最初からやり直すには、サイドバーの「アプリケーション」をクリックします。


2.4 タイピング練習

東京女子大学のMacには、タイピング練習ソフト「 Typist 」がインストールされています。 パソコンを使いこなすには、ある程度の速さでタイピングができなくてはいけません。 タイピングに自信のない人は、このソフトで練習するとよいでしょう。

Typistを起動するには、Finderのウィンドウを開き、「アプリケーション」をクリックし、「TWCU」→「Typist」とダブルクリックします。


2.5 ワープロ(1)

2.5.1 ワープロ・ソフトWord

ワープロ・ソフトとは、一言で言えば、レポートなどの文書を作成するソフトです。 授業では、Microsoft社の「Word」というワープロ・ソフトを取り上げます。 今回は、Wordを使って、日本語入力やクリップボードについて説明します。 Wordの詳しい使い方については、表計算ソフトExcelやプレゼンテーション・ソフトPowerPointと一緒に説明します。

2.5.2 Wordの起動

それでは、Wordを起動します。 Finderのウィンドウを開き、「アプリケーション」をクリックし、「Microsoft Office 2008」→「Microsoft Word」とダブルクリックしてください。

Wordを起動すると、「文書1」ウィンドウが開きます。 このウィンドウは、新規にワープロ文書を作成するときに使います。

Wordのウィンドウの上側にはボタンが並んでいます。 この部分をツールバーと呼びます。

2.5.3 Wordの終了

Wordを使い終わったら、Wordを終了します。 次のように操作してください。

  1. Wordのウィンドウをアクティブにする。
  2. メニューバーを「Word」→「Wordを終了」とクリックする。

2.6 日本語の入力

2.6.1 入力モード

前回の授業では、アルファベットの入力方法を説明しました。 漢字などの日本語を入力するには、入力モードを切り替えてからキー入力します。 ここで、 入力モードinput mode ) とは、Aキーを「a」と解釈するか、「あ」と解釈するかという、キー入力の解釈の種類です。 入力モードには、次のようなものがあります。

入力モードを切り替えるには、メニューバーの右の入力メニュー・アイコンをクリックします。 また、英数キーやかなキーでも切り替えられます。

2.6.2 ローマ字入力

入力モードをひらがなに切り替えると、ひらがなが入力できます。 ただし、キーに書かれているひらがなではなく、ローマ字をキー入力します。 これを、 ローマ字入力Romaji input ) と呼びます。 ひらがなとローマ字の対応は、以下の通りです。

表 2.1  ひらがなとローマ字の対応
あ = A い = I う = U え = E お = O


か = KA き = KI く = KU け = KE こ = KO きゃ = KYA きゅ = KYU きょ = KYO
さ = SA し = SI, SHI す = SU せ = SE そ = SO しゃ = SYA, SHA しゅ = SYU, SHU しょ = SYO, SHO
た = TA ち = TI, CHI つ = TU, TSU て = TE と = TO ちゃ = TYA, CHA ちゅ = TYU, CHU ちょ = TYO, CHO
な = NA に = NI ぬ = NU ね = NE の = NO にゃ = NYA にゅ = NYU にょ = NYO
は = HA ひ = HI ふ = HU, FU へ = HE ほ = HO ひゃ = HYA ひゅ = HYU ひょ = HYO
ま = MA み = MI む = MU め = ME も = MO みゃ = MYA みゅ = MYU みょ = MYO
や = YA
ゆ = YU
よ = YO


ら = RA り = RI る = RU れ = RE ろ = RO りゃ = RYA りゅ = RYU りょ = RYO
わ = WA


を = WO


ん = NN






が = GA ぎ = GI ぐ = GU げ = GE ご = GO ぎゃ = GYA ぎゅ = GYU ぎょ = GYO
ざ = ZA じ = ZI, JI ず = ZU ぜ = ZE ぞ = ZO じゃ = ZYA, JA じゅ = ZYU, JU じょ = ZYO, JO
だ = DA ぢ = DI づ = DU で = DE ど = DO ぢゃ = DYA ぢゅ = DYU ぢょ = DYO
ば = BA び = BI ぶ = BU べ = BE ぼ = BO びゃ = BYA びゅ = BYU びょ = BYO
ぱ = PA ぴ = PI ぷ = PU ぺ = PE ぽ = PO ぴゃ = PYA ぴゅ = PYU ぴょ = PYO
ぁ = XA ぃ = XI ぅ = XU ぇ = XE ぉ = XO




っ = XTU, XTSU




ゃ = XYA
ゅ = XYU
ょ = XYO


ー = - 、 = , 。 = . 「 = [ 」 = ]


通常、「っ」は、直後の子音字を重ねることで入力します。 例えば、「にっぽん」は「NIPPONN」です。

なお、ひらがなには下線が引かれますが、これはreturnキーを押して離しますと消えます。

カタカナを入力するには、入力モードをカタカナに切り替えてから、ローマ字入力を行います。 shiftキーを押しながらかなキーでも、カタカナの入力モードになります。

2.6.3 漢字変換

漢字を入力するには、 かな漢字変換方式Kana-Kanji translation method ) を用います。

まず、入力モードをひらがなに切り替えます。 そして、漢字の読みをローマ字入力し、スペースキーを押して離します。 すると、入力されたひらがなが適当に文節に区切られ、候補となる漢字が表示されます。 漢字が正しければ、returnキーを押して離します。 漢字が間違っていれば、矢印キーで文節を選び、スペースキーで次の候補を選びます。

文節の区切りが間違っている場合は、区切り方を変更します。 shiftキーを押しながら左矢印キーを押して離すと、文節が縮みます。 shiftキーを押しながら右矢印キーを押して離すと、文節が伸びます。

2.6.4 文字パレット

特殊な文字を入力するには、 文字パレットcharacter palette ) を利用します。 入力メニュー・アイコン→「文字パレットを表示」とクリックしてください。 もし、「文字パレットを表示」がないようなら、設定を変更します。 入力メニュー・アイコン→「"言語環境"を開く」とクリックしてください。


2.7 クリップボード

2.7.1 クリップボードとは

クリップボードclipboard ) とは、操作中のデータを一時的に格納できる記憶領域です。 クリップボードは、文章を推敲するときに役立ちます。

2.7.2 クリップボードの使い方

クリップボードを利用するには、まず、操作対象のウィンドウをアクティブにします。 そして、クリックやドラッグで位置や範囲を選択します。 最後に、右クリックするかメニューバーの「編集」をクリックし、「カット」、「コピー」、「ペースト」のいずれかを選びます。 それぞれの機能は次の通りです。

カットcut
ウィンドウの選択範囲をクリップボードに移動します。 選択範囲は削除されます。 広い範囲を削除するときにも使えます。
コピーcopy
ウィンドウの選択範囲をクリップボードにコピーします。 選択範囲は削除されません。
ペーストpaste
クリップボードの内容をウィンドウの選択位置にコピーします。 ペーストしても、クリップボードの内容は消えません。

2.8 ファイルとフォルダ(2)

2.8.1 ファイルとは

ファイルfile ) とは、パソコンにおけるデータの単位の一つです。 ファイルは、パソコンに保存したり、ソフトで開いたり、インターネットからダウンロードしたりできます。

ファイルには名前がつきます。 これを ファイル名file name ) と呼びます。 ファイル名は、xxxxxxxx.yyyという形式がよく使われます。 このyyyの部分を 拡張子extension ) と呼びます。 拡張子はファイルの種類の目印になります。

2.8.2 ファイルとアイコン

パソコンの画面では、ファイルはアイコンで表されます。 Macの場合、ファイル管理ソフト「Finder」およびデスクトップで、ファイルがアイコンで表示されます。 ファイルのアイコンをマウスで操作することで、ファイルの管理が行えます。

2.8.3 ファイルを開く

ファイルを開く最も簡単な方法は、ファイルのアイコンをダブルクリックすることです。 すると、適切なソフトでそのファイルが開きます。 ダブルクリックでうまく開かない場合は、次のいずれかの方法を試してください。


2.9 ワープロ(2)

2.9.1 改行と段落

一般的に、ワープロ・ソフトでは、用紙の幅に合わせて自動的に改行されます。 returnキーreturn key ) でも改行できますが、ワープロ・ソフトでは、returnキーは段落の終わりを意味します。 一行一行をreturnキーで改行するのは、正しくありません。

2.9.2 文書の保存

作成したワープロ文書は、パソコンに保存できます。 次のように操作してください。

  1. 保存する文書のウィンドウをアクティブにする。
  2. ツールバーの「保存」ボタンをクリックするか、メニューバーを「ファイル」→「別名で保存」とクリックする。
  3. 保存用のウィンドウが開くので、「名前」欄の右の三角ボタンを数回クリックして拡大表示にする。
  4. 下の「拡張子を追加する」チェックを数回クリックして有効にする。
  5. 「フォーマット」欄を「Word 97-2004 文書(.doc)」にする。
  6. 「名前」の下の保存場所(例えば「デスクトップ」)をクリックする。
  7. 「名前」欄に適当な名前(最後の".doc"は消さない)を入力する。
  8. 「保存」ボタンをクリックする。

「フォーマット」欄を「Word 97-2004 文書(.doc)」にしたのは、古いWordでも最新のWordでも開けるようにするためです。 「Word文書(.docx)」にすると、最新のWordでしか開けなくなります。

保存したワープロ文書は、後で開いて編集することもできます。 ファイルのアイコンをダブルクリックしてもよいですが、次のように操作すると、確実にWordで開けます。

  1. Wordが起動していなければ起動し、ウィンドウをアクティブにする。
  2. ツールバーの「開く」ボタンをクリックするか、メニューバーを「ファイル」→「開く」とクリックする。
  3. 「開く」ウィンドウが開くので、保存場所(例えば「デスクトップ」)をクリックし、ファイル名をクリックする。
  4. 「開く」ボタンをクリックする。

編集したワープロ文書は、再び保存できます。 ウィンドウをアクティブにしてから、ツールバーの「保存」ボタンをクリックするか、メニューバーを「ファイル」→「保存」とクリックしてください。

2.9.3 文書の印刷

ワープロ文書が完成したら、必要に応じて印刷します。 ツールバーの「プリント」ボタンをクリックすると即座に印刷するので、念のため次のように操作してください。

  1. 印刷する文書のウィンドウをアクティブにする。
  2. メニューバーを「ファイル」→「プリント」とクリックする。
  3. 「プリント」ウィンドウが開くので、「プリント」ボタンをクリックする。

2.10 参考文献


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2011年5月4日更新
小西 善二郎 <konishi@cis.twcu.ac.jp>
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