発砲インキの使えるプリンタはまだ開発中!


  1. 嘉納竹男@神戸市立友生養護学校 2000/12/30 パソコンのプリンターで,発砲インキを使えるものはありますか?
  2. 上条治夫@千葉県船橋市 2000/12/30 私がトライしている方法を書きます.
  3. 嘉納竹男@神戸市立友生養護学校 2000/12/31
  4. 田中 聡 2001/1/1 Bubble Jetはキヤノンの製品名ですが,キヤノンとHPは熱を使って、インクを吹き 出すので,熱で発砲させる発砲インクは無理じゃないでしょうか? http://www.ascii.co.jp/pb/ghelp/02/000252.html
  5. 嘉納竹男@神戸市立友生養護学校 2001/1/2
  6. 上条治夫@千葉県船橋市 2001/1/11 発砲インクについて情報が得られました.結論としては,開発中ではあるが,問題点 が解決されないためまだ商品化には至っていないということです.
  7. 嘉納竹男@神戸市立友生養護学校 2001/1/13

Subject: [jarvi:16787] 発泡インキとカーボンインキ From: kanoh_takeo Date: Sat, 30 Dec 2000 06:02:12 +0900 パソコンのプリンターで発泡インキを使えるものがないでしょうか。 カーボンインキの使えるプリンタはないでしょうか。カーボンになるとレーザープリ ンターになってしまうかな。 触図のことなどが話題にでていました。パソコンで書いた線画を発泡インキで刷っ て、熱を加えて発泡させると簡単に触図ができるのでは無いかとおもいます。 もう少し手の込んだ方法だと、カーボンインキを使う方法です。線画をカーボンイン キで刷って、それを発泡インキを使ってプリントごっこやシルクスクリーンですりま す。こちらは、インクの盛り方を調節できるので、触読しやすい盛り上がりにしやす いかも知れません。 カーボンインキが無かったら、普通のインキで刷って、プリントごっこなら紙に、シ ルクスクリーンなら透明フイルムに普通のコピー機でコピーをすればよいと思ってい ます。 追伸 むかし、タイプアートが上肢に障害があるひとの訓練などに盛んいされていました。 (今もさかんかも知れませんが) これらを、発泡インキで刷って触読するとどのように読み取れるでしょうか。タイプ と違って、文字がや記号が豊富にあるので使い方によては、面白いものができるかも しれません。文字絵をつくるソフトもあるようです。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:16788] Re: 発泡インキとカーボンインキ From: 上條治夫 Date: Sat, 30 Dec 2000 07:54:40 +0900 上條@千葉県船橋市です。 "[jarvi:16787] 発泡インキとカーボンインキ" において、 "kanoh_takeo "さんは書きました: > パソコンのプリンターで発泡インキを使えるものがないでしょうか。 > カーボンインキの使えるプリンタはないでしょうか。  話題に沿った話ができるかどうか不安ですが、私がトライしている方法を書きます。  視覚障害を得る以前に作った描画があり、それを使う必要に駆られて我流でやって いる方法です。  プリンタはエプソンLP800、インクジェットタイプを使い、用紙としてKGSの piaf専用紙を使います。  A4対応のプリンタです。  この発泡用紙を直接プリンタのトレイに挿入し、パソコン上のデータをこの発泡用 紙に直接印刷します。  晴眼であればこの用紙上には描画が印刷されているのを確認できるはずですが、私 の場合、これをpiafに通した上で、膨らみ具合を確かめて内容を理解しています。  触読の問題点として感じていることは、自分で作った資料なので図の内容を予想で きるので取り付きやすいものの、piafのデモで戴いたミッキイマウスの絵を結局 晴眼の人に教えを請うた経験があるので、触って理解することは難しいものですね?  まして私は化学を教える現場を維持しようとしていて、亀の甲(ベンゼン骨格)がい くつも重なっている資料に当たったときなどはいくら自分で作ったものとは言え、自 分のメモリーのコールバックにはかなりの時間を必要としています。  尚、蛇足ですが、KGSのpiafという立体コピー機を購入して一年足らずで用 紙を吸い込むモーターが作動しなくなり、二ヶ月ほど前から修理にでたままで戻って きません。  輸入品というものの修理には時間がかかることも併せてお知らせしなければならな いと考えています。  以上、ご参考になれば幸いです。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:16799] Re: 発泡インキとカーボンインキ From: takeokanoh Date: Sun, 31 Dec 2000 06:40:24 +0900 上條治夫さま   2000/12/30 07:54に頂いた "[jarvi:16788] Re: 発泡インキとカーボンインキ" と言うメールありがとうございました。 早速教えて頂き有り難うございました。 発泡用紙と言うのがあるのですか。そういえば、思いだしましたKGSのpiafか どうか判りませんが市盲で見たことがありました。 しかし、故障を直ぐ修理できないのはつらいですね。 やはり、メーカーは発泡インキなどだしていないのかな。バブルジェット式なら目詰 まりしそうで無理なのでしょうかな。でも、あればグリンティーカードなど使う人が いると思いかもしれませんのでそのうち製品が出るかもしれないかな。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:16809] Re: 発泡インキとカーボンインキ From: TANAKA Satoshi Date: Mon, 01 Jan 2001 05:45:42 +0900 > やはり、メーカーは発泡インキなどだしていないのかな。 > バブルジェット式なら目詰まりしそうで無理なのでしょうかな。 Bubble Jetはキヤノンの製品名ですが、キヤノンとHPは熱を使って、インクを吹き 出すので、熱で発砲させる発砲インクは無理じゃないでしょうか? http://www.ascii.co.jp/pb/ghelp/02/000252.html セイコーエプソンは機械的に押し出すので、機構的には可能性がありますが、インク ジェット方式全般で使うインクの粒子自体に制約が多いので(微細で均一、目詰りしに くい)、無理だと思います。 # たぶん、有機樹脂を使っているのでしょうから。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:16814] Re: 発泡インキとカーボンインキ From: kanoh_takeo Date: Tue, 2 Jan 2001 14:44:41 +0900 > Bubble Jetはキヤノンの製品名ですが、 > キヤノンとHPは熱を使って、インクを吹き出すので、 > 熱で発砲させる発砲インクは無理じゃないでしょうか? > http://www.ascii.co.jp/pb/ghelp/02/000252.html あっそうですね、Bubble Jetは無理ですね。 > セイコーエプソンは機械的に押し出すので、 > 機構的には可能性がありますが、 > インクジェット方式全般で使うインクの粒子自体に制約が多いので > (微細で均一、目詰りしにくい)、無理だと思います。 これも目詰まりしそうですね。 プリンターのインキはほとんどが染料でようから、むりかな。 版画等のインキは顔料などもありインキを盛り上げることができます。 版画の手法を使うのが手間と経費がかかりますが実現性があるのかな ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:16992] 発泡インクのこと From: 上條治夫 Date: Thu, 11 Jan 2001 19:51:30 +0900 嘉納さん jarviの皆さん こんばんは。 上條@千葉県船橋市です。  先日の嘉納さんの書き込みにあった「発泡インク」について情報が得られましたの で書きます。  結論から言うと開発中であるが問題点があり商品化には至っていないとのことです。  いくつかの会社で開発中のようですが、それぞれに公開できない要素が多く、具体 的な説明は聞くことができませんでした。  私が情報を得たのはFという大手の印刷機メーカーの方です。  コピーを定着させるときに使うトナーのポリマー成分はいくつかのポリマーの混合 物ですが、 現在一般的に使われているトナーでもその配合割合を変えれば印刷した用紙の上で発 泡させることはできるそうです。  しかし現在の技術ではぽっぷコーんのように発泡してしまい、つまり用紙との接触 面の面積が小さいので、印刷として定着させることができないそうです。  私がお話をお聞きした方は用紙にも工夫が必要ではないかとも離していました。  以上、具体的な話ができなくて申し訳ありませんが、現状としては私が先日書いた ように熱発泡用紙を使った立体コピーが有効なようです。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:17021] Re: 発泡インクのこと From: takeokanoh Date: Sat, 13 Jan 2001 11:02:01 +0900 上條治夫さま   2001/01/11 19:51に頂いた "[jarvi:16992] 発泡インクのこと" と言うメールありがとうございました。 貴重な情報ありがとうございます。 単純に考えて、今時点での私の知っている知識では問題点が多いのに納得しました。 発泡インキは熱で発泡させるということ バブルジェットは熱でインキを噴出する 静電気を利用するトナーもかなりの高温を必要すること このことを考えると、紙にインキなりトナーを定着させる時点で問題が有りますね、 また印刷インキや顔料などの粒子の大きさで目詰まりの問題などがありますね。 しかし、各メーカーも考えているのがよくわかりました。 ページの最初に戻る
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