第119回月例ロービジョン研究会

小田浩一, 2009/7/11

1. 概要

1. 日　時：2009年7月11日 (土)　13:00-19:00
2. 場　所：東京女子大学 8408コミュニケーション学科談話室
3. 参加者：(敬称略五十音順)
1. 新井千賀子@杏林アイセンター
2. 小田浩一@東京女子大学・東京ライトハウス
3. 鈴木理子@井上眼科（夜の会から参加）
4. 道面由利香@横浜訓盲院生活訓練センター
5. 宮下佳子＠パルテノン多摩／財団法人多摩市文化振興財団
6. 山口えり@東京女子大学大学院
7. 山本百合子＠フォントデザイナ

* 東京ライトハウスは、視覚障害のある人への新しいサービスを模索・実施するNPOです。

2. プログラム

以下のような演題が発表されました。

1. 道面由利香@横浜訓盲院生活訓練センター
   論文紹介：Amini,A., Digre, K.,Couldwell,W.: Photophobia in a blind patient: an alternate visual pathway - Case report. J Neurosurg 105:765-768,2006.
   髄膜腫で羞明？の例に遭遇した。仲泊先生から文献の紹介を受けたので報告する。 光覚もなく、瞳孔反射もないような全盲の患者で、下垂体腺腫が原因で羞明(photophobia)が見られた！ 羞明には三叉神経、視蓋前核などが関わり、いわゆる一般の視覚経路visual pathwayと異なる 神経支配によって起こるようだということ。受容器としては、網膜の神経節細胞に 最近みつかったもの（仲泊先生が最近注目しています）が介在している可能性がある。
2. 新井千賀子@杏林アイセンター
   「重篤な加齢黄斑変性の事例に対する読書評価」
3. 山本百合子＠フォントデザイナ
   「ロービジョンの見え方の視覚化についての研究」