Bilingual Emacspeak Project(BEP)一般公開
井上@BEP 2001/1/14
Subject: [jarvi:17028] [PC]BEP一般公開について
From: Koichi INOUE
Date: 14 Jan 2001 17:04:01 +0900
井上@BEPです。
このメールはEmacs用音声化パッケージBEPの一般公開に関するものです。以下の
MLに当ててクロスポストしています。複数受け取られる方が多数おられると思います
が、ご容赦ください。
jarvi, windows, vipsml, active, meadow-users-jp, voice-windows
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BEPの公開について
このたびBilingual Emacspeak Project(BEP)ではGNU Emacs用日本語対応音声
化パッケージ「BEP」の最初のバージョンを公開することになりました。
GNU EmacsはUNIXやWindowsを中心に技術者の間で広く利用されている高機能エ
ディタです。Emacsのほとんどの機能がEmacs lispという言語で書かれ、拡張性と
柔軟性に富むことが大きな特徴です。このエディタだけでテキストやプログラムの開
発、メールの送受信、WEB閲覧などパソコンを使う目的のほとんどをこなすことがで
きます。
Emacsのために、米IBMのT. V. Raman氏はEmacspeakという音声化パッケージを
作成しました。BEPはこれに日本語特有の機能である漢字詳細読み等を追加し、日本
語対応のスピーチサーバを組み合わせることで日本語メインの環境でも利用可能にし
たもので、WindowsとLinuxの2種類のOSをサポートしています。Bilingualという
名前の通り、英語の文章は英語音声合成エンジンで読み上げることができます。(現在
はWindows版のみ)
以下のURLに詳細な情報やダウンロードリンクがあります。
http://www.argv.org/bep/
ソースもここで公開しています。
また、2001年1月6日発売のLinux Magazine誌の「Emacs始めました」という連載
記事中でBEPが紹介されました。付属CD-ROMにはMP3による音声デモが収録されて
います。
このパッケージの開発はBilingual Emacspeak Project MLで行っています。まだ未
完成のパッケージですので、改良の情報などを得るために、利用や開発に興味のある
方は是非MLにも参加いただけたらと思います。
参加方法など詳細は
http://www.argv.org/bep/ml.html
に掲載しています。
BEPに関するお問い合わせは、bep-contact@argv.orgまでお願いします。もちろん
BEP MLに直接参加いただいても結構です。
最後に、このパッケージはT. V. Raman博士のソフトウェアを元にし、漢字詳細読み
や英語カタカナ読みに関しては、静岡県立大学の石川准教授によるDOS用スクリーン
リーダ「グラスルーツ」(販売元:(株)アメディア)の辞書を使用させていただいており
ます。両氏には深く感謝いたします。
なお、この案内文はこのままの形でなら転載を歓迎します。
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