小田浩一, 2007/12/21
丁度キャンパスの紅葉が大変奇麗です。
* 東京ライトハウスは、視覚障害のある人への新しいサービスを模索・実施するNPOです。
以下のような演題が発表される予定です。 また、19時からは、大学正門前のペーパーバンで忘年会が開催されます。忘年会からの参加も歓迎します!
掛け眼鏡式では、本体の固定焦点のレンズで基本の倍率が決まるが、 近用キャップで視距離を調節することになるので、接近視する分だけ倍率が加わる。その計算の仕方を紹介した。
1月の視覚学会で報告する予定の研究について。一般人、高齢やロービジョンの観察者が見ると、 biological motionはどう見えるか?通常の心理学の研究成果は、心理学科の学生が被験者に なっていることが多く、「慣れ」ていたり、「実験者に好意的」である可能性がある。
教材からノートに文を書き写すだけの課題でも、正しくできない子どもがいる。 そのような不思議な行動上の失敗は、どこから来るのだろう?
抄訳のハンドアウトを配布
年齢に応じて対応が変化していく様子や、ケアテーカへのサービスが 重要であること、通常の視機能検査だけでなく、行動観察が重要な 要素になることなどの特徴がある。
重症心身障害の学科にて見え方やルミエールサロンの紹介を 行ったところ、予想外の反響があった。この領域にももっと 視覚に関する専門サービスが必要であるに違いない。
疾病の様相が国によって、時代によって異なる。また、 視覚障害の定義として視野を含めるのか、それとも視力中心で 評価するのか?によって、統計の結果は大きく異なる。 今後、糖尿病性網膜症がまだ増加していくと予想される。 盲学校を対象にした、5年ごとの悉皆調査(筑波大による)は、 次第に前眼部の疾病が減り、網膜の疾患、特に未熟児網膜症が 圧倒的多数になってきている様子が示していた。