川嶋英嗣&小田浩一 2002/12/11,14
日時:2002年12月14日 (土) 13:00 -
場所:東京女子大学コミュニケーション学科会議室(8号館4階)
(五十音順,敬称略)
小林 巌@岩手県立大学
「Institut de readaptation en deficience physique de Quebec (IRDPQ)」
カナダのフランス語圏で最も古いリハビリテーション施設、ロービジョン
の人のコンピュータ利用のperformanceを測定したという研究を発表しはじめて
いるので見学した。その報告。OTがdeliveryサービスが中心。Quebec州では
PCやAdaptive technologyについては、フランス製品の輸入で賄っている。
山口 成志@タイムズコーポレーション
「携帯型拡大読書器AV-200の新セットについて」
AV-200本物のデモを休憩時間に御覧下さい(オンラインの人にはごめんなさい)。
松本 容子@日大駿河台病院
「SLOを使った固視の測定」
網膜硝子体学会での発表と同じもの。SLOで文字サイズを変化させながら
MNREAD-Jの読書材料を提示しながら黄斑疾患の患者がどのように
読書時に網膜を利用しているのかを観察したところ、38眼のうち15眼で
通常の固視視表で測定(microperimetory)した網膜部位と読みに使う
部位が変化した。15眼のうち8眼では、サイズによりさらに利用部位が
変化していた。
川嶋 英嗣@東京女子大学
「二つの表示方式の読書におけるウィンドウサイズの効果」
PDF系のオリジナルレイアウトを維持する提示方法と
HTML-Web browser系のwrap round 系の行長を文字サイズに
あわせて変更する提示方法とで、どちらが読書に有利かを
精神物理学的にテストしてみた研究(上崎さんの卒論の一部)の
途中経過報告。
萩野 美有紀@ぎゃどぺかどる/ユニバーサルデザイン
「forefingerを使用したエレベータ操作パネル」
国際Universal Design会議の発表。日立による
試作のエレベータパネルのデモ(すばらしいパネルです,写真参照!)。
実験につかった刺激のデモ。
小田 浩一@東京女子大学
「pcMNREAD-Jによる読書評価の完全自動化の見通し」
感覚代行シンポジウムと電子情報通信学会福祉工学研究会で発表した
もの。晴眼の被験者と視力低下のシミュレーションの合計72の
サンプルで統計的に分析した結果、
読み誤りデータを使わなくてもCPSの推定が正しくできる
という見通しが出たというのがメインの結果。
最所 祐二@松下電工
「商品開発構想」
中村 透@日本盲導犬協会
「アメリカの盲導犬施設」
急な仕事のためキャンセル。
研究会の後,忘年会を企画しています.
時間:研究会終了後(おそらく19:00〜)