Webを利用するには、まず、閲覧したいWebページのURLを入力します。 つまり、URLが分からないと何もできません。 それでは不便なので、様々な情報サービス会社が、多くの人が利用しそうなリンクの一覧を提供しています。 このような情報サービスは、 ポータルサイト ( portal site ) と呼ばれます。 ここで、「ポータル」とは「入り口」という意味です。
代表的なポータルサイトとして、以下のURLを紹介します。
それでは、Yahoo! JAPANのホームページを見てみましょう。 ページの前半には、辞書、地図、路線といった情報サービスへのリンクが並んでいます。 また、ページ後半には、主に日本のWebページが、カテゴリー別に分類されています。 例えば、東京女子大学のホームページへ行くには、「大学」→「地域別」→「東京」→「東京女子大学」→「東京女子大学ホームページ」とクリックします。
MSN Japanのホームページを開きますと、「正しく表示されないことがあります。」と表示されるかもしれません。 そのときは、「現在のブラウザでMSN Japanへ」をクリックしてください。
Googleの場合は、「more」をクリックしますと、サービスの一覧が表示されます。 カテゴリー別の分類は、「ディレクトリ」をクリックします。
前回の授業では、ページ内の検索を行いました。 これは、表示しているページの中から、入力されたキーワードを検索するものでした。 このキーワード検索を、世界中のページに対して行う情報サービスがあります。 そのような情報サービス会社は、あらかじめ、世界中のページのコピーを記録しています。 そして、キーワードが送信されてきたら、その記録の中からキーワードを検索し、見つかったページを適切な順番で並べて返信するのです。 このような情報サービスは、 検索エンジン ( search engine ) と呼ばれます。
代表的な検索エンジンとして、以下のURLを紹介します。
以下では、Googleの使い方を説明します。 Yahoo! JAPANもMSN Japanも、使い方はほとんど同じです。
検索エンジンの使い方の基本は、キーワードを入力して「検索」をクリックするだけです。
ここで、例として、東京女子大学のホームページを検索します。 Googleの入力欄に「東京女子大学」と入力し、「Google検索」をクリックしてください。 すると、「東京女子大学」というキーワードを含むページが一覧表示されます。 東京女子大学のホームページが一覧の最初にありますので、そこをクリックすれば目的のページに行けます。 もし、一覧に目的のページがなければ、「次へ」をクリックします。
複数のキーワードをスペースで区切って入力しますと、それらのキーワードをすべて含むページが一覧表示されます。 この機能によって、より精度の高い検索が行えます。
例えば、東京女子大学が創立された年を調べたいとします。 「東京女子大学」というキーワードでは、1000万件近くも見つかりますので、とてもすべてを確認することはできません。 「東京女子大学が創立された年」というキーワードでは、関係のないページばかりです。 そこで、「東京女子大学」と「創立」という2つのキーワードをスペースで区切って入力します。 すると、ページは37万件余りに減り、「東京女子大学の歴史」というタイトルのページが一覧の最初に現れます。
実際に検索エンジンで調べ物をするときは、まず、適切なキーワードをいくつか考えてください。 そして、キーワードを段階的に増やしながら検索していきますと、能率よく見つけられる場合が多いです。
Googleの検索オプションを利用しますと、より高度な検索が行えます。
Googleのページの「検索オプション」をクリックしてください。 検索条件として、次のような検索が用意されています。
また、言語や日付などを指定することもできます。 ここでは、ドメインの指定について説明します。
東京女子大学が創立された年を調べる例では、「東京女子大学」と「創立」のキーワードでページが見つかりました。 しかし、もしかしたら37万件の中に埋もれていたかもしれません。 考えてみますと、そのようなページは東京女子大学に設置されているはずです。 つまり、そのページのURLには、東京女子大学のドメイン名twcu.ac.jpが含まれているはずです。 そこで、「すべてのキーワードを含む」欄に「東京女子大学」と「創立」、ドメイン欄に「twcu.ac.jp」を入力して、「Google検索」をクリックします。 すると、ページは60件程度に絞られます。
キーワードを並べる検索でページが見つからないときには、検索オプションを試してみてください。
Webは情報の宝庫ですが、まだまだ歴史が浅いので、ここ十数年の情報が中心となります。 それ以前の情報を得るには、図書館を利用することになります。 ただし、必ずしも図書館でカードをめくる必要はありません。 東京女子大学の図書館では、蔵書をデータベース化していて、蔵書の所在をWebで確認できます。
東京女子大学のホームページ(http://www.twcu.ac.jp/)の「図書館」をクリックし、新しく開いたウィンドウの「 OPAC 」をクリックしてください。
これまでに、ワープロ・ソフト「Word」、メール・ソフト「Mail」、Webブラウザ「Safari」などを利用してきました。 東京女子大学のMacには、これら以外にも、色々なソフトが用意されています。 それらを利用するには、ファイル管理ソフト「 Finder 」の使い方を覚える必要があります。
FinderはMacにとって特別な存在で、最初から起動していて、終了させることはできません。 Finderのウィンドウを開くには、DockのFinderアイコンをクリックします。
Finderの左側の部分を サイドバー ( side bar ) と呼びます。 サイドバーの「アプリケーション」をクリックしますと、右側にアプリケーションのアイコンがいくつか表示されます。 アイコンをダブルクリックしますと、そのアプリケーションが起動します。
アイコンによっては、ダブルクリックしてもアプリケーションは起動せず、別のアイコンがいくつか表示されます。 アプリケーションが起動しないアイコンは、アプリケーションではなくフォルダを表しています。 フォルダについては次回説明しますが、今日は、いくつかのアプリケーションをまとめた紙袋のようなものだと考えてください。 フォルダのアイコンをダブルクリックしますと、そこに入っているアプリケーションが一覧表示されるのです。
フォルダから元に戻るには、左向きの三角ボタンをクリックします。 最初からやり直すには、サイドバーの「アプリケーション」をクリックします。
ここで、よく利用すると思われるアプリケーションを列挙します。
なお、よく利用するアプリケーションは、Dockに登録しておきますと、Finderを開く手間が省けます。 登録したいアプリケーションのアイコンを、Dockにドラッグ・アンド・ドロップしてください。 Dockからアイコンを削除するには、アイコンをゴミ箱にドラッグ・アンド・ドロップします。
検索エンジンを利用して、パソコンの歴史について調査し、その結果を自分なりにまとめてください。 具体的には、次の中からテーマを1つ選び、400字程度で記述します。 検索に用いたキーワードと、参考にしたページのURLを明記してください。 余力のある人は、テーマを増やしてください。
今日の演習5の答案を、メールでkonishi@twcu.ac.jp宛に提出してください。 メールを送るときは、大学のパソコンを使うか、大学のメール・サーバに接続するかして、差出人が大学のメール・アドレスになるようにしてください。 メールの本文には、学生番号、氏名、科目名、授業日(5月17日)を明記してください。