次世代文書読み上げシステム「スピーチオ」


大河内直之@オリジナルデザイン <2001/4/26>
視覚障害者用アクセス技術製品データベース「画面読みソフト」へのリンク
Delivered-To: kaneshin@twcu.ac.jp Subject: [jarvi:18527] 次世代文書読み上げシステム「スピーチオ」のご紹介 From: Naoyuki Okochi Date: Thu, 26 Apr 2001 16:16:01 +0900 大河内@オリジナルデザインと申します。  本日は、弊社「オリジナルデザイン」と大手印刷会社「廣済堂」が共同で開発いた しました「スピーチオ」と「SPコード」をご紹介いたします。  これは、先週、東京有明のビックサイトで行なわれた「デジタルパブリッシング フェア2001」の廣済堂ブースに出展し、正式発表となったものです。以下、詳細で す。 また、スピーチオのホームページも合わせてご覧下さい。 http://www.speechio.net/ マルチメディア文書読み上げシステム「スピーチオ(speechio)」  スピーチオは、紙に書かれた文字情報を音声、テキスト及び点字に出力します。読 み取り操作は非常に簡単で、右下の隅に印字されている記号(SPコード)にスピー チオの読み取り部分をを当てて、スイッチを押せば音声情報が取り出せます。読み上 げ速度及び音質も、自由に設定が出来ます。さらに、市販の点字プリンタや、点字 ディスプレーを接続することで、その情報を点字として出力することもできます。  SPコードの記録容量は、日本語の漢字かな混じり文で約800文字、およそA4 文書1枚分です。またこのSPコードは、現在お使いのパソコンにSPコード作成用 のソフトを導入していただくだけで一般的によく使われている、マイクロソフトの WORD上から、簡単に作成することができ、かつ市販のレーザープリンタにて、紙 面の自由な位置へ印刷することが可能ですので、WORDを使っている方であれば、 どなたでもコード作成が可能です。よって、現在企業や役所で作られている墨字文書 にも容易にSPコードを付加することができます。また、出版社などが、本を出版す る段階でSPコードを書くページにつけることも可能です。  スピーチオは、紙の情報を「デジタルペーパー」に変換しますので、視覚障害者及 び高齢者は、簡易に文字情報にアクセスが可能となります。これにより、SPコード の印字された紙の情報は、音声・テキスト及び点字情報をリンクする、21世紀のマ ルチメディア情報伝達ツールとなります。  このSPコードを、さまざまな文書上に印刷していただくことにより、視覚障害者 は、操作の難しいパソコンを一切使わずに、晴眼者と同じように、文字情報に簡単に アクセスすることが可能となります。  本システムは、多くの視覚障害関係者からのご助言をいただき、現在商品化に向け て開発を進めております。装置の完成は、2001年初頭を予定しております。  また、デジタルパブリッシングフェアでは多数のマスメディアからの取材があり、 複数の記事に取り上げていただきました。スピーチオのホームページより一部リンク しておりますので、そちらも合わせてご覧下さい。 ページの最初に戻る
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