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コンピュータI(コンピュータリテラシ)第11回

目次
11.1 表計算(2)
11.1.1 グラフの作成
11.1.2 グラフの設定
11.2 ワープロ(6)
11.2.1 Excelの表の挿入
11.2.2 Excelのグラフの挿入
11.3 プレゼンテーション(2)
11.3.1 Excelの表の挿入
11.3.2 Excelのグラフの挿入
11.3.3 グラフの作成
11.4 最終課題(3)
11.5 参考文献
索引

11.1 表計算(2)

11.1.1 グラフの作成

Excelの代表的な機能の一つに、グラフの作成があげられます。 質問に答えていくだけで、データからグラフが作成されます。 Excelには、棒グラフや折れ線グラフなど、様々なグラフが用意されています。 また、グラフの軸や目盛りなどについて、詳細な指定が可能です。

ここでは、例として、次のデータから棒グラフを作成します。

表 11.1  架空の成績表
氏名 国語 算数
大久保 90 90
中野 80 70
荻窪 70 90
三鷹 70 60
立川 80 80

それでは、Excelを起動し、データを入力してください。

グラフを作成するには、メニューバーの「挿入」をクリックして、「グラフ」を選択します。

最初に質問されるのは、グラフの種類についてです。 この段階で、棒グラフや折れ線グラフなど、グラフの種類を決定します。 ここでは、「標準」タブをクリックし、「グラフの種類」の縦棒をクリックし、「形式」の左上のグラフをクリックし、「次へ」をクリックしてください。

次に質問されるのは、グラフの元データについてです。 この段階で、どの範囲のデータをグラフにするかを決定します。 ここでは、「データ範囲」タブをクリックし、「データ範囲」欄を空にし、その右の三角ボタンをクリックし、データの範囲をシートの上でドラッグし、再び三角ボタンをクリックし、「次へ」をクリックしてください。

その次に質問されるのは、グラフのオプションについてです。 この段階で、グラフの軸や目盛りなどについて、詳細に指定します。 ここでは、「タイトルとラベル」タブをクリックし、「グラフ タイトル」欄に「架空の成績表」と入力し、「Y/数値軸」欄に「得点」と入力し、「次へ」をクリックしてください。

最後に質問されるのは、グラフの作成場所についてです。 この段階で、グラフを独立したシートにするか、既存のシートに貼り付けるかを決定します。 ここでは、「オブジェクト」をクリックし、「完了」をクリックしてください。

これで、グラフが作成され、シートに貼り付けられます。

11.1.2 グラフの設定

グラフの大きさを変えるには、グラフの余白をクリックし、グラフの枠に四角印が付いてから、四角印をドラッグします。 また、グラフを移動するには、グラフの余白をクリックし、グラフの枠に四角印が付いてから、余白をドラッグします。 グラフの要素についても、だいたい同じように操作できます。 つまり、グラフの要素をクリックし、要素の枠に四角印がついてから、四角印をドラッグしますと大きさが変えられますし、要素をドラッグしますと移動できます。

グラフの設定を変更するには、変更したい要素をクリックします。 すると、設定パレットが変化し、その要素に関係する項目が選べるようになります。

例えば、軸ラベルの方向を水平にするには、軸ラベルをクリックします。 すると、設定パレットに「配置と間隔」という項目が現れます。 ここをクリックし、「文字の方向」を横書きテキストにしますと、軸ラベルの方向が水平になります。

設定パレットにはない変更を行うには、その要素をダブルクリックします。 すると、その要素に関する設定用のウィンドウが開きます。

なお、グラフを削除するには、カットで行います。


11.2 ワープロ(6)

11.2.1 Excelの表の挿入

Word文書には、Excelの表やグラフが挿入できます。 Word文書に表を挿入するだけでしたら、Wordの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。

Excelの表をWord文書に挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のWordのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、表をドラッグします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. Wordのウィンドウをクリックし、挿入する場所へカーソルを移動します。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入された表は、Excelの表をWordの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、Wordの操作で行います。

11.2.2 Excelのグラフの挿入

ExcelのグラフをWord文書に挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のWordのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、グラフの余白をクリックします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. Wordのウィンドウをクリックし、挿入する場所へカーソルを移動します。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入されたグラフは、ExcelのグラフをWordの図に変換したものです。 したがって、グラフの移動などは、Wordの操作で行います。


11.3 プレゼンテーション(2)

11.3.1 Excelの表の挿入

PowerPointプレゼンテーションには、Excelの表やグラフが挿入できます。 PowerPointプレゼンテーションに表を挿入するだけでしたら、PowerPointの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。

Excelの表をPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のPowerPointのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、表をドラッグします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. PowerPointのウィンドウをクリックし、挿入する場所をクリックします。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入された表は、Excelの表をPowerPointの図に変換したものです。 (PowerPointの表ではありません。) したがって、表の移動などは、PowerPointの操作で行います。

11.3.2 Excelのグラフの挿入

ExcelのグラフをPowerPointプレゼンテーションに挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のPowerPointのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、グラフの余白をクリックします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. PowerPointのウィンドウをクリックし、挿入する場所をクリックします。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入されたグラフは、ExcelのグラフをPowerPointの図に変換したものです。 したがって、図の移動などは、PowerPointの操作で行います。

11.3.3 グラフの作成

今までは、Excelでグラフを作成してから、PowerPointプレゼンテーションに挿入してきました。 実は、PowerPointだけでも、グラフを作成することができます。 (正確には、Graphというグラフ作成ソフトが使われます。)

まず、メニューバーの「挿入」をクリックし、「グラフ」を選択します。 すると、サンプル・データが書かれた表と、そのデータの棒グラフが表示されます。

次に、表のデータを書き換えます。 Excelと同じように、セルにデータを入力してください。 Excelの表からコピー・アンド・ペーストすることもできます。

この段階で、グラフのウィンドウをクリックしますと、暫定的なグラフが表示されます。 グラフの設定は、ツールバーで行います。 もし、ツールバーが表示されていなければ、メニューバーの「表示」をクリックして、「ツールバー」→「標準」と選択してください。

グラフの種類を変えるには、「グラフの種類」ボタンをクリックします。 行データのグラフと列データのグラフを入れ替えるには、「行」ボタンや「列」ボタンをクリックします。 その他にも、目盛線を引くボタンなどがあります。

グラフの設定を変更するには、その要素をダブルクリックします。 すると、その要素に関する設定用のウィンドウが開きます。

グラフが完成しましたら、メニューバーの「Graph」をクリックし、「閉じて(ファイル名)に戻る」を選択します。

挿入したグラフを変更するには、そのグラフをダブルクリックします。 すると、再び表のウィンドウとグラフのウィンドウが開きます。


11.4 最終課題(3)

予定通り、来週、再来週は最終課題の発表を行います。 スケジュールは以下の通りです。

7月5日(水)
1班〜6班
7月12日(水)
7班〜13班

発表時間は10分間ですので、時間切れにならないよう、十分に練習しておいてください。 今日の授業の残り時間で、最終課題に関する質問を受け付けます。


11.5 参考文献


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2006年6月28日更新
小西 善二郎 <konishi@twcu.ac.jp>
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