第118回月例ロービジョン研究会
小田浩一, 2009/6/13
1. 概要
- 日 時:2009年6月13日 (土) 13:00-19:00
- 場 所:東京女子大学 8408コミュニケーション学科談話室
- 参加者:(敬称略五十音順)
- 麻野井千尋@NAT・東京ライトハウス(富山から同行者3名も参加)
- 新井千賀子@杏林アイセンター
- 氏間和仁@福岡教育大学・東京ライトハウス(skype参加)
- 小田浩一@東京女子大学・東京ライトハウス
- 香川スミ子@浦和大学総合福祉学部
- 小林章@国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科・東京ライトハウス
- 小林巌@東京学芸大学
- 清水美知子@東京ライトハウス
- 田中千尋@国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科
- 壷内鉄郎@国立病院機構水戸医療センター眼科
- 任田@東京女子大学社会学科
- 道面由利香@横浜訓盲院生活訓練センター
- 仲泊聡@国立障害者リハビリテーションセンター
- 並木正@弱視問題研究会
- 韓星民@KGS
- 前川賢一@NPOアイパートナー
- 宮地泰造@東海大学
- 山口えり@東京女子大学大学院
- 山中今日子@東京女子大学大学院
- 山中幸宏@アサクラメガネ
- 吉野由美子@視覚障害リハビリテーション協会
* 東京ライトハウスは、視覚障害のある人への新しいサービスを模索・実施するNPOです。
2. プログラム
以下のような演題が発表されました。
- 田中千尋@国立障害者リハビリテーションセンター自立訓練部
「国リハ自立訓練部にはどのような利用者さんが来ていて、私は何をしているのか」
自立支援法の施行にともない機構改革があった。それに合わせて、視覚障害の
ある人への生活訓練サービスの提供方法が大きく変わった。短期の個別リハビリプログラム、
通所ok、随時入所、ロービジョンへの対応、数人の集団指導、複数の訓練士による
チームでのサービスなどの大幅な変更があり、20名の定員がほぼ一杯になって
いる。年齢、疾患や視覚障害の程度はいろいろで、ニーズも異なり、個々に
合わせたサービスを行っている。
- 並木正@弱視問題研究会
「私の見え方紹介カード」第2版案4(2009/6/1)
現在までに2500部が発売されている。改訂中なのでご意見をお願いします。
- 小林章@国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科・東京ライトハウス
「ロービジョンのシミュレーション動画」
ビデオカメラの前面につけたロービジョンシミュレーションの工夫で、実際の
移動場面がどう見えていて、どういう問題があり、どう解決すればよさそうかの
デモができる。7月のロービジョン学会学術総会で使う予定のビデオ画像です。
- 吉野由美子@視覚障害リハビリテーション協会
「第18回視覚障害リハビリテーション研究発表大会」
演題登録を6/25(木)の14:00時までに延長しました。
懇親会費も4500円に値下げしました。ふるってご参加ください!
- 山中幸宏@アサクラメガネ
「21歳女性で右の黄斑ジストロフィで異常な調節が働く症例」
心因性?急な仮性近視と視力障害が見られた症例に
遭遇した。なぜ?
- 壷内鉄郎@国立病院機構水戸医療センター眼科
「輻輳調節痙攣の4症例」
輻輳調節痙攣は若い人の場合、多くは心因性です。
最近心因性の症状は年齢や性別に関係なく起こります。
- 麻野井千尋@NAT・東京ライトハウス
「過去35年間で、富山県における中途視覚障害者の社会資源の活用はどう変化してきたか」
富山在住の7名の中途のロービジョンの人に非構造的面接をした中から、
富山におけるやロービジョン・リハビリ関係の社会資源と、その活用状態を
比較した。視覚障害になった時期が15年以上前のグループとそれより最近の
グループでは様相が大きく異なって来ていることが分かった。
- 韓星民@KGS
「インプットとアウトプットから見た障害者コミュニケーション」
アシスティヴ・テクノロジーといろいろ多様な障害者の関係を
考察するのに、インプットとアウトプットという視点から見てみた。
盲ろうはインプットが、ALSはアウトプットに支障がある。
この後20人越えで、正門前のペーパーバンにて夕食会をしました。またしても、
ほぼ看板までわいわいと盛り上がった会でした。
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