Java 開発環境のインストール

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自宅のWindows PCで自習するために

授業では(特に前半の多くは)Java(ジャバと読む) と呼ばれるプログラミング言語を多用する予定です。 Java を採用した理由は,一度コンパイルしてしまえば,ハードウェアを選ばず動作するからです。 すなわち,Java は, 情報処理教室の Macintosh でも 自宅の Windows PC でも動作する汎用の言語なのです。 また,Web 上での実行も可能なコーディングができることも強みです。 ここでは,自宅の Windows PC に必要となる環境をインストールする方法を概説します。

Java をインストールする前に,一般的な準備として, ソフトウエアをインストールするためには,Windows では管理者権限が必要になります。 一般ユーザではソフトウエアをインストールできません。 管理者のアカウントになるためには このページを見てください。

Java のインストールには 2 種類があります。

  1. JRE (Java Runtime Enviroment)
  2. JDK (Java Standard Edition Development Kit)

JRE は Java の実行環境であり,コンパイル済みの Java プログラムを動かすために 必要な環境がインストールさます。
一方,JDK は JRE だけでなく,Java の開発環境もインストールされます。
この授業では,プログラミングのスキルは一切必要ありません(キッパリ)。 従って,JRE されインストールされていれば履修(および自宅での実習)に困ることはありません。 しかし,Java のソースコードも同時に配布する予定です。 もし,興味があれば(あるいは余裕があれば) Java のソースコードを読んで, プログラムを自分なりにいじってみるのも勉強になりまs。 授業で取り上げるトピックスの理解も格段に違うはずです。 もちろん強制ではありませんが, インストールは JDK を強くお勧めします。 JDK をインストールすれば JRE もインストールされるからです。 従って,ここでは JDK のインストール方法を解説します。

2010年3月時点で JDK の最新バージョンは JDK 6 Update 18 です。 できるだけ最新版の JDK をダウンロードすること(最近 JDK 6 Update 19 がリリース されたようです)。 JDK は http://java.sun.com/javase/ja/6/download.htmlから入手できます。

JDK-install-002

上図の JDK のダウンロードをクリックしてください。 図では黒い楕円で囲ってある箇所をクリックします。 3カ所楕円で示してありますが,どれをクリックしても次の画面になります。

JDK-install-003

この画面の赤地に白抜きの字の部分「Download」をクリックします。 すると以下のウィンドウが表示されます。

JDK-install-006

ここで,ユーザ名とパスワードが求められますが,スキップすることもできます。 一番下の「Skip this step」をクリックすれば先に進めます。

JDK-install-008

次のウィンドウで,jdk-6u18-windows-i586.exe というファイルがダウンロードされます。 この画面キャプチャは,普段,英語モードで Windows を使っているからですが, 日本語モードで使っていれば,メッセージは日本語で表示されるはずです。
Save File (日本語では「保存(S)」)ボタンを押せばダウンロードが開始されます。 回線速度によってダウンロードに要する時間マチマチですが, 70 MB 程度のファイルがダウンロードさます。
この jdk-6u18-windows-i586.exe というファイル(ファイルの保存される場所は ブラウザの設定に依存します。 デスクトップであったり, ダウンロードというフォルダであったりするので各自確認してください) をクリックすれば JDK のインストールが開始されます。

JDK-install-009

まず,現れるウィンドウは次のようなものです。

JDK-install-010

「次へ」をクリックすれば,使用許諾契約の画面になります(下図)。

JDK-install-011

英語ですが,JDK を使用するにあたってのライセンス条項が記述されています。 同意できるのであれば,「同意する」のボタンを押して先に進んでください (もちろん,同意しなければインストールされません)。
すると,次のようなインストールする方法を選ぶウィンドウが現れます。

JDK-install-012

「開発ツール」にチェックが入っている(反転している)状態で,「次へ」のボタンをクリックしてください。
すると,インストールが始まります。 インストール中は次のようなウィンドウが表示されます。

JDK-install-013

次の図は,インストールが完了したことを示すメッセージです。

JDK-install-014

ここで「完了」をクリックすると,ブラウザが開き JDK の登録ページが表示されます。 自分のアカウントを作成して登録するか,しないかはどちらでもよいです。

インストールが成功すれば,Cドライブの Program Files ディレクトリに Java というディレクトリができています(下図参照)。

JDK-install-026

Java のコンパイラ他ツール一式は
C:¥Program Files¥Java¥jdk1.6.0_18¥bin
というディレクトリにインストールされています。 コマンドラインからこれらのツール群を起動させて Java のプログラムを実行させることになります。 その際,環境変数 PATH にこのディレクトリ名を追加しておく作業が必要となります。

環境変数 PATH にディレクトリを追加する作業は,コントロールパネルから行います。

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コントロールパネルの左にある「クラシック表示」をクリックすると「システム」 が選択できる画面になります。

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「システム」をクリックして,上に並んでいる「詳細設定」タブを選び, 「環境変数(N)」をクリックしてください(下図)。

JDK-install-024

次に,環境変数 path をクリックして選択し,「編集(E)」をクリックします(下図参照)。

JDK-install-025

ここで表示されるウィンドウで,変数値の欄の最後に
C:¥Program Files¥Java¥jdk1.6.0_18¥bin
という設定を書き加えてください。

JDK-install-028

さらに2つ上の図で,「システム環境変数」の中の CLASSPATH という変数が設定されていると 動作がおかしくなることがあるので削除しておいてください。

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以上の設定作業が正しく行えたか否かを確認するために, 最後にコマンドプロンプトを立ち上げて,

java -version
javac -version

とタイプしてみてください。

java version "1.6.0_18"
javac 1.6.0_18
と表示されれば成功です。

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以上です。おつかれさまでしたー。