< meta a http-equiv ="content-type" content ="text/html;charset =Shift_JIS">

第70回月例ロービジョン研究会

小田浩一, 2004/8/10

1. 概要

下記の要領で開催する予定です。

  1. 日 時:2004年8月7日 (土) 14:00 -18:00<--いつもより1時間遅い始まりです
  2. 場 所:東京女子大学#8408コミュニケーション学科談話室
  3. 参加者:(敬称略五十音順)
    1. 阿佐宏一郎@東京大学文学部行動文化学科心理学専攻
    2. 麻野井千尋@立教大学大学院
    3. 新井千賀子@独立行政法人国立特殊教育総合研究所
    4. 石井雅子@新潟医療技術専門学校/新潟大学<--初参加
    5. 尾形真樹@特定非営利活動法人Tokyo Lighthouse
    6. 小田浩一@東京女子大学
    7. 川嶋 英嗣@愛知淑徳大学医療福祉学部医療貢献学科
    8. 小林章@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院
    9. 小林巌@東京学芸大学
    10. 清水 美知子@特定非営利活動法人Tokyo Lighthouse
    11. 道面由利香@東京都盲人福祉協会
    12. 西脇 友紀@杏林アイセンター
    13. 張替涼子@新潟大学医学部眼科学講座
    14. 藤田京子@駿河台日大病院眼科
    15. 山中 幸宏@アサクラメガネ
    16. 山本 百合子@タイプデザイナ・グラフィックデザイナ

2. プログラム

  1. 小林巌@東京学芸大学
    「重症心身障害児・者の視機能評価とSTYCAR vision test」
    イギリスのSheridan医師によって開発されたSTYCAR(Sheridan's Test for Young Children and Retardates)を紹介した。重症心身障害児の 場合には、それでもかなり難しい。
  2. 阿佐宏一郎@東京大学文学部行動文化学科心理学専攻
    「言語学→ヒト←心理学」
    言語学の諸領域についてやさしく概論し、認知心理学と弱視研究の可能性について のべた。
  3. 石井雅子@新潟医療技術専門学校/新潟大学
    張替涼子@新潟大学医学部眼科学講座
    「ロービジョン者の羞明に対する遮光眼鏡の効果−CAT2000による検討−」
    10月の視能矯正学会に発表予定の演題についての中間報告。遮光フィルタの 効果をナイツのCAT2000を使って実証する研究。
  4. 山中 幸宏@アサクラメガネ
    「太陽光と同じスペックを持つSOLUXと、ノーベスビノ(回折)」
    エッシャンバッハの販売しているノーベス・ビノという回折レンズを 使った製品についての紹介。ならびに、Soluxという太陽光に非常に 近い分光特性の白熱ランプ。どちらもロービジョンサービスに ついて新しい可能性を示している。
  5. 小林章@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院
    「携帯用ライト続報」
    一般に入手可能な携帯用のライトについて、実際に購入して 消耗品を含めたコスト、購入のしやすさ、安いweb pagesなどを 紹介した。
  6. 川嶋英嗣@愛知淑徳大学医療福祉学部
    「論文紹介:Clinical testing of contrast sensitivity in children: age-related norms and validity Leat & Dipl Ing (2004). Optometry & Vision Science, 81(4), 245-254.」(延期)
  7. 尾形真樹@Tokyo Lighthouse
    「某大学における全盲学生のコンピュータ講義」(延期)
  8. 小田浩一@東京女子大学
    「照明とロービジョン」
    照明学会のロービジョン調査委員会で報告した 内容を釈迦に説法ながらも、大急ぎで概説した
    「おまけ:私も明るい携帯用ライト1つ買いました」
    LED Lensorというタイプ、小林さんの紹介したものと比べるとやはり暗い。 一般市場で入手できるものは、張替先生が持参したものも同様、 入手が容易でコストも安いが、いまひとつ明るさが足りないの かもしれない。しかし、高輝度白色LEDを使った製品が3000円 くらいで続々と市場に出てきたことは将来もっと良いものが 安く出てくる可能性を示しているのかもしれない。また、これらの 製品が夜盲のあるロービジョンのニーズに実際にどの程度 対応できるものなのかを調べる必要があろう。高輝度白色LEDでは、 これまでのキセノン電球を使ったものよりも同じ電池を使った 場合には、使用時間が格段に長くなる。ただ、見かけの輝度が高い割に照度が出ない 場面があるかもしれないこと、キセノン電球の高い方の輝度水準には 達しないことなど、まだまだ不十分な部分もある。
    「おまけその2:LED携帯用ライト比較」
    研究会後に、 LEDを使ったフラッシュライトについての小林先生よりもある意味ヲタクで詳しいページを見つけました。

(c) All rights reserved by members of the monthly low vision meeting at twcu. Any comments should be directed to Koichi Oda(k-oda@twcu.ac.jp