浅川です 本日の課題をお送りします。この課題もメーリングリスト brain_science@ml.twcu.ac.jp 宛に 送信してください。その際、メールの件名は「20081010-自分の学生番号」とし、必ず自分宛 に Cc: すること。提出期限は 10 月 16 日 23:59。 独創性を重視するので、先に書けば書くほど有利であることは前回と一緒です。後から答える ものは、かならず今までに投稿された答えを良く読んで、その考え方をふまえて解答を書くこ と。先に提出したものでも、意見に変更がある場合には再投稿しても良いこととします。 まず、教科書第 2 章を要約せよ。これは共通課題(要約の分量は 1000字を越えない程度とする) その上で以下の質問のいずれか一つに答えよ。 1. 教科書 p.92 の 4 行目、先天的記憶(系統学的記憶)を認めてもよいのだろうか。DNA はタン パク質の合成はコーディングしていも、その上に乗る記憶までをコーディンしているというの は言い過ぎではないだろうか。この点に関して賛成または反対の意見を述べよ。 2. 教科書 p.99 では「情動的価値判断を伴った記憶の集合体」を心と定義しているが、心の定 義としてこれでよいのだろうか。教科書の流れを踏まえて、自分の考える心の定義を述べよ。 3. 教科書 p.110 皮質・基底核・視床ループやドーパミン神経細胞を含む行動制御神経回路や、 海馬や扁桃体など脳の基本構造として全ての動物で保存されていることをもって、鳥や昆虫の 心を研究していると言って良いのだろうか。また鳥や昆虫の脳を研究することが複雑な人間の 心を解き明かすヒントになるのだろうか。この点について自分の意見を述べよ。 4. 教科書 p.125 還元主義的アプローチで宗教、哲学、文学、など人間にしかなし得ない心の機 構を探求することができるのだろうか。できるとすればどのような観点からなら可能なのだろ うか。この点に関して教科書に即して自分の意見を述べよ。