ボイスポータルサイトサービス(Vモードサービス)


  1. 小川俊樹@名古屋盲人情報文化センター 2001/9/1 Vモードサービスというのは,電話から電話.電話からPC,PCから電話へのe-mail 交換が音声によってできるものです.
  2. 小川俊樹@名古屋盲人情報文化センター 2001/9/2 ご興味をもたれた方が多くいらしたようなので,ここで説明させていただきます.
  3. 玉津 2001/9/2 留守番電話と何がどのように違うのでしょうか?どんなことがメリットとしてあげら れるのでしょうか?
  4. 小川俊樹@名古屋盲人情報文化センター 2001/9/2
    From: 名古屋ライトハウス Subject: [jarvi:20428] 専用機よ サヨウナラ Date: Sat, 1 Sep 2001 00:55:00 +0900 みなさん こんばんは。名古屋盲人情報文化センターの小川俊樹です。 名古屋盲人情報文化センターは、富士通中部システムズの技術支援により、視覚障害 者向けボイスポータルサイトサービス(Vモードサービス)を、来年一月から試験運 用いたします。このサービスは、財団法人ニューメディア開発協会の委託事業によっ て行うものです。 ・電話から電話、電話からパソコン、パソコンから電話へのEメール交換が自由に出 来ます。 ・ボタン操作することなく、音声によって相手アドレスを指定し、送信、返信、転 送、一斉同報 メール送受信が出来ます。 ・音声認識システムにより、会話形式でホームページを操作、WEB検索することが出 来ます。 ・マイブックマーク機能で、お気に入りのホームページを簡単に取り出す事が出来ます。 ・視覚障害者の団体や同好会の音声ホームページ提供のサポートをいたします。 ・ホームページへ音声での書き込みが出来ます。 現在、お使いの電話で利用していただけるサービスです。新たに購入していただくも のはありません。 名古屋盲人情報文化センターはこのシステムにより、視覚障害者のコミュニケーショ ンを容易にし、より一層の社会参画を目指しております。 富士通中部システムズの星野史充さんと共に実証評価し、みなさんにとってよりよい ものを作り上げます。来年までお待ちいただけると幸いです。 近日、朝日新聞等メディアにて紹介される予定です。 こうご期待! ページの最初に戻る
    From: "録音情報室" Subject: [jarvi:20459] RE:専用機よ サヨウナラ Date: Sun, 2 Sep 2001 12:11:26 +0900 名古屋盲人情報文化センターの小川俊樹です。 三崎様、福本様 メールありがとうございます。 先日の「専用機よ サヨウナラ」第一報では詳細が書き切れていません。 興味を持っていただけたようなので、ここで説明させていただきます。 まず、ボイスメール機能について。 音声ファイル(WAV又はそれに準ずるもの)を送る機能はあります。 1.電話から電話へ送る音声メールの場合、ファイル形式を全く意識することなく肉 声音声が流れます。 2.電話からパソコンへ送る音声メールの場合、肉声音声が添付書類として送られます。 3.パソコンから電話へのテキストメールの場合、合成音声で電話口に読み上げられます。 いずれの場合でも、パソコン及び電話を買い換えたり、新たにアプリケーションをイ ンストールしていただく必要はありません。全て、センター(中央)のパソコンで処 理されます。 次に、携帯への受信メールを読み上げる機能については今までもいくつかあったと思 います。真剣に、視覚障害者向けに作られた物ではなかったようなので、普及はして いませんね。F671iは期待できるかも知れません。 キーの使い勝手や、画面に表示される文字サイズも熟考され、弱視の方を強力にサ ポートしてくれそうですね。 話しを元に戻します。 名古屋盲人情報文化センターで進めている、今回の音声ウェブシステムでは、セン ターパソコンでテキストや音声ファイルを処理し、お手元の電話へ音声を流すという 仕組みですので、繰り返しになりますが、利用される方、一人ひとりの電話機によら ず利用していただけます。 今回のシステムでは残念ながら実現できそうにありませんが、名古屋盲人情報文化セ ンターが将来的に目指すシステムは、音声をテキストに変換させ、テキストとして メールをやり取りすることです。 今でも、「なんとかボイス」といったものはありますが、音声登録をせずに、不特定 多数の声を対象にしてテキスト変換まで音声認識を高めることは、数十年先まで不可 能とも言われています。今回のシステムでの不安材料は「音声符号化」です。WAV ファイルをmp3やADPCMなどに圧縮をしたとしても、そのデータ量はテキストには かないません。回線はどんどん太くなって行くと思われますので、パソコンに添付送 信された音声ファイルが多少大きくても一瞬でダウンできるようになるでしょう。 問題は、センターパソコン側です。 音声データでパンクしないようにしなければなりませんから。(またまた、パンクで すね。 パンク台ですね。 名古屋はパチンコ天国です。私の知人(視覚障害)もパ チンコに はまっています。 話しは元に戻ります。)音声をパーフェクトにテキスト 変換できれば、全く心配のないシステムになりますし、更なる発展機能が付加できそ うです。まあ、どちらにしてもセンター側が対応すれば済むことで、利用されている 電話に負荷はかかりません。パソコンで音声メールを受信されると、ハードを占領し てしまう可能性はありますが。 「音声認識」 これは、今、注目の分野ですね。 長くなりましたが、最後に「ケイタイ・ゲット」について。 これは以前からある、携帯の小さなキーを操ってURLアドレスを入力するという不便 さを解消するシステムに付加された音声認識機能ですね。「携帯電話に向かって自分 のメールアドレスを告げるだけで,アクセスしたいサイトのURLが記載されたメール が届くサービスが登場した。」という事らしいです。使えるものであれば嬉しいです ね。 ページの最初に戻る
    Date: Sun, 02 Sep 2001 13:38:28 +0900 From: ttamatsu Subject: [jarvi:20462] Re:専用機よ サヨウナラ ([jarvi:20461]は、削除願います。) 小川俊樹さま 玉津と申します。はじめまして。メールを読ませていただいたのですが、「何が新し いのか?」よくわからないでいます。質問させてください。 > 1.電話から電話へ送る音声メールの場合、ファイル形式を全く意識す > ることなく肉声音声が流れます。 これは、今まである(普通の)留守番電話と比べて、何が便利になるのでしょうか? > 2.電話からパソコンへ送る音声メールの場合、肉声音声が添付書類と > して送られます。 これは、下記のようなサービスと何が違うのでしょうか?メリットは何でしょうか? http://www.buta.net/ > 3.パソコンから電話へのテキストメールの場合、合成音声で電話口に > 読み上げられます。 この程度のサービスなら、『ニフティ』が、10年以上前、(1991年)から、既に 行っていたと思うのですが、・・・。(現在は、廃止されているようです。) ■ニフティの年表 http://www.nifty.com/corp/history1986-1991.htm > 今でも、「なんとかボイス」といったものはありますが、音声登録をせ > ずに、不特定多数の声を対象にしてテキスト変換まで音声認識を高める > ことは、数十年先まで不可能とも言われています。 誰が、いつ、言ったのですか??? 「なんとかボイス」とは、IBMのソフトのことだと思いますが、エンロール(音声 登録)をしなくても、実際には使えます。(自分も、最近知りましたが、・・・。) 詳しくは、下記URLをご覧ください。 http://www.zdnet.co.jp/macwire/0007/05/c_ppoi.html インタビュアーの小林さんという方も、宇都宮大学の森大毅先生に指摘されて、IBM のViaVoiceが、不特定話者のソフトウェアだとお知りになったそうです。(自分と 同じミスです。少し嬉しい・・・。) > 問題は、センターパソコン側です。 > 音声データでパンクしないようにしなければなりませんから。 > パソコンで音声メールを受信されると、ハードを占領してしまう可能性 > はありますが。 (可能性は、否定しませんが、)こんな心配は、本当にあるのでしょうか?例えば、1 時間のデータを保存するのにどれだけのハードディスクが必要か、考えてみると、わ かると思います。 64K(圧縮前の1秒あたりのデータ量)*3600(秒)=約231M 今売られているパソコンには、20Gくらいのハードディスクは、標準でついていま すから、10時間や20時間分くらいなら、全然平気です。(50時間でも、たぶんOK) データセンターにハードディスクを置く場合でも、(課金できるのなら)ほとん ど、心配ないと思いますが、・・・。 テキストdataにするメリットは、他にもっとあると思いますが、・・・。 もうすこし、「ユーザーの視点」に立って、何が便利になるのか、教えていただ けると嬉しいのですが、・・・。 ページの最初に戻る
    From: 名古屋ライトハウス Subject: [jarvi:20468] Re:専用機よ サヨウナラ Date: Sun, 2 Sep 2001 18:46:52 +0900 朝夕は、名古屋でも秋を感じるようになりました。名古屋盲人情報文化センターの小 川俊樹です。玉津様 情報ありがとうございます。夢中になってhpを読ませていただ いております。 パソコンを操って、メールの送受信やネットサーフィンをされている方にとって目新 しい機能はありません。パソコン、ITから距離をもたれている方に、無理なく使って いただける仕組みが出来ればよいと思います。技術的な点は担当の先生に問い合わせ てみます。(海外出張中) それにしても、障害のあるなしに関わらず、インターネットを始めとする情報網を扱 える人と扱えない人との差は大きくなるばかりですね。デジタルデバイドというので しょうか。そして今では、得たい情報にいかにスマートにたどり着けるか?が課題と なってきていますね。出会いパーティーで、お気に入りの人の元へ エスコートして くれる人が私は欲しい。(あくまでもたとえです)情報へのポータル(窓口)サイト だけではなく、エスコートしてくれる人のいる「トータルサイト」が嬉しいですね。 私が今求めているものは、画面上のマウスポインタの位置を視覚以外で知る方法で す。数百万円するピンディスプレイ等はご勘弁下さい。X軸、Y軸 物理的距離とか、 画面を36分割してとか。私をエスコートしてくれる方、お待ちしております。 ページの最初に戻る
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