CCTV購入後の フォローアップをしてくれるところはありますか?


  1. 田口朋子@昭和大学病院 2000.8.27 拡大読書器購入後に,その扱い方などについてフォローをしてくれるところを知りませんか?
  2. 田中憲児@眼科田中クリニック 2000.8.28 据え置き型の拡大読書器だと,田口さんご自身が病院までそれを持ってきてもらうことでフォローアップできま すよ.
  3. 浦口明徳 @BBA 2000.8.28 東京都の日野市に,アイネットワーク有限会社というのがあります.
  4. 田中律子@BBA 2000.8.28
  5. 鈴木@千葉県 2000.8.28 飯田橋のセントラルプラザの中にある,福祉機器の展示室に色々な拡大読書器のコーナーがあるはずです一度見 に行ってみては?
  6. 工藤滋@岩手県立盲学校 2000.8.28 「見えない・見えにくい人の便利グッズカタログ」という良い書籍があります.

視覚障害者用アクセス技術製品データベース 「拡大読書器 / CCTV」へのリンク
Subject: [jarvi:14863] 拡大読書器について Date: Sun, 27 Aug 2000 23:43:58 +0900 From: Tomoko Taguchi みなさま、こんばんは。 昭和大学病院でORTをしています田口と申します。 ORTになってからは初めての投稿です。 昭和大学病院でも最近少しずつロービジョンケアを始めています。 今回はそのことで少しお伺いをしたいことがあります。 先日、ロービジョン外来にいらした患者様に拡大読書器を紹介したところ、とても興 味を持っていただき、是非 購入したいということになりました。それも、据え置き型 と携帯の両方を紹介したところ、携帯型が便利でい い、とのことでした。しかし、実 際に購入されたとしても、本当にそれを使いこなせるようになるのかとても心 配して います。視力は0.06で視野は周辺のみです。もし購入されてうまく使えずに宝の持ち 腐れになっても… と思っています。 そこで、もし拡大読書器の使い方など、購入してからもフォローしてくれる団体やサ ービス(出来れば東京近郊 で)などがありましたら教えて頂けないでしょうか。ま た、上手に使いこなす方法や、携帯型よりも据え置き型 の方が良いのでは?などと選 択方法も教えて頂けたらと思います。 まだまだ勉強不足で申し訳ないのですが、是非よろしくお願いいたします。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:14866] Re: 拡大読書器について Date: Mon, 28 Aug 2000 02:09:42 +0900 From: jf3jon@jarl.com (Kenji Tanaka) 田中@眼科田中クリニック・和歌山 です。 > 先日、ロービジョン外来にいらした患者様に拡大読書器を紹介したところ、とても興 > 味を持っていただき、是非購入したいということになりました。それも、据え置き型 > と携帯の両方を紹介したところ、携帯型が便利でいい、とのことでした。しかし、実 > 際に購入されたとしても、本当にそれを使いこなせるようになるのかとても心配して > います。視力は0.06で視野は周辺のみです。もし購入されてうまく使えずに宝の持ち > 腐れになっても…と思っています。 視力が0.06で周辺視野のみ残存ということであれば、他の補助具では新聞が読めないのに拡大読書器だと読む ことができるという良い適応症例ではないでしょうか。 据え置き型か携帯型かというのは議論の分かれるところでしょうが、据え置き型の場合は自宅の置いてある場所 でしか使えないわけで、患者さんが携帯型の方が便利が良いとお考えならそれで良いかと思います。お仕事用で 長時間同じ場所で使用されるのなら、断然、据え置き型をお薦めすべきでしょうが、そうでなければ宝の持ち腐 れの確率が上がってしまいます。逆に据え置き型のほうが目立つので使わなければというプレッシャーでお使い になるという説もあります。 でも、携帯型には田口さん自身がフォローアップできるというメリットがあります。 実際に現物を持ってきていただいて、ロービジョン外来で使い方を指導してあげられますよね。 据え置き型だと、同じ機種ではなかなか指導してあげられない。 2〜3回お教えすれば、田口さんが携帯型拡大読書器に関しては得意分野になられてると思います。 私自身は、開院当初に据え置き型のオートフォーカスの拡大読書器を購入しました。 個人の開業医ではスペースや予算の関係上、何台も置くことができないため、給付前と給付後にこんなふうに使 えば読みやすくなりますよという指導をさせていただいてます。 でも、携帯型でご自分の物を持ってきていただいたほうがどう考えてもやりやすいですよね。 据え置き型を持って来て下さいとは言えませんものね。 実際には、押入れの中で拡大読書器が眠っているというお話はよく耳にします。 納入した業者がちょっと教えてくれたけど、使い方がよくわからないので、そのまま、押入れに入ってしまった なんていうお話もあります。 でも、最初に、何度か病院に持ってきてもらって一緒に使い方を学ばれたら、きっと、ずっとお使いになられる と思いますので、最初にきっちりフォローしてあげてください。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:14867] RE: 拡大読書器について Date: Mon, 28 Aug 2000 02:21:26 +0900 From: uraguchi@muh.biglobe.ne.jp 浦口@BBAです。 田口@昭和大学病院さんへ >購入してからもフォローしてくれる団体やサービス(出来れば東京近郊で)などということですが、私としては アイネットワーク(有)が利用者個人に合わせていろいろ工夫してくれると聞いていますので、一つの候補とし てご紹介します。 連絡先は以下の通りです。 〒191−0055 東京都日野市西平山5−23−12 アイネットワーク有限会社 電話 042−583−7450 携帯 090−8341−5229 FAX 042−583−7450 EMAIL s_miyatakae@ma4.justnet.ne.jp ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:14874] Re: 拡大読書器について Date: Mon, 28 Aug 2000 08:53:13 +0900 From: 田中 律子 田中@BBA及びあいの会多摩川です。 BBAの浦口さんがアイネットワークの連絡先を紹介されましたが、メールアドレスに誤りがあります。 >〒191−0055 >東京都日野市西平山5−23−12 >アイネットワーク有限会社 >電話 042−583−7450 >携帯 090−8341−5229 >FAX 042−583−7450 >EMAIL s_miyatakae@ma4.justnet.ne.jp(誤)       s_miyatake@ma4.justnet.ne.jp(正) 以上です。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:14887] 拡大読書器について Date: Mon, 28 Aug 2000 22:25:35 +0900 From: shinichi suzuki MLのみなさん。こんにちは。千葉の鈴木です。 田口さんの書かれた拡大読書器についてですが、、確か飯田橋のセントラルプラザの中にある福祉機器の展示室 に色々な拡大読書器のコーナーがあるはずです。結構たくさんのメーカーの拡大読書器が取りそろえてあるはず です。田口さんはご存知のことと思います が、見え方は人様々でできれば色々な拡大読書器を見てから購入を決定をするのがベターだと思います。欲を言 えば少し使ってみて自分の眼にあったものを見つけた方が良いです。まあそのようなことでセントラルプラザは 見るだけでなく、実際に使わせてくれるはずですから、さらには土曜日や日曜日には指導をして頂ける人もいた と思います。これは今でも係りの人がいるかどうか確認をした方が良いと思います。ごめんなさい無責任な書き 方で。 ちなみに、私は据え置きの拡大読書器を使用しています。携帯型はディスプレイが小さいのと画面が液晶だった ため、ちらっと見るぶんにはいいのですが、長時間には耐えられませんでした。まもっとも大きいディスプレイ につなぐこともできるはずですから、そうすればもう少し使い勝手は良くなると思います。使用者の使い方に よっても据え置き型か携帯型か決めるのも一つのポイントにもなるんでしょうね。 田口さんご無沙汰をしています。昭和大学病院に就職をしたんですね。頑張ってください。おっと公のメールで プライベートモードになってしまいました。ごめんなさい。 ページの最初に戻る
Subject: [jarvi:14893] 拡大読書器の選び方 Date: Mon, 28 Aug 2000 23:24:30 +0900 From: 工藤 滋  岩手盲の工藤です。  昭和大学病院のORTの田口さん  購入後のアフターケア等につきましてはすでにいくつかコメントがついているようですので、私からは拡大読 書器の購入について書かせていただきます。 >先日、ロービジョン外来にいらした患者様に拡大読書器を紹介したところ、 >とても興 味を持っていただき、是非購入したいということになりました。 >それも、据え置き型 と携帯の両方を紹介したところ、携帯型が便利でいい、 >とのことでした。  その患者さんは拡大読書器というものをはじめてご覧になったのですね。きっととても喜ばれたことでしょ う。私にも経験がありますが、「見えないとあきらめていたものが見える」ということは、本当に感動的な出来 事ですから!  けれども、はじめて拡大読書器を見たという場合には落とし穴があるかも知れません。と言いますのは、今ま で便利なものが何もなかったところに便利なものが1種類登場すれば、おそらくみんなそれに飛びついてしまい ます。けれども、実はその便利なものにたくさんの種類があったとしたら ……。よく吟味して自分に最も適した ものを選ぶのが賢明です。「使い始めてみると結構操作が面倒だった」とか、「カラーもあるとは知らなかっ た」とか、「文字を読むだけではなく、書くこともできるタイプの方がよかった」とかというのが、その典型的 な例です。欲を出せばきりがありませんし、機能が増えればそれだけ価格も上がってしまいますので判断は難し いですが、少なくとも「拡大読書器にはたくさんの種類があって、その中から自分の欲しいものを選べるのだ」 ということを知っておいていただきたいと思います。  こうした拡大読書器購入の際のアドバイスが簡潔にまとめられているよい書籍があります。出版された時期が 少し前になってしまいますので最新機種はありませんが、多くの機種の紹介も掲載されていて購入しようとお考 えのご本人はもちろんのこと、ロービジョン・クリニックをなさっているスタッフの方々にも参考になると思い ます。 −−−−−−−−−−−−−−−−− ---------------------------------- 「見えない・見えにくい人の便利グッズカタログ」 弱視者問題研究会 編 A4版 22ポイント 定価:1500円(消費税別) 発行:(株)大活字 購入方法: 1. 一般の書店で注文する。取り寄せに10日から2週間かかります。 2. 直接(株)大活字に注文する。送料が350円かかりますが、3、4日で届きます。 注文、問い合わせ先: (株)大活字 電話:03―5282―4361 FAX:03―5282―4362 ● パソコンの音声ソフト等を使って読みたい方には、巻末の引換券と交換でテキストデータを提供します。 −−−−−−−−−−−−−−−−− ---------------------------------- 視覚障害リハビリテーション・メーリングリスト [jarvi:09502] 便利グッズカタログのご案内 Mon, 30 Aug 1999 02:25:10 +0900 より要約 増山由紀子@弱視者問題研究会 wrote  大事なことは、「拡大読書器を使って何をしたいのか」という目的です。  ある程度目的が絞れれば後は価格も含めての選定です。価格と言っても5万円程度のものから50万円するも のまで随分幅がありますから、慎重に検討されることをお勧めいたします。高い機種には多くの機能が搭載され ていますが、果たしてそれが本当にご本人にとって必要なものなのかどうかを考えるところがポイントかも知れ ません。ここまで進められれば随分機種は絞れていると思います。  そして最後は実物を見ての操作です。同じ機能の読書器でも実際に読みたいものを見てみると、意外と見え方 は異なる者です。その時には、自分が読みたいと思っているものを持参するのがいちばんです。私は、新聞のテ レビ欄と文庫本の小説とテレビの液晶表示のリモコンを持って随分都内を歩き回りました。拡大読書器を見せて くれる場所を求めて ……。  私の場合はかなりコントラストが必要なので、白黒反転にした場合の背景色が真っ黒になるものを1つの条件 にしました。カラー対応のものでは真っ黒にならずグレイになってしまうものもあったからです。こうしたこと はご本人が実物を見てみなければ分からないことです。最近は携帯用の液晶画面を利用した読書器も出ています が、私には背景がグレイにしかならない液晶画面の拡大読書器はよく見えません。しかし、逆に友人の中にはコ ントラストが強い機種は目が疲れて使い物にならないと言っている者もいます。  ちょっとまとまりがありませんでしたが、ご参考になれば幸いです。 ページの最初に戻る
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