第93回月例ロービジョン研究会

宮崎博子・小田浩一, 2007/1/27

特別講演で説明のあったピン配列フィルタ

1. 概要

  1. 日 時:2007年1月27日 (土) 13:00-18:00
  2. 場 所:東京女子大学#8408コミュニケーション学科談話室
  3. 参加者:(敬称略五十音順)
    1. 浅川香@東京女子大学大学院
    2. 麻野井千尋@NAT・元立教大学大学院
    3. 新井千賀子@杏林アイセンター
    4. 磯矢@筑波大学修士課程
    5. 尾形真樹@杏林アイセンター/特定非営利活動法人Tokyo Lighthouse
    6. 小田浩一@東京女子大学・東京ライトハウス
    7. 楠紗代子@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科
    8. 小泉愛@東京大学人文社会系研究科
    9. 河野恵美@東京女子大学大学院・東京ライトハウス
    10. 小林章@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科
    11. 小林巌@東京学芸大学
    12. 田中-石垣恵津子@杏林アイセンター・東京ライトハウス
    13. 道面由利香@東京都盲人福祉協会
    14. 仲谷正史@東京大学舘研究室博士課程
    15. 中村仁美@東京女子大学大学院/駿河台日大病院眼科
    16. 保坂由美子@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科
    17. 宮崎博子@東京女子大学大学院
    18. 宮原麻利@東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科
    19. 山中幸宏@アサクラメガネ
    20. 横尾文子@東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科

* 東京ライトハウスは、視覚障害のある人への新しいサービスを模索・実施するNPOです。


2. プログラム

  1. 小林章@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科
  2. 中村仁美@東京女子大学大学院/駿河台日大病院眼科
    「加齢黄斑変性によるロービジョン患者の読書特性」 以下の3つの発表をまとめた修士論文を東京女子大学に提出しました!
  3. coffee break

  4. 特別講演 - 仲谷正史@東大・舘研究室博士課程2年
    「錯触覚現象・ピン型触覚ディスプレイを通した凹凸感覚の研究」
    触覚にも錯覚現象がいろいろある。錯覚に注目した触覚の研究から 触覚をより良くvirtual reality(実現実)に応用したい。具体的には、Fish bone illusionの 研究や、pitchの異なるpin matrixを通して指先で触覚的に観察して図形弁別の成績を 見るなどの興味深い知見をいくつか紹介した。
  5. 河野恵美@東京女子大学大学院・東京ライトハウス
    「先天的に盲ろうのある子どもの言語メディア」
    先天的に盲ろうがある場合に、言語メディアの選択としてどのようにするのが良いか? 言語の獲得など成功している症例から、どのような言語メディアを どのように学習しながら、青年になるとどのように使うようになるのか?を まとめ、修士論文として東京女子大学に提出した。
  6. 宮原麻利&横尾文子@東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科
    「視覚障害のある歩行者のための超音波補助具」
    現在日本で入手できる補助具について開発者とユーザにインタビュー調査をした。 また、パームソナーについて、歩行訓練を受けた被験者と歩行訓練をしたことの ない被験者に白杖と併用させて実験歩行路をあるかせ、補助具が効率性と安全性、 心拍数に現れる心理的ストレスに影響を与えるのかを調べた。
  7. 新井千賀子@杏林アイセンター
    「網膜色素変性症の読書評価の症例」
    最近白内障手術を受けて、視力の良い片目だけ屈折矯正していたが、 検査距離に矯正して読書評価をしてみると、両目のデータが非常に 良いケース。突っ込みどころの多いケース。

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