[小西ホームページ]   [目次・索引]   [前の授業]   [次の授業]

コンピュータI(コンピュータリテラシ)第9回

目次 索引
9.1 表計算(2)
9.1.1 グラフの作成
9.1.2 グラフの設定
9.2 ワープロ(2)
9.2.1 画像の挿入
9.2.2 図の書式
9.2.3 WordとExcelの連携
9.2.4 Excelの表の挿入
9.2.5 Excelのグラフの挿入
9.3 参考文献

9.1 表計算(2)

9.1.1 グラフの作成

Excelの代表的な機能の一つに、グラフの作成があげられます。 質問に答えていくだけで、データからグラフが作成されます。 Excelには、棒グラフや折れ線グラフなど、様々なグラフが用意されています。 また、グラフの軸や目盛りなどについて、詳細な指定が可能です。

ここでは、例として、次のデータから棒グラフを作成します。

表 9.1  架空の成績表
氏名 国語 算数
大久保 90 90
中野 80 70
荻窪 70 90
三鷹 70 60
立川 80 80

それでは、Excelを起動し、データを入力してください。

グラフを作成するには、メニューバーの「挿入」をクリックして、「グラフ」を選択します。

最初に質問されるのは、グラフの種類についてです。 この段階で、棒グラフや折れ線グラフなど、グラフの種類を決定します。 ここでは、「標準」タブをクリックし、「グラフの種類」の縦棒をクリックし、「形式」の左上のグラフをクリックし、「次へ」をクリックしてください。

次に質問されるのは、グラフの元データについてです。 この段階で、どの範囲のデータをグラフにするかを決定します。 ここでは、「データ範囲」タブをクリックし、「データ範囲」欄を空にし、その右の三角ボタンをクリックし、データの範囲をシートの上でドラッグし、再び三角ボタンをクリックし、「次へ」をクリックしてください。

その次に質問されるのは、グラフのオプションについてです。 この段階で、グラフの軸や目盛りなどについて、詳細に指定します。 ここでは、「タイトルとラベル」タブをクリックし、「グラフ タイトル」欄に「架空の成績表」と入力し、「Y/数値軸」欄に「得点」と入力し、「次へ」をクリックしてください。

最後に質問されるのは、グラフの作成場所についてです。 この段階で、グラフを独立したシートにするか、既存のシートに貼り付けるかを決定します。 ここでは、「オブジェクト」をクリックし、「完了」をクリックしてください。

これで、グラフが作成され、シートに貼り付けられます。

9.1.2 グラフの設定

グラフの大きさを変えるには、グラフの余白をクリックし、グラフの枠に四角印が付いてから、四角印をドラッグします。 また、グラフを移動するには、グラフの余白をクリックし、グラフの枠に四角印が付いてから、余白をドラッグします。 グラフの要素についても、だいたい同じように操作できます。 つまり、グラフの要素をクリックし、要素の枠に四角印がついてから、四角印をドラッグしますと大きさが変えられますし、要素をドラッグしますと移動できます。

グラフの設定を変更するには、変更したい要素をクリックします。 すると、設定パレットが変化し、その要素に関係する項目が選べるようになります。

例えば、軸ラベルの方向を水平にするには、軸ラベルをクリックします。 すると、設定パレットに「配置と間隔」という項目が現れます。 ここをクリックし、「文字の方向」を横書きテキストにしますと、軸ラベルの方向が水平になります。

設定パレットにはない変更を行うには、その要素をダブルクリックします。 すると、その要素に関する設定用のウィンドウが開きます。

なお、グラフを削除するには、カットを行います。


9.2 ワープロ(2)

9.2.1 画像の挿入

この授業では、最後にExcelのグラフをWord文書に挿入します。 その前に、画像をWord文書に挿入する方法を説明します。

挿入する画像は、以前、演習3でメールに添付した画像ファイルです。 画像ファイルはすでにダウンロードしているはずですので、保存したフォルダを確認してください。 もし見つからなければ、以下の画像をファイルに保存してください。

An image for exercises
図 9.1  演習用の画像

それでは、Wordを起動してください。

画像ファイルをWord文書に挿入するには、次のようにします。

  1. 画像を挿入する場所へカーソルを移動します。
  2. メニューバーの「挿入」をクリックし、「図」→「ファイルから」と選択します。
  3. 「図の選択」ウィンドウが開きますので、挿入する画像ファイルをクリックし、「挿入」をクリックします。

挿入した画像は、Word文書では図に分類されます。

図の大きさを変えるには、図をクリックし、図の枠に四角印が付いてから、四角印をドラッグします。

図を移動するには、多少注意が必要です。 まず、図をクリックし、図の枠に四角印を付けてください。 縦方向の移動は、ドラッグでできます。 横方向の移動は、設定パレットの「配置と間隔」をクリックし、横位置のボタンをクリックします。

なお、図を削除するには、deleteキーでも消えますし、カットでも消せます。

9.2.2 図の書式

特に設定をしなければ、図の左右には一行しか文章が書けません。 図の高さに応じて文章が書けるようにするには、次のようにします。

まず、図をクリックし、図の枠に四角印を付けてください。 次に、設定パレットの「折り返し」をクリックします。 最後に、「種類」を四角にします。

9.2.3 WordとExcelの連携

Word文書には、Excelの表やグラフが挿入できます。 Word文書に表を挿入するだけでしたら、Wordの機能だけで可能です。 Excelの表を挿入する利点は、Excelでデータを集計し、その結果をそのまま利用できることです。

Excelの表やグラフをWord文書に挿入するには、次の方法があります。

コピーの挿入
Excelの表やグラフのコピーをWord文書に挿入します。 Excelの表はWordの表に、ExcelのグラフはWordの図に変換されます。 Excelのデータを変更しましても、Word文書には反映されません。
オブジェクトの挿入
Excelの表やグラフそのものをWord文書に挿入します。 Excelのシートの一部がWord文書に現れます。 Excelのデータを変更しますと、Word文書にも反映されます。

この授業では、コピーの挿入を行います。

9.2.4 Excelの表の挿入

Excelの表をWord文書に挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のWordのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、表をドラッグします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. Wordのウィンドウをクリックし、挿入する場所へカーソルを移動します。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入された表は、Excelの表をWordの表に変換したものです。 したがって、表の移動などは、Wordの操作で行います。

9.2.5 Excelのグラフの挿入

ExcelのグラフをWord文書に挿入するには、次のようにします。

  1. 挿入元のExcelのウィンドウを開いておきます。
  2. 挿入先のWordのウィンドウを開いておきます。
  3. Excelのウィンドウをクリックし、グラフの余白をクリックします。
  4. メニューバーの「編集」をクリックし、「コピー」を選択します。
  5. Wordのウィンドウをクリックし、挿入する場所へカーソルを移動します。
  6. メニューバーの「編集」をクリックし、「ペースト」を選択します。

挿入されたグラフは、ExcelのグラフをWordの図に変換したものです。 したがって、図の移動などは、Wordの操作で行います。


9.3 参考文献


[小西ホームページ]   [目次・索引]   [前の授業]   [次の授業]

2005年6月15日更新
小西 善二郎 <konishi@twcu.ac.jp>
Copyright (C) 2005 Zenjiro Konishi. All rights reserved.