GIF Builder を使ったアニメーション画像の作り方
小田浩一, 1998/6/8-2000/7/17
1. はじめに
GIF Builder 0.5 を使って GIF 形式の画像を複数連続して再生するアニメー
ション画像を作る方法を説明します。
GIF Builder のアイコンです
アニメーションとは:静止画像を複数用意して、それを連続
的に(ほぼ)同じ位置に表示することによって、動いているように見せる方法です。
他の画像の保存形式と異なり、GIF形式(Graphic Interchange Format)は、複
数の静止画像を記録することができ、それらをアニメーションとして再生させる
ことができるようになっています。
2. 手順
- 材料:サイズの等しい(実際には等しくなくても構わないが)複
数の GIF形式の静止画画像ファイル
ここでは、以下の3つの gif ファイルをすでに作ってある場合を例にします:
左から dip1.gif, dip2.gif, dip3.gif
- GIF Builderのアイコン
をダブルクリックして GIF Builder を起動します。
- 自動的に、Frames という名前のウインドウと Untitled.gif という名前
のウィンドウが開くのが普通ですが、それらがないときには、Window メニュー
から、Framesと Preview をそれぞれ選択して表示させてください。
- Framesというウィンドウに、アニメーションで表示する順番に
静止画の gif ファイルを登録していきます。
File メニューから、Add Frame を選択し、
あらかじめ保存してある gif ファイルを1つずつ足していきます。
ここでは、dip1.gif, dip2.gif, dip3.gif の順に登録
- 試しに動かすには、Animation メニューからstartを選びます。Preview
windowがないときには、startできません。WindowメニューからPreviewを選択
して、下のようなPreview windowを表示させてから、Animationメニューから
startしましょう。
- オプションの指定:一度の再生では、たいてい物足りないので、
Option メニューから、loop (繰り返し) を選択しloop 回数を
Forever(永遠に繰り返す)にしたり、あるいは、最初 10回だけ繰り返すように
指定したりしましょう。
また、アニメーションのスピードが速すぎるときには、次のフレームに移る
時間(Interframe Delay)を延ばせば、再生はゆっくりになります。
他にも、Transparency(背景が透けるようにする)こともできます。
- 完成したら、File メニューから保存を選びアニメーションのできる
GIF形式の画像ファイルとして保存します。
このとき、ファイル名の最後が、.GIF か .gif になっていることを確認して
ください。また、もとのばらばらの画像ファイルと同じ名前を付けないように気
をつけてください。
3. トラブル対策
- GIF形式以外のファイル形式で画像を作った・保存した人は、そのままでは
GIF Builder で変換できません。GraphicConverterやPhotoshopを使って、画像
をGIFやTIFFやPICT(Mac専用の画像形式)に変換してから作業してください。
- GIF BuilderのAdd Frame 作業をしようとしても、ファイルの選択ウィン
ドウで画像ファイルの名前が表示されなかったり、ファイルが壊れているという
メッセージが出たりする場合は、元のGIFファイルが壊れています。
その場合、GraphicConverterで
一度開いてから、Save asでGIFファイルに保存しなおして使うようにす
れば、何とかなるはずです。
- できあがったファイルを、大学の情報処理センターに送りたい場合は、
Netscape
を使って電子メールに添付する方法か、Fetchを使ってく
ださい。
- 大学の情報処理センターで作成した画像を9304教室の Macintosh に持ってきたい場合には、 Fetch を使ってください。
Fetchの使い方については、以下のURLを参照してください。
http://www-local.twcu.ac.jp/~k-oda/fetch/
- アニメーション画像をwebページへ入れる方法は、いつもと同じ<IMG
SRC>タグを使います。
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