脳の科学履修者の皆様 浅川です。 本日 10 月 24 日分の課題をお送りします。例によって課題はメーリングリスト brain_science@ml.twcu.ac.jp 宛に送ってください。その際メールの件名は 「20081024-自分の学生番号」とし,必ず自分宛に Cc: してください。 提出期限は 10 月 30 日 23:59 とさせてください。 それでは本日の課題です。 教科書第4章と本日のハンドアウトを読んで以下の問い二つのうち両方,もし くはいずれか一つに答えよ。 1)ハンドアウトに書いたとおり,ジュウシマツの歌だけを持ってして言語の起源 とするには無理があるように思われる。そこでハンドアウト p.2 の下から 5 つの 前言語的能力を挙げた。すなわち 1. 前音声的能力 2. 前統語的能力 3. 前意味的能力 4. 前語用論的能力 5. 基本的象徴能力 である。もし教科書 p.189 ページの図で前適応説が正しいのだとしたら, これ以外に言語の起源を規定する認知能力があるだろうか?それともこの 5 つの能力だけで十分なのだろうか。すなわちこの5つの前言語的能力が あれば,どの動物種でも,ピジンからクレオールがたった一世代で生まれ るように,進化論的時間から見ればほぼ一瞬で言語を成立させることがで きるのだろうか。自分の考えを述べよ。 2)ハンドアウトに紹介したチョムスキーの「普遍文法」という概念,また は人間であればだれもが生来備わっているLAD(言語獲得装置)という概念 は納得できるか,自分の考えを述べよ。 以上です。頑張って議論してください。