第30回月例ローヴィジョン研究会

川嶋英嗣・小田浩一, 2000/10/14


日時：2000年 10月 14日 (土)　13：00-
場所：東京女子大学小田研究室(8号館4階)


参加者　9名（五十音順）

尾形 真樹@東京都盲人福祉協会
小田 浩一@東京女子大学
加藤 晴喜＠国立伊東重度障害者センター
川嶋 英嗣@日本学術振興会/東京女子大学
鈴木 あかね＠山梨県立盲学校
田中 恵津子@杏林アイセンター
中村 仁美@東京女子大学/駿河台日大病院
西脇 友紀@杏林アイセンター
松田 真幸＠作新学院大学

(+ NYC　新井@国立特殊教育総合研究所/Lighthouse International在外研究中)


プログラム
13:30-14:00
氏間 和仁＠愛媛県立松山盲学校による
新しい「HTML教材のデモ」（送付された CD-R x2を鑑賞）
MP3 による肉声読み上げの教材もありました！




14:30-15:30
加藤 晴喜＠国立伊東重度障害者センター (初参加!)
「視野異常をシミュレイトする眼球運動補償型デバイスの試作: 
パーソナル・コンピュータとヘッド・マウント・ディスプレイ（HMD ）を用いて」

関連機器: 
 鵜飼＠日本福祉大学さんの眼球回旋運動測定装置

15:30-16:00	coffee break!!
鈴木 あかね＠山梨県立盲学校
「山梨盲学園祭幼少学部舞台発表ビデオ上映」

15:30-16:00
尾形 真樹@東京都盲人福祉協会
「MNREAD-Jで予測される倍率よりも低い倍率を選択するケースの報告」

16:00-16:30
小田 浩一@東京女子大学
最近の話題から

新刊書：

The Lighthouse handbook of vision impairment and vision rehabilitation. Oxford. （全２巻）

日本視覚学会編「視覚情報処理ハンドブック」朝倉書店
: 13章に発達・加齢・障害, 障害の節ではロービジョンについて1996年ごろまでの研究をレビューしている

 該当目次：13.3視覚障害/
 13.3.1総論-視覚障害の分類-ロービジョンの定義と分類-ロービジョンの時空間特性/
 13.3.2眼球運動-ロービジョンの眼球運動-弱視眼の眼球運動-全盲者の眼球運動
 -測定上の問題点/
 13.3.3視覚機能測定法-時空間特性の測定-視野の測定-グレアの測定
 -日常課題と関連した視覚機能の測定/
 13.3.4読書の精神物理-文字の大きさ-文字の空間解像度-コントラスト
 -ウィンドウサイズ-波長の効果-文字間/
 13.3.5歩行行動の精神物理/
 13.3.6補助具-拡大機能のあるエイド-コントラストを改善するエイド
 -まぶしさを改善するエイド-画像処理-その他/
 13.3.7視覚科学とリハビリーション-リハビリテーションの定義-
 -ロービジョンのリハビリテーション-視覚障害の分類基準
 -ロービジョンリハビリテーションの方略
 -ロービジョンリハビリテーションにおける視機能の評価の意義と課題
 -ロービジョンシミュレーションの必要性
 -環境の整備：バリアフリーとユニバーサルデザイン

--> 付属 CD-ROM のデモ

Stuen, C.(eds): Vision Rehabilitation. Swets & Zeitlinger. -- Vision'99 から selected papers.

Webその他の資源：
1. 視覚障害関係情報機器データベースを4年ぶりにupdate
2. 1989-1996までの視覚障害関係情報機器カタログを電子化(CD-Rに１枚に収録)
3. リハビリテーション施設の情報を3年ぶりにupdate（公開準備中）
4. 盲学校の情報を3年ぶりにupdate（公開中）


16:30-17:00
川嶋 英嗣@日本学術振興会
「文献報告」
Fine, E.M.(2000). Reading with central scotomas: what can we learn from simulation studies?
(中心暗点があるときの読書：シミュレーション研究から何が得られるか？) 
Vision Rehabilitation: Assessment, Intervention and outcomes, 276-282, Swets & Zeitlinger Publishers.

第30回 月例ローヴィジョン研究会

参加者 9名（五十音順）

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