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情報処理技法(リテラシ)II 第12回

目次
索引

PowerPoint(3)

研究発表におけるアニメーション

PowerPointには アニメーション 機能があります。 アニメーションは見た目が楽しいので、使いたくなるかもしれません。 しかし、研究発表で楽しいアニメーションを披露しても、逆効果になるでしょう。 研究発表におけるアニメーションは、それによって聞く人の理解が深まる部分で使うべきです。

研究発表で使われるアニメーションのパターンは、例えば以下のようなものです。

(1)段階的な表示

箇条書きを説明するときに、項目ごとに段階的に表示する。

アニメーション(1)
アニメーション(1)
アニメーション(2)
アニメーション(2)
アニメーション(3)
アニメーション(3)

重要語句を説明するときに、穴埋め問題を解くように表示する。

アニメーション(4)
アニメーション(4)
アニメーション(5)
アニメーション(5)

(2)動きのある図

物を動かしながら説明するとき、文字や図形が自動的に動くようにする。

アニメーション(6)
アニメーション(6)
アニメーション(7)
アニメーション(7)
アニメーション(8)
アニメーション(8)

地図を説明するとき、全体から詳細へズーム表示する。

アニメーション(9)
アニメーション(9)
アニメーション(10)
アニメーション(10)

(3)アニメーション付きの統計グラフ

棒グラフを説明するとき、棒が伸びるように表示する。

アニメーション(11)
アニメーション(11)
アニメーション(12)
アニメーション(12)

折れ線グラフを説明するとき、線が伸びるように表示する。

アニメーション(13)
アニメーション(13)
アニメーション(14)
アニメーション(14)

その他に、建築物などの3D(立体)モデルをスライドに埋め込み、それが横に回転するアニメーションを表示させることによって、3Dモデルが理解しやすくなります。

また、動画を見せる場合でも、スライドに動画を埋め込み、テロップが切り替わるアニメーションを表示させると、動画に対する理解が深まります。

アニメーションと画面切り替え

狭い意味でのアニメーションは、1枚のスライドで完結する設定のことです。 複数のスライドにまたがる設定は、 画面切り替え とよばれます。

狭い意味でのアニメーションでできることと、画面切り替えでできることは、重なり合っています。 例えばズーム(徐々に拡大表示する効果)は、狭い意味でのアニメーションでも、画面切り替えでもできます。

アニメーションと画面切り替えの使い方を説明するために、例題として「東京都の基本情報」というスライドを作成します。

東京都の面積、総人口、人口密度については、総務省統計局のホームページから最新のデータを入手するべきですが、ここではWikipediaを利用します。 Wikipediaのトップページ( https://ja.wikipedia.org/ )を開き、「東京都」で検索すると、東京都の記事が表示されます。 そこには、面積、総人口、人口密度が表にまとめられていて、文章では、東京都が関東地方に位置すること、都庁は新宿にあるが都庁所在地は東京とされていること、区市町村数は23区、26市、5町、8村であることが書いてあります。

アニメーションの作成(1)
アニメーションの作成(1)

東京都周辺の白地図については、国土交通省国土地理院の「地理院地図」を利用します。 「地理院地図」のトップページ( https://maps.gsi.go.jp/ )を開き、左上の「地図」ボタンをクリックすると設定領域が表示されるので、「標準地図」ボタンをオフにし「白地図」ボタンをオンにします。 左側の「+」をクリックして都道府県名が表示されるまで拡大します。 右上の「共有」をクリックし、山のアイコンをクリックすると、「画像にする範囲を選択」ウィンドウが開くので、「大きさを固定」ラジオボタンをオンにして、大きさを例えば1000×1000にして「OK」ボタンをクリックします。 「ファイルを保存する準備が整いました」ウィンドウが開くので、「画像を保存」ボタンをクリックし、「保存」ボタンをクリックすると、画像ファイルがダウンロードされます。

アニメーションの作成(2)
アニメーションの作成(2)

東京都の最近の人口の変化については、e-Statを利用します。 e-Statのトップページ( https://www.e-stat.go.jp/ )を開き、「グラフ」アイコンをクリックし、「人口」ボタンをクリックすると、人口に関する統計ダッシュボードが開きます。 左側の「データ周期」が「月」になっているので「年」をクリックし、「時系列」が「全国 (日本)」になっているので「都道府県」→「東京都」とクリックします。 グラフの上の「左の軸」が「総人口」と「日本人人口」になっているので、「日本人人口」のバツ印をクリックしてオフにします。 右側の「その他機能」アイコンをクリックし、「ダウンロード」→「すべてのデータ」とクリックすると、CSVファイルがダウンロードされます。

アニメーションの作成(3)
アニメーションの作成(3)

アニメーションの基本

それではPowerPointを起動してください。 テーマは「新しいプレゼンテーション」とします。 1枚目のタイトルに「東京都の基本情報」と入力し、サブタイトルにスペースを入力します。

アニメーションの作成(4)
アニメーションの作成(4)

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックします。 タイトルに「面積、総人口、人口密度」と入力します。 Wikipediaの「東京都」のページにある表を見て、「東京都の面積は××。」、「東京都の総人口は△△。」、「東京都の人口密度は□□。」という箇条書きを入力します。

アニメーションの作成(5)
アニメーションの作成(5)

アニメーションに関する設定は、リボンの「アニメーション」から行えます。 リボンの「アニメーション」を開いてください。 「アニメーション」グループには星印のアイコンが並び、「アニメーションの詳細設定」グループにはボタンが並び、「タイミング」グループには入力欄が並んでいます。

アニメーションの作成(6)
アニメーションの作成(6)

ここで、スライドに挿入される、箇条書き、画像、テキスト・ボックス、基本図形などを、オブジェクトとよぶことにします。 オブジェクトにアニメーションを設定するには、そのオブジェクトをクリックし、リボンの「アニメーション」の中の、設定したいアニメーションのアイコンをクリックします。 その後で、細かい設定が必要であれば、ボタンや入力欄を利用します。

どのオブジェクトにどのようなアニメーションを設定したかは、アニメーション・ウィンドウを表示すると確認できます。 適宜、リボンの「アニメーション」の「アニメーション ウィンドウ」ボタンをクリックして、アニメーション・ウィンドウを開いてください。

それでは、箇条書きの余白をクリックし、リボンの「アニメーション」の緑色の「アピール」アイコンをクリックしてください。 アニメーションを設定すると、スライド上のオブジェクトには番号タグが付きます。 番号タグは、アニメーションの順番を表します。

アニメーションの作成(7)
アニメーションの作成(7)

設定したアニメーションを確認するには、簡易的な方法と正確な方法があります。 簡易的なのは、リボンの「アニメーション」の「プレビュー」ボタンをクリックする、です。 正確なのは、リボンの「スライドショー」の「最初から」ボタンまたは「現在のスライドから」ボタンをクリックする、です。

アニメーションの作成(8)
アニメーションの作成(8)

それでは、リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックし、スライドをクリックすると、箇条書きが項目ごとに段階的に表示さることを確認してください。

リボンの「アニメーション」の「アニメーション」グループには、大量のアイコンがあります。 それらは、緑色、黄色、赤、その他に分類されます。 緑色のアイコンはアニメーションの開始を意味し、赤のアイコンはアニメーションの終了を意味します。 以下の表は、主なアニメーションです。

主なアニメーション
開始(緑色) 効果 終了(赤) 効果 効果的な使い方
アピール 消えていたものが現れる。 クリア 現れていたものが消える。 全般
フェード 消えていたものが徐々に現れる。 フェード 現れていたものが徐々に消える。 全般
スライドイン 飛び込むように表示する。 スライドアウト 飛び出すように表示する。 統計グラフ
ワイプ 拭き取られるように現れる。 ワイプ 拭き取られるように消える。 統計グラフ
ズーム 徐々に拡大表示する。 ズーム 徐々に縮小表示する。 地図

すでにアニメーションが設定されたオブジェクトに、さらにアニメーションを設定するには、「アニメーションの追加」を行います。 リボンの「アニメーション」の「アニメーションの追加」ボタンで、追加したいアニメーションを選択してください。

また、すでにアニメーションが設定されたオブジェクトから、アニメーションの設定を削除するには、番号タグをクリックして、リボンの「アニメーション」の「なし」アイコンをクリックします。

アニメーションの順序を変更したいときは、リボンの「アニメーション」の「アニメーションの順序変更」の直下の「順番を前にする」ボタンや「順番を後にする」ボタンで、順序が変更できます。

アニメーションの例

3枚目のスライドでは、重要語句を穴埋め問題を解くように表示してみます。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックし、左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「タイトルのみ」とクリックします。

アニメーションの作成(9)
アニメーションの作成(9)

タイトルに「地方」と入力します。 リボンの「ホーム」の「図形」ボタンからテキスト・ボックスを選択し、スライド上でドラッグして「東京都は(    )地方に位置している。」と入力します。 リボンの「ホーム」の「図形」ボタンからテキスト・ボックスを選択し、スライド上でドラッグして「関東」と入力して、そのテキスト・ボックスを括弧内に入るように移動します。

アニメーションの作成(10)
アニメーションの作成(10)

テキスト・ボックス「関東」をクリックし、リボンの「アニメーション」の緑色の「フェード」アイコンをクリックします。 リボンの「アニメーション」の「継続時間」を長め(例えば2.00)に変更します。

アニメーションの作成(11)
アニメーションの作成(11)

リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックし、クリックすると徐々に「関東」が表示されることを確認します。

4枚目のスライドでは、文字が自動的に動いて、4択問題の正解が分かるというアニメーションをやってみます。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックし、左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「タイトルのみ」とクリックします。 タイトルに「都庁所在地」と入力します。 リボンの「ホーム」の「図形」ボタンからテキスト・ボックスを選択し、スライド上でドラッグして「東京都の都庁所在地は(    )である。」と入力します。 リボンの「ホーム」の「図形」ボタンからテキスト・ボックスを選択し、スライド上でドラッグして「A. 池袋」と入力します。 テキスト・ボックス「A. 池袋」をコピー・アンド・ペーストして、「B. 新宿」、「C. 渋谷」、「D. 東京」というテキスト・ボックスを作成します。

アニメーションの作成(12)
アニメーションの作成(12)

テキスト・ボックス「D. 東京」をクリックし、リボンの「アニメーション」の「直線」アイコンをクリックします。

アニメーションの作成(13)
アニメーションの作成(13)

すると、直線で結ばれた始点(黒いテキスト・ボックス)と終点(灰色のテキスト・ボックス)が表示されるので、終点が括弧内に入るように移動します。

アニメーションの作成(14)
アニメーションの作成(14)

リボンの「アニメーション」の「継続時間」を長め(例えば2.00)に変更します。 リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックし、クリックすると徐々に「D. 東京」が移動することを確認します。

5枚目のスライドでは、白地図をズーム表示してみます。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックし、左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「白紙」とクリックします。 リボンの「挿入」の「画像」ボタンをクリックし、白地図の画像ファイルを選択します。

アニメーションの作成(15)
アニメーションの作成(15)

挿入された画像を右クリックし、「配置とサイズ」をクリックし、高さの倍率と幅の倍率を両方200%にします。

アニメーションの作成(16)
アニメーションの作成(16)

リボンの「ホーム」の「配置」ボタンをクリックし、「左右中央揃え」をクリックし、もう一度「配置」ボタンをクリックし、「上下中央揃え」をクリックします。

アニメーションの作成(17)
アニメーションの作成(17)

画像をクリックし、リボンの「アニメーション」の緑色の「ズーム」をクリックします。 リボンの「アニメーション」の「継続時間」を長め(例えば2.00)に変更します。

アニメーションの作成(18)
アニメーションの作成(18)

リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックし、クリックすると徐々に白地図が拡大表示されることを確認します。

6枚目のスライドでは、棒グラフの棒が伸びるようなアニメーションをやってみます。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックし、左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「タイトルとコンテンツ」とクリックします。 タイトルに「区市町村」と入力します。

アニメーションの作成(19)
アニメーションの作成(19)

箇条書き領域の中央にある「グラフの挿入」アイコンをクリックし、「縦棒」→「集合縦棒」→「OK」とクリックします。

アニメーションの作成(20)
アニメーションの作成(20)

すると、グラフ用のExcelウィンドウが開くので、A列に空白、「区」、「市」、「町」、「村」を入力し、B列に「区市町村」、「23」、「26」、「5」、「8」を入力し、C列とD列を削除します。

アニメーションの作成(21)
アニメーションの作成(21)

グラフ用のExcelウィンドウを閉じます。 棒グラフの余白をクリックし、リボンの「アニメーション」の緑色の「スライドイン」をクリックします。 リボンの「アニメーション」の「効果のオプション」ボタンをクリックし、「項目別」をクリックします。 リボンの「アニメーション」の「開始」を「直前の動作の後」に変更します。

アニメーションの作成(22)
アニメーションの作成(22)

リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックすると、棒グラフの棒が伸びることを確認します。

7枚目のスライドでは、折れ線グラフの線が伸びるようなアニメーションをやってみます。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックし、左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「タイトルとコンテンツ」とクリックします。 タイトルに「人口の変化」と入力します。

アニメーションの作成(23)
アニメーションの作成(23)

箇条書き領域の中央にある「グラフの挿入」アイコンをクリックし、「折れ線」→「折れ線」→「OK」とクリックします。

アニメーションの作成(24)
アニメーションの作成(24)

すると、グラフ用のExcelウィンドウが開くので、A列とB列に人口の変化のデータを上書きでコピー・アンド・ペーストし、C列とD列を削除します。

アニメーションの作成(25)
アニメーションの作成(25)

縦軸をダブルクリックし、最小値を「10000000」に変更します。

アニメーションの作成(26)
アニメーションの作成(26)

グラフ用のExcelウィンドウを閉じます。 折れ線グラフの余白をクリックし、リボンの「アニメーション」の緑色の「フェード」をクリックします。 リボンの「アニメーション」の「効果のオプション」ボタンをクリックし、「項目別」をクリックします。 リボンの「アニメーション」の「継続時間」を短め(例えば0.10)に変更します。 リボンの「アニメーション」の「開始」を「直前の動作の後」に変更します。

アニメーションの作成(27)
アニメーションの作成(27)

リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックすると、折れ線グラフの線が伸びることを確認します。

画面切り替えの基本

アニメーションの次は画面切り替えです。 画面切り替えに関する設定は、リボンの「画面切り替え」から行えます。 リボンの「画面切り替え」を開いてください。

アニメーションと同じように、「画面切り替え」グループにはスライドのアイコンが並んでいます。 この中で利用するのは「変形」アイコンです。

画面切り替えの作成(1)
画面切り替えの作成(1)

画面切り替えの「変形」は、Office 2016以降に導入された、比較的新しい機能です。 しかしながら、色々なアニメーションが「変形」だけでできるので、ある意味「万能」な機能でもあります。

  1. スライドにオブジェクトを配置し、位置や大きさを変形前の状態にする。
  2. スライドを複製する。
  3. 複製先のスライドのオブジェクトの位置や大きさを変形後の状態にする。
  4. リボンの「画面切り替え」をクリックし、「変形」アイコンをクリックする。

これで、スライドを切り替えるときに、変形前の設定から変形後の設定にオブジェクトが自動的に変形します。 ただし、統計グラフは「変形」に対応していません。

アニメーションと同じように、「画面切り替え」リボンには「プレビュー」ボタンがあります。 このボタンで、設定した画面切り替えが簡易的に確認できます。 正確に確認するには、リボンの「スライドショー」の「最初から」ボタンまたは「現在のスライドから」ボタンです。

画面切り替えの例

8枚目と9枚目のスライドでは、4枚目の都庁所在地のスライドを画面切り替えでやってみます。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックし、左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「タイトルのみ」とクリックします。 タイトルに「都庁所在地」と入力します。 リボンの「ホーム」の「図形」ボタンからテキスト・ボックスを選択し、スライド上でドラッグして「東京都の都庁所在地は(    )である。」と入力します。 リボンの「ホーム」の「図形」ボタンからテキスト・ボックスを選択し、スライド上でドラッグして「A. 池袋」と入力します。 テキスト・ボックス「A. 池袋」をコピー・アンド・ペーストして、「B. 新宿」、「C. 渋谷」、「D. 東京」というテキスト・ボックスを作成します。

画面切り替えの作成(2)
画面切り替えの作成(2)

左側のスライドのアイコンを右クリックして、「スライドの複製」をクリックします。

画面切り替えの作成(3)
画面切り替えの作成(3)

複製されたスライドを選択し、テキスト・ボックス「D. 東京」を括弧内に入るように移動します。

画面切り替えの作成(4)
画面切り替えの作成(4)

リボンの「画面切り替え」の「変形」をクリックします。

画面切り替えの作成(5)
画面切り替えの作成(5)

左側のスライドのアイコンの1つ前のものをクリックし、リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックし、クリックすると徐々に「D. 東京」が移動することを確認します。

10枚目と11枚目のスライドでは、5枚目の白地図のスライドを画面切り替えでやってみます。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックし、左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「白紙」とクリックします。 リボンの「挿入」の「画像」ボタンをクリックし、白地図の画像ファイルを選択します。

画面切り替えの作成(6)
画面切り替えの作成(6)

挿入された画像を右クリックし、「配置とサイズ」をクリックし、高さの倍率と幅の倍率を両方50%にします。

画面切り替えの作成(7)
画面切り替えの作成(7)

リボンの「ホーム」の「配置」ボタンをクリックし、「左右中央揃え」をクリックし、もう一度「配置」ボタンをクリックし、「上下中央揃え」をクリックします。

画面切り替えの作成(8)
画面切り替えの作成(8)

左側のスライドのアイコンを右クリックして、「スライドの複製」をクリックします。

画面切り替えの作成(9)
画面切り替えの作成(9)

複製されたスライドを選択し、画像を右クリックして「配置とサイズ」をクリックし、高さの倍率と幅の倍率を両方200%にします。

画面切り替えの作成(10)
画面切り替えの作成(10)

リボンの「ホーム」の「配置」ボタンをクリックし、「左右中央揃え」をクリックし、もう一度「配置」ボタンをクリックし、「上下中央揃え」をクリックします。

画面切り替えの作成(11)
画面切り替えの作成(11)

リボンの「画面切り替え」の「変形」をクリックします。

画面切り替えの作成(12)
画面切り替えの作成(12)

左側のスライドのアイコンの1つ前のものをクリックし、リボンの「スライドショー」の「現在のスライドから」ボタンをクリックし、クリックすると徐々に白地図が拡大表示されることを確認します。

12枚目のスライドは、アニメーションでも画面切り替えでもなく、参考文献です。

リボンの「ホーム」の「新しいスライド」ボタンをクリックします。 左側のスライドのアイコンを右クリックして、「レイアウト」→「タイトルとコンテンツ」とクリックします。 タイトルに「参考文献」と入力します。 箇条書きに、[1] Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/)、[2] 地理院地図(https://maps.gsi.go.jp/)、[3] e-Stat(https://www.e-stat.go.jp/)と入力します。


演習12

[アニメーション] 例題では「東京都の基本情報」という内容でしたが、演習では東京都以外の都道府県を1つ選択し、「○○県の基本情報」という内容のスライドを作成してください。 もちろん、北海道、大阪府、京都府でもよいです。

スライドを作成する前に、Wikipediaのトップページ( https://ja.wikipedia.org/ )を開き、○○県の面積、総人口、人口密度、地方、県庁所在地、市町村の数を確認してください。 また、地理院地図のトップページ( https://maps.gsi.go.jp/ )を開き、○○県周辺の白地図をダウンロードしてください。 そして、e-Statのトップページ( https://www.e-stat.go.jp/ )を開き、○○県の最近の人口の変化を表すCSVファイルをダウンロードしてください。

1枚目のタイトルに「○○県の基本情報」と入力し、「サブタイトルを入力」にはスペースを入力します。

2枚目のタイトルに「面積、総人口、人口密度」と入力し、箇条書きには「○○県の面積は××。」、「○○県の総人口は△△。」、「○○県の人口密度は□□。」と入力し、項目ごとに段階的に表示されるアニメーションを設定します。

3枚目のタイトルに「地方」と入力し、「○○県は(    )地方に位置している。」と入力されたテキスト・ボックスと、その答えが入力されたテキスト・ボックスをスライドに挿入し、答えが徐々に表示されるアニメーションを設定します。

4枚目のタイトルに「県庁所在地」と入力し、「○○県の県庁所在地は(    )である。」と入力されたテキスト・ボックスと、正解が入力されたテキスト・ボックス1つと、不正解が入力されたテキスト・ボックス3つをスライドに挿入し、正解が括弧の中まで自動的に動くアニメーションを設定します。

5枚目にはダウンロードした白地図を挿入し、全体から詳細へズーム表示するアニメーションを設定します。

6枚目のタイトルに「市町村」と入力し、○○県の市町村が×市△町□村であることを表す棒グラフをスライドに挿入し、棒が伸びるようなアニメーションを設定します。

7枚目のタイトルに「人口の変化」と入力し、○○県の人口の変化を表す折れ線グラフをスライドに挿入し、線が伸びるようなアニメーションを設定します。

8枚目と9枚目のスライドは、4枚目のスライド「県庁所在地」のアニメーションを画面切り替えで行うように設定します。

10枚目と11枚目のスライドは、5枚目の白地図のスライドのアニメーションを画面切り替えで行うように設定します。

12枚目のタイトルに「参考文献」と入力し、箇条書きに、[1] Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/)、[2] 地理院地図(https://maps.gsi.go.jp/)、[3] e-Stat(https://www.e-stat.go.jp/)と入力します。


レポート課題

今日の演習12の答案(PowerPointファイル)をメールで提出してください。 差出人は大学発行のメール・アドレス(学生番号@cis.twcu.ac.jp)とし、宛先はkonishi@cis.twcu.ac.jpとします。 メールの本文には、学生番号、氏名、科目名、授業日(12月6日)を明記してください。


参考文献


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2023年12月9日更新
小西 善二郎 <konishi@cis.twcu.ac.jp>
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