川嶋英嗣 小田浩一, 2003/4/13
日時:2003年4月12日 (土) 13:00 - 18:30
場所:杏林大学病院外来棟10階第2会議室
交通アクセス
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外来棟10階へは,外来棟の南側エレベータ(駐車場側、青色)で10階に来
てください.
(敬称略 一部を除いて五十音順)
中心暗点のあるロービジョンの患者は偏心固視あるいは中心外固視をする必要 があるが、対人コミュニケーション状況では相手を正視していないという間 違った印象(髪に何かついてますか?)を与える可能性がある。視線をどちらの 方向にどの程度ずらすのが誤解を与えにくいかを実験的に調べた。上方で3度 くらいまでが安全らしいことが分かった。
読書評価の結果の最適文字サイズとそうでない場合、視距離を決めた場合と 自由にかえられる場合、紙に印刷した教材とPC画面で見るHTML viewerで、 読書速度がどう変化するかを見た。臨界文字サイズを補償し視距離をとってPC 画面に表示するのが最大の効果をあげそうであった。
米国の施設では、年間に500ユニット(ユーザ+犬)を作る規模の施設 もある。規模、volunteerの利用、システムの違い、driveの強いハードな犬指向 など、参考になることが多かった。今後は複数のケアを担当する介助犬、つまり 複合的な仕事をするソフト犬の方向なのではないか?
学芸大学でも視覚障害関係のスタッフを初めて置くことになっ た。California State University, Northridge で開催された障害者に関係した 情報技術の会合の簡単な報告。
Maxwell視を使ったユニークなHMD。詳細は、後ほどwebで公開される予定。 公開されたときにここにリンクを作ります。
患者の立場から、拡大(読書)器の導入、利用法の指導方法を5年ほど実践 してきた。のべ1,000人の経験から、述べた。 演者には、 「拡大読書器であなたも読める!書ける!―選び方・使い方のポイント」 という著書があり、拡大読書器はたくさんのロービジョンの人を 救うことができるすばらしい装置(でないものも売られているが)、 利用法や選択方法などのソフト・情報が流通していないために 死蔵されているものが多いのが「とてもくやしい」としながら、 森田流のソフトを紹介した。
安藤 伸朗@済生会新潟第二病院眼科
「障害の受容」
小林 章@国立身体障害者リハビリテーションセンター学院
「視野狭窄をもつロービジョン者に対する文字認知訓練の事例報告」
新井 千賀子@国立特殊教育総合研究所
「最近の特殊教育についての資料」
萩野 美有紀@ぎゃどぺかどる/ユニバーサルデザイン
「箔押し技術のフォアフィンガー試作品」