第104回月例ロービジョン研究会

小田浩一, 2008/1/26

1. 概要

  1. 日 時:2008年1月26日 (土) 14:30-19:00
    # 13:00の集まりが悪く、発表の開始を遅らせました。
  2. 場 所:東京女子大学#8408コミュニケーション学科談話室
  3. 参加者:(敬称略五十音順)
    1. 新井千賀子@杏林アイセンター・東京ライトハウス
    2. 小田浩一@東京女子大学・東京ライトハウス
    3. 香川スミ子@浦和大学総合福祉学部(元東京都心身障害者福祉センター)
    4. 亀井笑@東京女子大学数理学科
    5. 小林章@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科・東京ライトハウス
    6. 小林巌@東京学芸大学
    7. 田中千尋@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科
    8. 宮崎博子@東京女子大学大学院現代文化研究科
    9. 宮下佳子@パルテノン多摩/財団法人多摩市文化振興財団/筑波大学大学院
    10. 山口えり@東京女子大学コミュニケーション学科
    11. 山中今日子@東京女子大学コミュニケーション学科
    12. 山中幸宏@アサクラメガネ
    13. 山本百合子@フォントデザイナ

* 東京ライトハウスは、視覚障害のある人への新しいサービスを模索・実施するNPOです。


2. プログラム

以下のような演題が発表される予定です。 また、19時からは、大学正門前のペーパーバンで新年会が開催されます。夜からの参加も歓迎します!

  1. 小田浩一@東京女子大学・東京ライトハウス
  2. 宮崎博子@東京女子大学大学院現代文化研究科
    「表情認知における視力低下の影響について」

    視覚学会で発表したほやほやの内容:視力低下から予測されるような表情認知成績の低下が見られたが、 厳密には予測以上の低下も見いだされた。また、先行研究で知られているように、読み成績と高い相関がみられた。

  3. 山口えり@東京女子大学コミュニケーション学科
    「文字の縦横比が視認性に及ぼす影響」

    視覚学会で発表したほやほやの内容:カタカナ文字の縦横比を変えた結果、Arditi(1996)が報告しているものと 良く似た結果が得られた。

  4. 山中今日子@東京女子大学コミュニケーション学科
    「視力低下状態で漢字の画数と書体のウェイトが視認性に及ぼす影響」

    視覚学会で発表したほやほやの内容:視力低下から予測されるような視認性の低下が見られた。また、画数と ウェイトの影響は、視力低下と関連して若干変化した。

  5. 香川スミ子@浦和大学総合福祉学部(元東京都心身障害者福祉センター)
    特別講演「見えない、見えづらい子の発達とその支援」

    視覚障害のある子どもが、どのような発達のコースを描くかを 多くの事例からまとめてみた。もっとデータを蓄積して、発達の仕方に ついての知見をより高い精度のものに修正していく工夫をする必要がある。(ハンドアウト, PDF90KB)。

  6. 山本百合子@フォントデザイナ
    ロービジョン学会の新生ホームページ
    「見やすいポスタープロジェクト」(Vision 2008で発表予定)


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