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コンピュータI(コンピュータリテラシ)第12回

目次
12.1 表計算(2)
12.1.1 グラフの作成
12.1.2 グラフの設定
12.2 ワープロ(5)
12.2.1 Excelの表の挿入
12.2.2 Excelのグラフの挿入
12.2.3 グラフの作成
12.3 プレゼンテーション(2)
12.3.1 Excelの表の挿入
12.3.2 Excelのグラフの挿入
12.3.3 グラフの作成
12.4 Microsoft Office利用のヒント
12.4.1 フリーソフト
12.4.2 ファイル形式
12.5 最終課題(3)
12.6 参考文献
索引

12.1 表計算(2)

12.1.1 グラフの作成

Excelの代表的な機能の一つに、グラフの作成があげられます。 グラフの種類を選択するだけで、データからグラフが作成されます。 Excelには、棒グラフや折れ線グラフなど、様々なグラフが用意されています。 また、グラフの軸や目盛りなどについて、詳細な設定が可能です。

ここでは、例として、次のデータから棒グラフを作成します。

表 12.1  架空の成績表
氏名 国語 算数
大久保 90 90
中野 80 70
荻窪 70 90
三鷹 70 60
立川 80 80

それでは、Excelを起動し、データを入力してください。

グラフを作成するには、まず、データの範囲をドラッグします。 そして、エレメンツギャラリーの「グラフ」をクリックします。 グラフの種類のアイコンが表示されるので、その中から棒グラフのアイコンをクリックします。 すると、棒グラフが表示されます。

12.1.2 グラフの設定

グラフの大きさを変えるには、グラフの余白をクリックして、グラフの枠の点々をドラッグします。 グラフを移動するには、グラフの枠をドラッグします。 グラフの要素についても、大きさを変えたり移動したりできます。 グラフの要素をクリックして、要素の枠に四角印と丸印がついてから、四角印か丸印をドラッグすると大きさが変えられます。 要素をドラッグすると移動できます。

グラフの設定を変更するには、変更したい要素をクリックします。 すると、書式パレットが変化し、その要素に関係する項目が選べるようになります。

例えば、縦軸に「得点」というタイトルをつけるには、縦軸をクリックします。 すると、書式パレットに「グラフオプション」という項目が現れます。 ここをクリックして詳細表示にし、「タイトル」項目を「縦軸」に変更して、「得点」と入力します。 すると、縦軸に「得点」というタイトルがつきます。 続いて、このタイトルを横書きにするには、タイトルをクリックします。 書式パレットの「配置と間隔」を詳細表示にし、「文字の向き」項目を水平にします。

書式パレットにはない変更を行うには、その要素をダブルクリックします。 すると、その要素に関する設定用のウィンドウが開きます。

なお、グラフを削除するには、deleteキーまたはカットで行います。


12.2 ワープロ(5)

12.2.1 Excelの表の挿入

Word文書には、Excelの表やグラフが挿入できます。 Word文書に表を挿入するだけなら、Wordの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。

Excelの表をWord文書に挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のWordのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、表をドラッグします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. Wordのウィンドウをクリックし、挿入する場所へカーソルを移動します。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入された表は、Excelの表をWordの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、Wordの操作で行います。

12.2.2 Excelのグラフの挿入

ExcelのグラフをWord文書に挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のWordのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、グラフの余白をクリックします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. Wordのウィンドウをクリックし、挿入する場所へカーソルを移動します。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入されたグラフは、Wordでは図のように扱われます。 したがって、グラフの移動などは、Wordの操作で行います。

12.2.3 グラフの作成

今までは、Excelでグラフを作成してから、Word文書に挿入してきました。 直接、Wordでグラフを作成することもできます。 この操作では、Excelが自動的に起動します。

まず、メニューバーの「挿入」をクリックし、「グラフ」を選択します。 すると、エレメンツギャラリーの「グラフ」が開き、グラフの種類がアイコン表示されます。 グラフのアイコンをクリックすると、自動的にExcelが起動し、Excelにはサンプル・データが挿入され、Wordにはそのグラフが挿入されます。 後は、Excelのデータを変更します。


12.3 プレゼンテーション(2)

12.3.1 Excelの表の挿入

PowerPointプレゼンテーションには、Excelの表やグラフが挿入できます。 PowerPointプレゼンテーションに表を挿入するだけなら、PowerPointの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。

Excelの表をPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のPowerPointのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、表をドラッグします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. PowerPointのウィンドウをクリックし、挿入する場所をクリックします。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入された表は、Excelの表をPowerPointの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、PowerPointの操作で行います。

12.3.2 Excelのグラフの挿入

ExcelのグラフをPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のPowerPointのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、グラフの余白をクリックします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. PowerPointのウィンドウをクリックし、挿入する場所をクリックします。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入されたグラフは、PowerPointでは図のように扱われます。 したがって、グラフの移動などは、PowerPointの操作で行います。

12.3.3 グラフの作成

今までは、Excelでグラフを作成してから、PowerPointプレゼンテーションに挿入してきました。 直接、PowerPointでグラフを作成することもできます。 この操作では、Excelが自動的に起動します。

まず、「タイトルとコンテンツ」スライドを挿入し、グラフのアイコンをクリックします。 すると、エレメンツギャラリーの「グラフ」が開き、グラフの種類がアイコン表示されます。 グラフのアイコンをクリックすると、自動的にExcelが起動し、Excelにはサンプル・データが挿入され、PowerPointにはそのグラフが挿入されます。 後は、Excelのデータを変更します。


12.4 Microsoft Office利用のヒント

12.4.1 フリーソフト

これまでに利用した、ワープロソフトWord, 表計算ソフトExcel, プレゼンテーションソフトPowerPointは、すべてMicrosoft Officeとよばれるソフトウェアの一部です。 自宅のパソコンでWord, Excel, PowerPointを利用するには、電気店などでMicrosoft Officeを購入してください。 Word, Excel, PowerPointを別々に購入する事もできます。

もし、何らかの事情で購入できない場合は、次のフリーソフトを入手(ダウンロード)します。

Word Viewer, Excel Viewer, PowerPoint Viewerは、Microsoftが開発したフリーソフトで、それぞれWordファイル、Excelファイル、PowerPointファイルが開けます。 ただし、ファイルの変更・保存はできません。

OpenOfficeは、有志が開発したフリーソフトで、ワープロ、表計算、プレゼンテーションが利用できます。 OpenOfficeは、Wordファイル、Excelファイル、PowerPointファイルを開けるし、変更・保存もできます。 ただし、OpenOfficeとMicrosoft Officeは、色々な点で多少異なります。

12.4.2 ファイル形式

Microsoft Officeは、数年に一度、改訂版が発表されます。 最新版である2007 Microsoft Office SystemとMicrosoft Office 2008 for Macでは、ファイル形式が変更になりました。 Office 2007/2008でそのまま保存したファイルは、それ以前のOffice(Office 2003やOffice 2004 for Macなど)では開けません。 以前のOfficeで開けるようにするには、保存するとき、ファイル形式を「97-2003/2004」に変更してください。

Office 2007/2008のファイルとそれ以前のOfficeのファイルは、拡張子で見分けられます。

表 12.2  Microsoft Officeのファイルの拡張子
ソフト 2007/2008 それ以前
Word .docx .doc
Excel .xlsx .xls
PowerPoint .pptx .ppt

もし、自宅のパソコンがWindowsで、Office XP/2003を使っている場合は、「Microsoft Office互換機能パック」というソフトを利用するとよいでしょう。 このソフトをダウンロードしてインストールすると、Office 2007/2008のファイルが開けるようになります。


12.5 最終課題(3)

予定通り、来週、再来週は最終課題の発表を行います。 スケジュールは以下の通りです。

7月14日(水)
2時限: 1班〜7班
3時限: 1班〜6班
7月21日(水)
2時限: 8班〜13班
3時限: 7班〜12班

発表時間は10分間なので、時間切れにならないよう、十分に練習しておいてください。 今日の授業の残り時間で、最終課題に関する質問を受け付けます。


12.6 参考文献


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2010年7月7日更新
小西 善二郎 <konishi@cis.twcu.ac.jp>
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